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羊文学 live@TOKYO GARDEN THEATRE,2024/10/3

羊文学みてきました。
2023年のフジロック以来2回目。単独公演ははじめて。

もともと、10/27のZAZEN BOYSの武道館いきたい!って思い立ち、まだ完売してないことを確認し、妻にも「行ってええか」「ええで」って許可得たあとにSNS覗いたら「ZAZEN武道館さっき売り切れました!」とな。おう・・・・。なんだかやりきれなくて「なにか代わりに」と調べて「羊文学行けるな!」とチケット抑えた次第です。

正直、フジロックのときは可もなく不可もなく。特別良くもないが、悪くもない。ライヴバンドだなあとも思えなかったのだけど、単純にちょっと大きめのハコで、もういちど確認しておきたかったという思いがあったのだ (横アリは行けなかった)。

会場はお初の東京ガーデンシアター (有明遠い!)。キャパ約8000。
5階席まであるでかめのホールで、ZEPPクラスを卒業してアリーナクラスへ向かうアーティストにはちょうどいいハコなんじゃないかと思いました。

この日は東京追加公演として組まれて、ツアーの最終公演でした。

席は5階席でした

感想は端的に。

思ったより良かったんです。
うん、良かったんですよ。
僕が自分勝手に設定した「このくらいかな」というバーは普通に超えてきました。すみませんでした。いいじゃん羊文学。
まずヴォーカル・塩塚モエカさんの歌のうまさに改めて感銘を受けましたドス効いたやさぐれ低音ボイスも、包み込むようなふんわりとしたエンジェルボイスも変幻自在に使い分けるヴォーカリストとしてのクオリティを確認。すごい。ソニックユースの如き鋭さに柔らかさと儚さを加えたのが羊の魅力と思っているけれど、ライヴではより顕著ににじみ出るものなのだな、と感じました。なんでフジロックではそう思えなかった?(悪くはなかったのよ)
そしてガーデンシアター、音いいっすね。
あとはやっぱり彼女たちの「ちょっと陰キャ」ぽい人たちが少し無理してるようなキャラクターは個人的に親しみが湧くのである。ずーっと舞台上に簾みたいな幕がかかってて「1曲目終わったら開くだろ」「開かないな、いや、次の曲終わりだろ」と思ってたら8曲目の「光るとき」まで引っ張りましたからね。MCで「隠れたかった」とか言ってるし、人前に出るお仕事なのにさ、もうこういうのすごいわかる。

ツアーの詳細決める時も「もうツアーやりたくない時期だったので、のんびりやるのがテーマ」とか言ってたし、ドラムのフクダヒロアさんは体調不良で活動休止中だし(サポートはex.CHAIのYUNAさん)、いろいろ闇を感じました。羊文学はもっと休んでほしい。

10/3のセットリストです。

1.金色
2.電波の街
3.風になれ
4.深呼吸
5. countdown
6. Girls
7. 人魚
8. 光るとき
9. あいまいでいいよ
10. 永遠のブルー
11. tears 
12. honestly
13. つづく
14. 祈り
15. Burning
16. OOPARTS
17. more than words
18. くだらない
19. 涙の行方
20. Addiction

「金色」のダレた感じで始まるのグッときたなあ。
歓声が沸いたのはやっぱり「more than words」、次いで「Burning」「光るとき」ということでアニメタイアップはやっぱり強いよなという感じ。
「1999」も聴きたかったけど、クリスマスライヴ「魔法が使える」に取っておくんだろうな、などと考えたり。他には「パーティはすぐそこ」「GO!!!」「FOOL」とかやってほしかったけど。一番よかったのは大好きな「OOPARTS」でした。ちょっとテンポ早めver&アウトロのアレンジも最高。潔くアンコールは無しでした。

あとは面白かったのが客層です。
ロッキンとかに勇んで通ってそうなライヴキッズ(絶対ツアータオル巻いてる)もいれば、アパレルで働いてそうなお洒落なお姉さん、普通のOLさん、会社帰りのサラリーマン、おじいさんと言ってもいいような60近そうなおっちゃんから、90年代は教室の隅っこでスマパンとかニルヴァーナを聴いてて同級生に対してお前らと俺は違うんだと思ってたような洋楽好きっぽい人とか(絶対に同世代)。かと思ったら外国人のグループとかもいたりして、めちゃくちゃ幅広い。見た目でははっきりとは分からなかったけど「呪術廻戦」や「推しの子」から入ったアニメファンもいたんじゃないかなと思います。いろんな層にぶっ刺さる羊文学の音楽。かなり興味深かった。

余談。
渋谷を経由したので、夕飯にタレカツひさびさに頂きました!うめええ!

野菜カツ丼が好き!

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