副業の”勝ち組”と”負け組”を分ける「正しいポートフォリオ」の作り方

 動画編集スクールAIM Creators College代表の鴻池溜佑と申します。

 私は早稲田大学政治経済学部在学中に動画制作を独学で学び、たくさんのクライアントさんと関わらせていただき、ありがたいことに月収100万円以上コンスタントに稼げるフリーランスになりました。現在は動画制作スクール業と動画制作業を展開しています。

 累計動画制作本数2000本以上、起業から2年で年商1億円に到達、言葉通り「動画編集で結果を出した」タイプの人物と言えるかもしれません。

 これまで、現場・マネジメント・編集者育成と動画編集のあらゆる分野を一通り経験した私だからこそ語れる、動画編集に限らない「すべての仕事で稼げるようになるための仕事術」をご紹介します。

■副業でスキル以上に大事なこと

 副業で動画編集を始めると、こんな悩みを抱く人は少なくありません。

・営業しても案件が取れない
・取れても低単価で疲弊してしまう
・応募の時点で募集から落ちてしまう

 こんな状況になってしまうと、せっかく技術を身につけたのに収入も上がらないし、案件が獲得できずに営業弱者になります。

 最悪の場合は、お金と時間を費やした動画編集を諦めてしまうなんてことになってしまいます。

 このような案件が取れない人のほとんどの原因はどこにあるのでしょうか。

 答えは、ポートフォリオです。

 正しいポートフォリオの作り方を理解していないと、いつまで経っても、どれだけ技術を磨いたとしても案件が取れない状態に陥ってしまいます。実は副業はスキルだけではなく、正しいポートフォリオがあってこそ成り立つもの。

 そこで、今回は正しいポートフォリオを作るためのコツについて、解説していきます。 

■ポートフォリオとは

 皆さんはポートフォリオと聞いて、どういったものを思い浮かべるでしょうか。
 
 ポートフォリオとは、営業時にクライアントに見せる実績のことです。自分の編集技術を知ってもらうための手段になります。

 ポートフォリオの形式は様々です。一例を挙げると下記のようなものがあります。

共通しているのは相手に自分の技量がわかるものであるということです。

ただし、将来的に目指すべきところは「過去に制作した動画のURLをまとめること」です。

実績だけで他のクリエイターと差別化できたら最強ですよね。

 続いて、ポートフォリオを作るための具体的なコツを5つ紹介していきます。

■ポートフォリオを作るためのコツ①:型を絞る

 ポートフォリオの型にはどのようなものがあるでしょうか。

 ポートフォリオの型は大きく2種類あります。イメージ動画と自己紹介動画です。

 型の一つ目はイメージ動画です。イメージ動画は、クライアントが求めているジャンルの動画を自分が編集した場合に、どういう動画になるかをイメージさせるための動画です。

 イメージ動画の作り方は下記の通りです。

 ポイントとしては、ただ完全にまねるのではなく、テロップのレパートリーを増やすなど自分なりのアレンジを少し加えること。

 これにより、既視感とオリジナル感の両方を見せることができるのでおすすめです。

 演者の素材は自分で撮影するか、無料の動画素材サイトからダウンロードすることで準備することができます。準備した演者の素材にテロップ、SE、BGMを追加して作成してみてください。

 型の二つ目は自己紹介動画です。自己紹介動画は、その名の通り、自分の経歴、使用ソフト、強み等を自分のことについて口頭で説明する動画です。

 自己紹介動画は一時期流行りましたが、おすすめできません。

 なぜなら、ポートフォリオでクライアントが見たいのは「どういう動画を作ることができるか」だけだからです。それ以外の情報は全部文面で表現すれば良いのです。つまり、動画でしか伝えられないことだけにフォーカスしてポートフォリオを作ることが重要です。
 
