兄弟喧嘩、止めるべき?
記事を選んで頂きありがとうございます。
りゅうたんです。
子育てにおいて兄弟喧嘩は避けられないものですよね。
一時期兄弟喧嘩がひどくて私は悩みました。
家が賑やかなのはいいけれど
毎日耳にする喧嘩の声に疲れてしまう
お母さんも多いのではないでしょうか?
結論からいいますと私は
兄弟喧嘩を無理に止める必要はないのではないかと思っています。
むしろ、喧嘩を通じて子どもたちはたくさんのことを学んでいくのです。
私の考えを書いていきたいと思います。
兄弟喧嘩の本当の意味とは?
兄弟喧嘩は「家族の心理的な距離が近い」からこそ起こります。
家の外では友達や先生に対して我慢や遠慮をする子どもたちですが
家では心が解放され、自分の感情をそのままぶつけられる場所となります。
つまり、喧嘩ができるというのは家族関係が近い証拠でもあるのです。
喧嘩を通して子どもたちは以下のようなスキルを身につけていきます。
手加減の仕方
喧嘩の終わらせ方
相手との距離感の取り方
自分の感情を整理する方法
喧嘩をする中で、子どもたちは自然と社会性を学び
人間関係を築く力を育んでいきます。
親がすべきことは「立ち入らないこと」
基本的には、兄弟喧嘩に親が介入しないのがいいと思っています。
理由は簡単で、親が入ると「どちらが正しいか」を
ジャッジすることになり
子どもの関係性にひずみを生む可能性があるからです。
以下のような場合には安全のために介入が必要です。
武器を持ち出すなどの危険な行動が見られる
怪我につながるような喧嘩をしている
この場合も「理由を説明して諭す」のではなく
即座に体で止めることが大切です。
ヒートアップしている状態では理性が働いていないため
言葉で説明しても効果は期待できません。
兄弟喧嘩に隠れた「嫉妬心」に寄り添う
兄弟喧嘩の背景には
親への愛情の取り合いや嫉妬心が隠れていることが多々あります。
特に年の近い兄弟姉妹の場合
お互いをライバル視してしまうことがあります。
上の子を特別に扱う時間を意識的に作ることが効果的です。
お母さんと二人だけの秘密を作ることです。
うちの場合は
「このお菓子、妹にはあげないからあなただけにあげるから、内緒ね」と
ばれないようにやっています。
妹が先に寝た場合は布団の中でじっくり話すようにしています。
上の子が「自分は愛されている」と実感できると
下の子に対して少し余裕を持てるようになります。
小学生以降の喧嘩はどう対応する?
小学生になると、喧嘩も本格的になりがちです。
時には大声での言い合いや
激しいぶつかり合いに発展することもあります。
ルールを事前に決める
物を投げたり、顔を叩いたりするのは禁止。
怒りの理由を冷静に伝えることを推奨。
喧嘩の後のフォローをする
親自身の感情を伝える。「お母さん、うるさくて疲れちゃったから、静かにしてくれると助かる」と伝える。気をそらす
喧嘩が長引くようなら、うちではカードしよう、お風呂入ろうなど気をそらすようにしています。
注意すべきポイント
「お兄ちゃんなんだから」や「お姉ちゃんなんだから」を使わない
この言葉はプレッシャーとなり、逆効果になることがあります。
自分の成長を感じられる環境作り
上の子が「成長している」と実感できれば、下の子への意地悪も自然と減少します。
兄弟喧嘩は「成長の場」
喧嘩をすることで、兄弟はお互いを知り
人との関わり方を学びます。
そして、喧嘩をした後には仲直りをする方法も身につけていきます。
親はその過程を見守りつつ、
必要な時だけ手を差し伸べる存在であればいいと思っています。
兄弟がいるからこそ学べる「人との関わり方」
これを子どもたちが身につける大切な機会として
ぜひ温かく見守ってあげてほしいです。