羊文学 - OOPARTS / LÜCY & 羊文学 - OH HEY
完全にやられている。
羊文学である。
実はですね。ちょっと羊文学への感情が大きくなりすぎていて、うまく処理しきれなくなっておりまして。ここ10年くらい、突発的に特定の邦楽アーティストを急激に好きになることが何回かあるのだけど(「で」とか「な」とか「お」とか / 古くは「P」もかな。)、その最新ヴァージョンだこれ。ひさびさに来たんよ、ドはまりってやつです。なので、メジャー2ndアルバム「our hope」のレビューとかをいろいろ計画しているんだけど、書きたいこと調べたいこと語りたいことありすぎて簡単にポンと出せる状況じゃなくなっているので、とりあえず最近リリースされた2曲(MV/楽曲)のことを書いておきたい。ジャブ的に。
◆「OOPARTS」
アルバム「our hope」の核ともいえる楽曲「OOPARTS」のMVが5/20に公開されております。この曲ではバンド初めてとなるシンセサイザーを本格的に導入。3ピースならではの抜け感が魅力的だった羊文学の楽曲における「良い意味での空白」を埋めてくる行為で、大胆でもあるけれど、これが上手くハマっている。3人の「名演」が光るMV、そして宇宙へと手を伸ばす歌詞もすてき。語り尽くせない・・・・。
◆「OH HEY」
台湾のシンガー、LÜCYとのコラボレーション曲「OH HEY」が5/18に配信リリースされております。LÜCYにお誘い頂き、リモートセッションを通じて完成したというこの曲がまた、ほんとに素晴らしい。元曲はLÜCYさんなのかな。羊っぽくもあるけれど、少し表情が違う感じで、より海外のインディロックに近いという印象。twitterで(レーベルでいうと)Dirty Hitぽいていう意見があったけど、そうかも。4ADよりDirty Hit。このテイストでEPでもいいから一作つくって欲しいくらいに良い。基本英語詞と思いきや唐突に歌われる日本語詞がまたエモし。いとエモし。
羊文学について触れたのはnoteではこの記事ははじめてだけど、
note始める前にやってたblog「Fox&Kitten」で1回だけ取り上げていた。・・・んだけど、2016年!まだモエカさんが「はいじ」と名乗ってた頃ですよ。ドラムのフクダさんの目が開いているし、ベースはゆりかさんの前の人ですね。肝心の動画が削除されているけど、初の全国流通盤「トンネルを抜けたら」収録曲「春」について書いている。で、これ以来ずっとノータッチだったんですけど、「平家物語」と「光るとき」で急にきた。
羊文学。ひつじぶんがく。 いい名前つけるバンドだなあ。
「文学」 と言うバンド名からの連想もあるけれど、ヴォーカルに文学少女っぽい独特のツヤがある。陰のある色気っつうか。甘ったるいロリータ・ヴォイスのバンドより、やっぱこういうの好きだな。歪みまくったギターをギャリギャリジャリジャリいわすオルタナ・ロックバンド。
きのこ帝国や黒木渚が好きな人はどんぴしゃりだと思います。
陰のある色気。これは健在ですね。
いまはとにかくライヴが観たいゾーンに突入しています。