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1人で背負う

 私は福祉系の大学の大学4年生であることは「はじめまして」で書かせてもらったが、当然ソーシャルワークについても勉強している。
 その中でジェネラリスト・ソーシャルワークの分野で多職種連携というものがある。多職種連携とは簡潔に説明するとソーシャルワーカーや弁護士、医師など専門性の異なる職種が互いに連絡を取り協力しながらクライエント(利用者)の課題解決に向かってクライエント(利用者)をケアすることを指す。

 私はこの多職種連携というものに対して憤りを隠すことができない。何故ならこの多職種連携は上手くいく前提で説明されているように感じるからだ。
 この多職種連携に関わるのはAIやロボットではない、人間である。人間である以上価値観や考え方は違うだろうし、そもそもお互い違う専門職であるからそれぞれの経験も違う。だから、衝突や対立は起きても可笑しくないしむしろ当然まである。
 しかしながら、多職種連携について学ぶ時には衝突や対立が起きるかも知れないというデメリットについて学んだ覚えはない。

 多職種連携というシステムが機能不全を起こすことで一番被害を被るのはそこに携わる専門職ではなく、利用者であるクライエントである。だからこそ多職種連携が上手くいく前提で物事が進んでいることに対して私は無責任と考える。

 私は今社会福祉士の資格取得に向けて国家試験対策を進めているが、私は就職してからも行政書士、司法書士、社労士、そして最終的には弁護士の資格取得を目指している。
 何故ここまで様々な国家資格の取得を目指しているかと1人で多職種連携を行うことが可能になる為多職種連携のシステムの機能不全が起こることがまずありえないからである。勿論医師や看護師などとは連携する必要はあるがそれでも連携しなくてはならない存在はかなり減るので先述の多職種連携のシステムの機能不全は起こりにくいと考える。
 何よりクライエントに様々な専門職の分野の見識を持つことでより一層丁寧に関われると私は思う。あくまで私の支援者としての理想像ではあるがあながち間違いとは言えないのではなかろうか。
 

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