キャリアにおいて自分が何者であるか
今日はとある本を読んでる中で、書いてあった話題について。
仕事をする
皆それぞれ学業を終えたら、会社に就職するなり自分で事業をやるなりで仕事をすると思う。
色んな職業があって、楽しい仕事だなと思えることもあれば、嫌々やってる人もいるかもしれない。
そんな中で大半の人が思うことが、
「安定したい」「稼ぎたい」「キャリアアップしたい」...etc
ということである。そしてこれらの意味は全部お金が欲しいこととほぼ同義である。
そんなこと思わねえよと思う人はいると思うが、お金は欲しくないという人はいないはずだ。
そんな願望を満たすために、またある程度の水準を満たした生活をするために大事なことがある。
それが、自分が何者であるか語れる、ということである。
語れるということは自分のポジションを分かっているということ
キャリアを歩む上で自分がどんな仕事をしてきてどんな経験をしてきたか、その結果自分がどんな存在になったか、それがちゃんと分かれば職を失うことはないという話。
そのようなアイデンティティ・キャピタルは何個でもいい。教師の資格を持っているけど、会計の仕事していて、副業で大家さんをやってるでもいい。
いやこんなこと誰でも分かっている。確かに皆知っていると思う。
でもこの記事は実は30,40代というよりは、20代に向けて書いたのだ。
20代は常に模索している
大学を経て自分は今何をしたいのだろうか。
ふわっと企業に就職したものの、自分はこんなことをやりたかったのではない。
そういってすぐに会社を辞めて、実家で引きこもる。
自分はまだやりたいことを見つけてないからフリーターをしながら探すと。
最近はこう言った話をよく聞くのではないだろうか。
年上の大人からは、「今時の若者は何をしているんだ」と。
ただこの現象は時代が生んだものだと思う。
昔は良い大学を出てすぐに就職。20代で結婚をして子供ができて、20代の内には家を持ちたい。そうして出来た家族とローンのために毎日仕事に従事する日々。そんなことが当たり前だった。
そんな中で自分がやりたいことなど考える余裕もなかっただろう。
しかし今は晩婚化が進み、早く結婚したいという人は減り、ネットが普及したおかげで大体家で完結してしまうこの時代。
一人でいる時間も多いからか、ふと考えてしまう。
自分は何をしたいのか、どんな人生を送りたいのか。
そんな中で20代は自分探しという時間を放浪するわけだ。
そしていつの間にか30歳ということにもなりかねない。
別に若者の悩みを聞いてほしいとかではない。いつの時代にもその時代の若者の悩みというのがあると思うし、今の時代の若者にとっては、上述したようなことが当てはまったというだけのことだ。
そこで今の若者に大事にしてほしいのが、自分が何者であるかということ。
アイデンティティ・キャピタル(時間をかけて身に着けたスキルや経験)を身に着けてほしい。
年々平均年収が減るとともに、最近は不景気だ。
自分探しをしている間にもう這い上がれない所まで来てしまった...とならないように、「手に職をつける」という考え方を今だからこそ大事にしてほしい。
そして自分が何者であるかと語れるようになった時、また一つ自分について分かるようになるはず。
↑ 上手いこと言った気になってます。
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