ちょうどいいところを目指す社会|ドーナツ経済学|前編
こんにちは。流水です。
今回は、わたしが最近気になっていることを、まとめていこうと思います。
これまで、わたしが色々考えてきたことと、うまく説明してくださっている理論がドーナツ経済学というものでした。内容をわかりやすく、ご紹介できればと思います。
ドーナツ経済学のドーナツとは
地球資源の使い方について、3つの段階があると考えられています。
円状に広がっていくのでドーナツ経済と呼ばれています。
様々な要素がありますが、
例えば、識字率や判断能力が高くないと投票もできないなど、教育、政治と連動していることもありますよね。
それぞれの要素で統計を取って、ドーナツの中心から見た時に、
・食糧:まかなえている国とそうでない国がある。
・教育:教育水準の高い国と達成していない国がある。
このような概念の図を、ドーナツの形で表しています。
行き過ぎたものだと、水質・大気・生物的多様性、エネルギーが過剰に突き抜けているなど、があります。
本に書かれている詳細な図では、
「ちょうどいいところ」(人類にとって安全で公正な範囲)に収まっている要素は少なめになっています。
また、
地球全体をすべて正確なデータで表すのは、かなりチャレンジなことなので、すべてが正確に表している、とは一概には言えないなとも考えています。
ちょうどいいところがある
ですが、わたしが、今回、みなさんにお伝えしたいなと思っているのは、
どこの要素が正確か、達成しているか、否かというよりも
わたしたちにとって、「ちょうどいいところ」(人類にとって安全で公正な範囲)があるということです。
本はかなりボリュームがあって、
『ちょうど真ん中の「人類にとって安全で公正な範囲」にいるにはどうしたらいいか?』ということが細かく書かれています。
どうしたらいいか?として書かれていることは、
みなさんもすでに知っていることも多く、そうだよなと納得することが多かった印象です。
ただ、国や地域によって事情が違うので、難しい部分もあるよなと感じました。
各項目を、細かくみていくというよりは、
「われわれが上手に生きていくには」、という観点でみていくことがポイントです。
つまり、
「ドーナツ部分に入るよう、調整しながら生きていくが、人類がうまく生きていく方法」なんだ、というように捉えていくと、いいのではと思っています。
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