刀・鍛冶にまつわる日常言葉
林竜佑です。
先日友人と会話してる時に久しぶりに「とんちんかん」という言葉を聞いて、そういえば刀とか鍛冶関係が由来の言葉で、日常でよく使うものいっぱいあるよなーと思い出したので、
いくつかまとめていきます。
こちらのページを参考にさせて頂きました。
まずは刀の制作工程時の言葉です。
相槌を打つ
「相槌」とは、刀工が刀剣を鍛造するときに、師が槌で打つのに合わせて、タイミングよく弟子がもうひとつの槌で打つこと。この交互に刀剣を鍛える相槌が、現在では相手の話にタイミングよく反応することを指すようになった。
とんちんかん
漢字で「頓珍漢」と書きますがこれは当て字で、
「とんちんかん」の語源は、刀剣を鍛造する際に、鉄を打つ音から来ています。師の刀工が槌を打つ合間に弟子が相槌を入れます。その相槌のタイミングが悪いと「トンチンカン」とずれた音がすることから、物事のつじつまが合わないことや、間が抜けた言動を指す言葉となりました。
友人と話している時に相槌がなかったら、話を聞いているのか不安になったり、自分の話が面白くないのか不安になりますよね。
それに相槌がとんちんかんだと、これまた話を聞いてないのかと不安になります。
この2つは刀を打つ時の言葉ですが、これだけでも普段よく聞く気がしますね。
それに加え参考にさせて頂いたページでは、
刀の製作工程から来た言葉で以下の2つも紹介されています。
・付け焼き刃
・焼きを入れる
その他に紹介されている言葉の一部をここに抜粋します。
・土壇場
・鎬を削る
・切羽詰る
・そりが合わない
・抜き打ち
これらも刀や鍛冶が関係する言葉だったんですね。
そういえば
「元の鞘に収まる」という言葉も刀から来ていると
どこかで耳にしました。
普段何気なく使っている言葉の由来を知ると面白いですよね。