親知らずを抜いた話

 昨日1月25日、私から見て左下(皆様から見て右下)の親知らずを抜きました。

 実はこのところ、歯医者さんって何年かおきにしばらく通う、というような不届きな通い方をしていて、昨年4月の大阪市会議員選挙終了後からまた通い始めているのですが、その中で昨年末に医師から「親知らずが横向きに生えていて、どうしても歯が磨きづらく、隣の歯との間が虫歯になりかかってるし歯茎の炎症などもある。そろそろ抜いては?」とのご提案を受けたのでした。

 実は数年前に転居前の別の歯科でも「親知らずを順に抜いたほうがいいのでは」との提案を受けていたのですが、その際は左上の1本を抜いたきりになっていたのです。
(会社分割や合弁会社設立を控えて仕事が徐々に忙しくなっていたし、医師から「下の親知らずは神経と絡んでいる場合があり、場合によっては抜歯後に随分長いこと痛みや後遺症が出る場合もあるため」と正しく情報提供を受けておじけづいたこともあって)

 ちょっとだけ悩みましたが「どうせ放っておいても虫歯になったりするのならいっそちゃんと処置しよう」と思い、抜歯を決意。そして昨日抜歯に至ったわけです。

 表現が難しいのですが、もっとガッツリ歯をたたき割って無理くり抜くような感じなのかと思いきや、工具で丁寧に(麻酔で痛みはないけど歯に響く振動はいい気持ではありませんが)歯を分割し「おっ」と思う間もなく歯が抜けていたのでびっくり。今のところ、抜いたところの激しい痛みもありません。これで次の選挙に向けて1つ憂いがなくなった感じです(抜糸は来週ですからまだ処置は終了していませんから気が早いし、そもそもこんなことで憂いが1つ無くなるなんてなめてんのかと言われそうですが)

 それにしても。先日あるカフェで一緒になった高齢の方から「自分の歯は大事にしないとだめよ。入歯だとやはり自分の歯と同じようには噛めなくなるし、味覚も変わるわよ」と言われ「まさにその通りですよね」と思うのですけれども、子どもさんの口腔崩壊や、おとなでも比較的若くして自分の歯の多数を失っている方を見かけると、もっと行政でもできることがあるのではないか、と思わざるを得ません。

 例えば「無料低額診療」という制度がありますが、淀川区には歯科で「無料低額診療」を使えるところがありません。また、大阪市の子ども医療費助成制度は1回500円までは支払わねばなりません。国民健康保険の一部負担金(自己負担)減免制度も、大阪市では適用事例が極めて少ないのが実情です。

 医療費負担を将来に渡って削減するためにも、もちろん、何よりも各自の健康な人生をサポートするためにも、歯科にまつわるサポートはもう少し手厚いものであってほしいと思うものです。

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