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【albumreview#3】Courting「Guitar Music」
大当たり。
9/23にリリースされた、Courtingのデビューアルバム「Guitar Music」が素晴らしいです。UKはリヴァプールの4ピースバンド。
まずはアルバムから「Famous」MV。
これ聴いたときは一発でガツンとやられました。近年はあんまりそんな経験できていないので、たまに来ると嬉しいんだよなあ。
ポストパンクや伝統的なブリティッシュ・ロックをブレンドしながら、どこかインダストリアルな方向性も面白い。強烈なカオティック&ノイジーなスパイスは近年のSquidやDry Cleaning、black midiなんかにも相通じるものがある。とにかく引き出しが多くて、飽きさせない。いろいろできるマン。あと、うっすらblurの匂いしませんか?!
かと思えば、あくまでメロディはUKロックの王道を往くんだよね。やっぱりいいメロディラインを書けるっていうのは大きいよ。これはデビューアルバムだし、いまは瞬発力で勝負している感じだけれど、将来的には世界中のひとが口ずさめそうなアンセムすら書けそう。可能性しか感じない。
一聴すると実験的なことをやっているし、非常にチャレンジングな作品なんだけど、そのポップセンスでぜんぶ包み込んで成功している稀有な事例だと思う。
リヴァプールのバンドと言えばやっぱりthe Beatlesだし、80s/90sならThe La's。他にはThe CoralやThe ZutonsなんかのDelta Sonic勢(懐)もいたけれどそのどれとも似つかないサウンドはちょっと驚きでもある。
8曲32分と、さくっと終わるのも好みです。
俺は短いアルバムが好きだ。アートワークも好き!
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