 従って、ポートフォリオの型は自己紹介動画ではなく、イメージ動画の方が相手に編集技術を伝えられるのでおすすめです。

■ポートフォリオを作るためのコツ②:狙い撃ちをする

 狙い撃ちとは一体何をすれば良いのでしょうか。それはクライアントごとに送る動画を変えるということです。

 例えば、ビジネス系の募集に対して、エンタメ系の動画を送っても噛み合わないので、クライアントが求めているイメージ動画を送らなければなりません。
 従って、予めジャンルごとにイメージ動画を作成しておき、クライアントごとに送る動画を変えていくのがおすすめです。

 クライアントはプロフェッショナルに動画制作をお願いしたいと思っているので、相手が求めている動画を送り、安心感を高めてあげましょう。

 では、優先的に作成しておくべきジャンルとは一体何なのか。

 それはビジネス系、エンタメ系、美容系です。これらのジャンルは市場規模も大きいですし、チャンネル数も多いので、事前に動画を作成してから営業に臨みましょう。

■ポートフォリオを作るためのコツ③:不要な情報は徹底的に省く

 営業の際に自分のことを知ってもらいたいがために、全てを盛り込もうとしていないでしょうか。

 これは逆効果です。なぜなら、クライアントがポートフォリオで知りたいのは、「編集技術」のみだからです。

 編集技術は動画で、それ以外は全て文章で伝える。この棲み分けをしっかりしておくと、よりすっきりしたポートフォリオ、営業文になります。

■ポートフォリオを作るためのコツ④:おしゃれサイトは不要

 ポートフォリオと聞くと、自分でオシャレなサイトを作って、そこに過去の実績を羅列しているものを想像する方も多いのではないでしょうか。

 しかし、このようなおしゃれサイトは不要です。

 なぜなら、お互いに工数がかかるからです。自分がサイトを作る工数と、クライアントが目的の動画を探す工数がかかってしまいます。実績を後悔する際は、YouTube限定公開にその動画をアップロードして、そのリンクをクライアントに送るだけで十分です。その方がクライアントの工数もかからずに済みます。

 クライアントは何十人の営業文を見ないといけないので、その工数まで配慮ができない人はどれだけ技術があっても案件獲得は難しいです。

 従って、過去の実績を見せる際はクライアントの応募のジャンルに合わせて、限定公開されたリンクを説明文を添えて1~2個だけ送るようにしましょう。

■ポートフォリオを作るためのコツ⑤:伝え方にこだわる

 営業は同じことを伝えるにしても、伝え方一つで大きな結果の違いを生みます。

 例えば、イメージ動画を送る際にも、どこを工夫したのかを営業文にしっかりと明記することで、イメージ動画の開封率も高まります。

 要は、その募集のために頑張って動画を制作したことをしっかりとアピールし、熱意を伝えることで、相手も喜んでくれます。一番効果的なのはクライアントが提示してきた参考動画に寄せて動画を制作することです。

 しかし、それをやるにはかなりの工数がかかってしまい、1件1件やっているようでは、営業件数を稼ぐことができなくなります。営業は100件応募して3件成約するくらい、断られて当たり前の世界です。

 したがって、絶対取りたい勝負どころの案件の時にはそのように一手間を加えてあげるのがおすすめです。

■営業に必要なマインドセットとは

 最後にもっとも重要なことをお伝えします。

それは、営業は断られて当たり前だということです。100件応募して3件成約すれば良いという世界です。ポートフォリオをしっかり作ったとしても、その前提を忘れないようにしましょう。そうすれば、挫折することもなくなります。

 しかし、なぜ案件が獲得できなかったのかは毎回原因をしっかりと分析し、改善を繰り返さなければなりません。

 今回の記事で学んだことをしっかりと取り入れた上で、常に改善を繰り返して営業の成約率を高めていきましょう。

 とはいえ、自分ひとりで分析と改善を繰り返すのはなかなか骨の折れる作業かもしれません。

ー自分が本当に合ってるか不安…
ー一人で継続できるかわからない…
ー経験もないし…

こう思っていると思います。

もし本気で動画編集に挑戦したい!と思ったならば、
ぜひAIM Creators Collegeを選択肢の一つとして検討してみてくださいね。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。

またお会いしましょう。

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