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佐藤千亜妃 - 線香花火 feat.幾田りら

2023、ザ・サマーアンセム。
佐藤千亜妃「線香花火 feat.幾田りら」がめちゃくちゃ良くてエンドレスリピートしてる。

佐藤千亜妃さん。2019年に活動休止したロックバンド・きのこ帝国のヴォーカル、って言っても通用しなくなってきたかもしれない。俺はきのこと聞くと帝国ではなくて「おなごはみなキノコが好きなのだ」が思い浮かぶようになってしまった。

きのこ帝国の活動休止後、ヴォーカルの佐藤千亜妃さんがバンドの音楽とはまるっきり対極にあるような、宇多田ヒカルリスペクトむき出しのソロワークやってることにはちょっと興味があったりして。
リリースはたまにチェックしていたのだけど、グッと引き寄せられたのは今年はじめに出たEP「TIME LEAP 」。

そして、さらに決定的だったのがこの曲なのである。

YOASOBIのikuraこと幾田りらを客演に迎えたこの曲。
佐藤千亜妃の書く曲って、1回目では軽いジャブくらいに留まるのだけど、妙に心地よい余韻が残っていて2回、3回とリピートしてしまう。4回目くらいになると完全にお気に入りになってしまっている。そんな曲を書く人だと思っている。「線香花火」もまさしくそんな感じ。低音イケメン(?)ヴォイスの佐藤さん×高音伸びやか&爽やかヴォイスの幾田さん、2人の相性も最高。

節まわしと歌詞も良い。
「線香花火」は夏に始まる恋の歌。
凝った言葉が使われているわけではないのだけど、使い古されたとも考えられるワードを当てはめて、これほどフレッシュに響かせるのはなかなか難しいのではないかと思う。「嗚呼」の置き場所も最高。

キラキラと輝いて 嗚呼
膨らんで溢れ落ちた
この夏を終わらせないで
ほら もう一回火をつけよう

ぶっちゃけさ 君のこと 嗚呼
ずっと前から見ていたんだ
ひと夏で終わらせないで
さあ 何回も火をつけよう

イヤフォンで聴くと低音がめちゃくちゃ来ることも追記しておく。


レコーディングとMVのBehind The Scenes。
僕は「黒髪ボブの女子は至高の会」の会員でありますが、「ポニテ女子は最高だと思う会」の会員も兼ねているので、このMVにおける幾田りらさんはとても良いです。


んで、6/28に「線香花火」をリードトラックとしたアルバムも出ました。
アルバム「BUTTERFLY EFFECT」のトレイラーです。
言わずもがな素晴らしい。


アルバム収録曲のMVたち。


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