8月4日付『みなとニュース』(盲導犬は信号が分からない!/今、命を救うために/その一言の結末は?)
みなと隆介の近況:盲導犬は信号が分からない!
あちこちで盆踊りや夏祭りが開催されています。今年こそ淀川区内全ての夏のお祭りに足を運ばせていただくべく自転車を漕いで西へ東へ南へ北へ。どの会場も大盛り上がりで、ご準備や片づけに尽力されている地域の皆様には頭が下がるばかりです。熱中症にはくれぐれもお気をつけいただき、全てのお祭りがつつがなく盛況のうちに終了しますように!
さて、7月28日はそんなお祭りの合間を縫って京都へ。前職でご縁のあった団体様による「盲導犬のためのチャリティーコンサート」へ。エレクトーンの素晴らしい演奏の合間に盲導犬についてのお話を聞くことができ、新たな発見や、思い起こしの機会を得られます。そのお話によると「盲導犬は信号の仕組みを理解できない(色を見分けられない)」のだそうです。ですから、目の不自由な方は周囲の方の動きや車の音などを耳で聴いて信号を渡る判断をされるのだそうです。
特に信号などでは、少しの勇気を出してお声かけすると当事者の方も安心されます。私も改めて心がけたいです。
と同時に、例えばホームドアの設置加速や防災に関する取組など、目の不自由な方も含めて安心できる仕組みの充実が急がれることを改めて思います。
みなと隆介の視点:今、命を救うために
連日の「災害」ともいえる暑さ。そして災害とも言える暑さがもはや「日常化」している昨今。大阪市内でも熱中症で高齢のご夫婦が室内でお亡くなりになるなど悲しい事案が起きています。ご自身でエアコンの適切な利用や十分な水分補給を、まずは実施してください。物価高ではありますが、体調を崩せば余計にお金がかかりますし、何よりも「命あってこそ」です。
同時に家族や地域での声かけも重要です。エアコンを使わないことはもはや美徳ではありません。「エアコンを使わずに熱中症になられたら困る」くらいの厳しいお声かけでちょうどいいかもしれません。
一方でご家族のおられない方や地域とのつながりが薄い方はどうすれば?地域も高齢化する中で民間では全ての家庭に対応できません。電力の使用量の変動から「見守る人」に一報を入れるサービス、LINEを利用して定期的に安否確認するサービス、、、様々なサービスの活用を拡大することなど、行政には命を守る本気度が試されています。
ゲイの当事者として考えてきたこと:その一言の結末は?
地域のお祭りでは大勢のこどもたちが楽しそうに遊んでいます。そんな子どもたちを眺めながら、この子たちの中にも必ず当事者がいるなと思ったりします。子どもたちの抱える困難は様々で、性的指向や性自認に関わるものばかりではありませんが、ゲイの当事者としてはやはり気になります。
家族で過ごす時間が増える夏休み(に限らずですが)、ご家族の皆様、どうぞ性的マイノリティを揶揄するようなご発言は止めてください。大げさでなくその一言が当事者である子どもたちを絶望に突き落とします。
孤独を感じた子がSNSを通じて性犯罪などに巻き込まれることもありうるし、自らの命を粗末にすることもありえます。その一言の結末をぜひ考えてみてください。
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