地震雷火事おおやじ

林竜佑です

地震雷火事親父という言葉をみなさんはご存じでしょうか?
きっとどこかで聞いたことがあると思います。

聞いたことがある理由は様々だと思いますが、
僕はこんな感じだった記憶です。
「この世にはどうにもできないほどの恐ろしいことがあるんだぞ。それが地震・雷・火事、そして親父だ」

は?親父?
うちの親はそんな感じじゃないけど、ドラマとか昭和な感じだとそうなのか。
地震、雷、火事は確かにどうもできなさそうだな。

そんな感じでずっと思っていたのですが、
どうやら昔は親父ではなかったらしいのです。


小さい頃から聞いていた言葉ということもあり、
もはやなんの疑問も抱いていませんでしが
よくよく考えるとそりゃそうか、そこに親父が並ぶわけないですよね。

じゃあ何が来るのかというと「大風(おおやじ)」だそうです。
大風はおそらく台風のことかと思われます。

地震・雷・火事・大風

この字面を見ると、自然災害で人間の手にはどうにもできない恐ろしいものが並んでいるように見えますので、
めちゃくちゃ納得です。

そこから大風(おおやじ)が訛って「おやじ」になり「親父」になったようです。
色々調べていると江戸時代からすでに親父という表記もあるようで、
そもそも一体いつから使われている言葉なのか。
そして僕が思うのは、ダジャレで親父と言ったのが面白くて広まって、いつしか親父が元からの言葉と認識されるようになったのではないかということです。

昔はおそらく自然災害に対する注意喚起の意味も込めて使われていた言葉なんだと僕は思っています。

今となってはダジャレのようにしか聞こえませんが、語源を知ると面白いですよね。

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