承認欲求を上手に満たすには(前編)
承認欲求の必要性
(麻和実さん)
流水さんは承認欲求を抑え込もうとするところがあるんですね。
まずは、承認欲求の必要性について考えてみましょうか。
自分以外の他者に認められたいという欲求は、 幼少期からあるものです。
赤ちゃんがお母さんのお腹の中から外に出て外界に触れる時に、初めて自分の肌を認識します。
お母さんのお腹の羊水の中にいると暖かかったけれど、外に出ると寒いという感覚があります。
寒いっていう感覚は皮膚の表面で起きるから、ここまでは自分で、この寒いのは自分ではないという区別が出てきます。
生まれた時はへその緒で母親と繋がっていますが、そのつながりも切られます。
自分と他者の分離を経験するわけですね。
一緒にいること(=統合)は安心に 繋がりますが、生きていくためには分離、自立も大切になってきます。
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