東京出張の機会を利用して、暮しの手帖社さんを訪問させていただきました。
というのも、暮しの手帖の「目利きの本屋さんに聞いてみた」の書評チームへのお誘いをいただいたということが、一つの理由です。
また、今月7月25日に発売される「暮しの手帖31号 8.9月号」の「目利きの本屋さんに聞いてみた」のコーナーで、私も本をご紹介させていただくことになり、大変お世話になったのでお礼をお伝えしたいという気持ちもありました。
お薦め本のテ-マは、「平和を見つめる」です。
もし宜しければ、この機会にぜひ、ご覧いただきたいです。
(ただいま、「暮しの手帖31号 8.9月号」ご予約受付中です!!)
「平和を見つめる」というテ-マでのお薦め本は、私の中では、一冊だけに決められず、
3冊、候補を上げさせていただきました。
そして、その3冊の本の中から、編集部さんが、選んで下さる。という流れで、お薦めする一冊が決まったのでした。
決まった後は、決められた文字数でお薦めのコメントを考えるのですが、平和に対する熱い思いを描かれた本のその思いを、そのまま伝えたい気持ちが溢れて、文字数が多くなってしまい削っていく作業がなかなか大変でした。
出来上がった原稿を、お渡しすると、丁寧に編集し、さらに校正して下さいました。
溢れている文字数を、何とか活かすために、取るべきところは取る、それらをこちらの気持ちに寄り添い、気持ちを引き出して下さりながら何度もやり取りする作業に頭が下がる思いでした。
訪問したお部屋には、次号の暮しの手帖の原稿が、壁いっぱいに貼ってあり、色々な書き込みがしてありました。その仕事ぶりを拝見して花森安治さんの言葉を思い出しました。
「抱きかかえるように取材し、写真に撮ってあげるのがわれわれの仕事だ」「その人の心に立ち至って、その人の暮しに涙しているか」
以前、NHK朝の連続テレビ小説で、「とと姉ちゃん」が始まった時でした。
花森安治さんの愛弟子、小榑雅章さんが綴った「花森さん、しずこさん、そして暮しの手帖編集部」という本が発刊されました。
隆祥館書店では、その本に書かれていた言葉に感動し、イベントも開催しました。
「『暮しの手帖』は、単なる雑誌じゃないんだ。この国の暮しをよくする運動なんだ ! 」、
編集長・花森安治さん、しずこさんと共に日用品の本格的なテストをして来られた小榑さん
暮しの手帖の皆さんが、今もその精神を受け継いでおられるように感じました。
そして、先日、隆祥館書店で開催したイベント「消えない化学物質PFAS」のことをお伝えし、ぜひ暮しの手帖でも取り上げていただきたいとお願いしてきたのでした。
隆祥館書店 ホ-ムペ-ジ
https://ryushokanbook.com