読者による文学賞の二次選考で受け持ったタイトルの紹介
2019年度の読者による文学賞で、私は二次選考を担当しております。私が担当したのは10冊で、いずれも読んでいない本ばかりです。
限られた時間の中(約1ヶ月間でした)で、通常のペースよりも速い感覚で読書をするのは初めてですが、やるからには一生懸命読んで、悩んで、感想を書いていきますので、楽しんでいただけたらと思います。
もちろん、私は普通のサラリーマンなので書評を得意としているわけではありません。ですので、見当違いのことも書いてしまうかもしれませんし、読んでいる方をイライラさせてしまうかもしれません。
読者というのは、100人いたら100通りの解釈が存在すると思っています。どうか生暖かい目で見守っていただけると幸いです。
それでは、私の担当する10冊です。
本のタイトル (出版社) 作者名
①滴水古書堂の名状しがたき事件簿 1
(講談社) 黒崎 江治
②Unnamed Memory 1 青き月の魔女と呪われし王
(KADOKAWA) 古宮 九時
③三体
(早川書房) 劉 慈欣
④魔眼の匣の殺人
(東京創元社) 今村 昌弘
⑤オカルトちゃんねる
(KADOKAWA) lpp
⑥ブリタンニア物語
(文芸社) 十織
⑦うつせみ屋奇譚 妖しのお宿と消えた浮世絵
(KADOKAWA) 遠藤 由実子
⑧スズメの事ム所 駆け出し探偵と下町の怪人たち
(文藝春秋) 朱川 湊人
⑨ボーズ・ミーツ・ガール 1 住職は異世界で破戒する
(講談社) 鵜狩三善
⑩オーバーストーリー
(新潮社) リチャード パワーズ
以上の10冊です!
この10冊は、今回の候補作品の中から、自分が読みたい本を一次選択として15冊選択し、他の選考者の方の希望とすり合わせて、その後二次選択を経て私の担当作品となりました。
純粋に読むことは楽しみなのですが、その中でも普段はたぶん買わないようなタイトルも含まれていますので、自分の読書スタイルにどんな影響を与えてくれるか、ということも楽しみです。
他の選考者の方もおっしゃっていますが、読書好きの方が2019年の出版された本の中から「この1冊!」と選んでくれた本ですので、どれを読んでも面白い本ばかりだそうで。
嬉しい悲鳴ってやつですね。
選考者は読んでいる段階では「面白い」とか「すごく楽しい」とか感じますが、この10冊の中から最終選考に進む本を選ぶために読み進めるのです。推薦してくれた方が面白いと言っている本の中から1冊にしぼる必要があるのです。
選ぶ段階になると、悩んで迷って胃が痛くなるんです。。。
それでも、読んでいるときは楽しみしか感じません!
読者による文学賞のHPに掲載されるレビューとは別に、もう少し「濃い」レビューをnoteにもあげていきますので、そちらもお楽しみいただけると幸いです。
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