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中古住宅ほど気にしなければならない有害物質のホルムアルデヒド?!

住宅由来の健康被害である「シックハウス症候群」。

これは、新建材の使用や気密性の高まった住宅の室内に人体に有害とされている代表的な物質「ホルムアルデヒド」等が充満したり、汚染した空気を吸引することでめまいや頭痛、のどの痛みなどの症状があらわれる体調不良のこと。

したがって、住宅を購入しようとするみなさんが特に気になる分野でもあるかと思います。

ちなみに、最近の建物は2003年の建築基準法の改正により、有害物質の発散量が少ない建材を使用しなくてはならなくなったことから、ホルムアルデヒドの簡易計測を実施しても極端に高い数値が検出されることはほとんどありません。※ホルムアルデヒドの室内濃度指針値は100マイクログラム/立方メートル (0.08ppm)

では、どういった建物でこの「ホルムアルデヒド」が高い数値で検出されるかというと、建築基準法が改正される2003年以前に建築された中古住宅に集中しています。

なお、シックハウスに該当すると思われる症状は1980年代ころから報告されていますが、1955年ころから始まった高度経済成長期の住宅にはたくさんの新建材が使用されていたことから、この年代に建てられた住宅からは数十年たった今でもたくさんの有害物質が建材から発散し空気を汚染しているため、中古住宅の購入をお考えの際は新築住宅以上に注意しなくてはならない場合がありますのでご注意を。

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