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【comicreview#5】「時間跳躍式完全無劣化転送装置」山素 / 「私の黄泉黄泉最短ルート」にことがめ

最近漫画欲が強いので、書きたいのが溜まっているコミックレビュです。

3週間くらい前に公開された作品なんですが、Dモーニングで読んだ読み切りが良かったので紹介しておきたい。モーニング月例賞の佳作、2作品。


「時間跳躍式完全無劣化転送装置」山素

高校時代の友人同士である" 後期博士課程の引きこもり女" と”フランス帰りのキラキラシェフ" が7年ぶりに再会。主人公のメガネの女の子は (だいぶ機能制限がある) タイムマシンを研究していて・・・・というワンルームシチュエーションモノなのだが、ヤヤコシー理系トークの応酬と突飛な設定とは裏腹に女の子同士の友情を描いたとても良いお話です。「たとえ姿かたちが変わろうと、再び未来で巡り合えたら」・・・! ↓読めます。


「私の黄泉黄泉最短ルート」にことがめ

女子高生が登校するおはなしです。そうなんです。ただ、読み進めてくうちに、どこか変な世界観に気づくと思います。表情が変わるお母さんの遺影。通学路に現れる鼠、牛、虎、龍、蛇、馬・・・・猫?どうやら異次元に通学ルートを求めている主人公の女の子。特になーんの説明もされないで摩訶不思議事象が次々と現れる!こういうの大好きです。センス!ラスト前の見開き!すべてのコマを見逃すな! ↓読めます。


時空がねじれちゃう感じ、ちょっと似通っている2作品。両方とも超面白かったので、佳作なの?これ?って感じです。今後とも注目していきたい作家さんでした。

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