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【実行しないプランだけのビジコンやピッチにはもう飽きた】香川発のピッチイベント「サニピッチ」の裏側。

どうも、香川県で教育の会社を経営している瀬戸内サニー株式会社代表の大崎です。巷ではサニーさんと呼ばれています。

さて、今回サニピッチというイベントを香川県で開催しました。その背景には、挑戦を応援し合うようなフラットなコミュニティ、イベントをつくりたい思いがありました。このイベントは、トークセッション、ピッチ、ブース型交流会の3本柱。 時系列で裏側を含めて振り返っていこうと思います。

キラキラした話をしない起業家トークセッション 

香川県教育委員会の淀谷委員長にお越しいただきオープニングの挨拶をいただいたあと、トークセッションを開催。「起業家になる前のパッとしない時期や最初の試行錯誤の話をしよう」というテーマでトークセッションを開催。

起業家ってキラキラしてて、自分とは遠い世界と思いがち。でも実際にはそんなことはなくて、起業家になる前にはむしろダサかったり、自分の中で悶々として行動できていなかった時期もある。

むしろその選択肢しかなかった。普通の大学に通うことが難しくて、普通の会社で働くことができなくて、「逃げ」の姿勢で留学や起業、インターンをしたという等身大の起業家としての話が聞けて本当に良かったです。

また東北から今回はスペシャルゲストとして高専生であり、研究者であり、起業家であるNext IWATE代表の上野さんにも岩手県から来ていただき熱量高くお話をお聞きしました。

学生と大人の熱量が混ざり合うピッチセッション

お次にピッチセッションには、高校生から大学生、そして経営者の大人までが熱量あるピッチを繰り広げました。今回やって良かったのが、普段混ざり合うことがない高校、高専、大学のそれぞれのお話を聞けたことです。また大人枠としても経営者の方々にピッチをいただき、カッコいい大人の姿を見てもらうことができたのではないかと思っています。

早速登壇者の人たちに先生方から講演依頼をしていたり、大学生が発表したビジネスプランに協力したいという高校生からのコメントがあったりしたのが印象的でした。会場みんなで応援する、このプランを実現するために後押ししていたのが印象的でした。


16チームで形成されたブース型交流会

そして最後は16チームで形成されたブース型交流会。操山中学生たちのブース、本当に探究心が素晴らしくて、ここまでやるのか、、、と純粋に感動していました。

また地元企業の皆さんにもご協力をいただきブースを一緒に盛り上げていただきました。サニー留学の子達もブースを出してくれて、留学の裾野を広げる活動をしてくれてて本当に嬉しかったです。また、学生も大人も関係なくフラットに交流できるきっかけになっていました。

そして、開催にあたって裏側というか、大事にしたことがいっぱいあるんですが、その中でも3つお伝えさせてください。

①大人も学生も特別扱いせず、フラットに。

今回人工芝シートを会場に敷かせてもらいました。こういうビジネス系のイベントって椅子を並べて、お偉いさんには「関係者席」を設けてとか、そういうのをやりがちなんですけど、絶対にそんなことはしたくなくて。

みんながフラットに意見貢献や交流ができるきっかけ、ポジティブな雰囲気を醸成したくて、会場には特別席は設けずに、クッションも並べて、靴を履かずに自由に座って交流ができるような会場づくりをしました。

また、司会の2人(弊社の営業部長こいかなさんと香川大学起業部1年のしおり)にも、かなりゆるい感じの格好とアドリブで進めてもらいました笑 

②僕が感じたシリコンバレーのような熱狂感。

次に、今回どんなピッチイベントにしようかと考えた時に、僕の人生で初めてピッチイベントに参加したのがアメリカのシリコンバレーでした。2011年頃にスタートアップブームが日本でも始まっていた時期、日本のスタートアップがシリコンバレーに集結してピッチを行う「JAPAN NIGHT」っていうイベントで。

当時留学生だった自分が、参加者としてピッチを見て、「こんな世界で自分もピッチに挑戦するような人になりたい!」とこの世界に憧れが生まれた一つがこのピッチイベントでした。

だからイベント後に、高校生や大学生、高専生から「なんで自分はこのイベントでピッチしなかったんだろう」や「自分も来年サニピッチでピッチしたいです!」、「来年のサニピッチまでにプロダクトを完成させてピッチできるように頑張ります!」という声が生まれていたとスタッフから聞き、一つの目標、憧れの場所をつくることができました。

12年前に参加したJAPAN NIGHTというサンフランシスコのイベント

③プランではなく行動をみんなで応援し合おう

ビジコンでプランを評価することには何も意味がないんです。だっていろんな産業が世の中にはあってそれ時代を評価すること自体がナンセンスだと思っていて。

あと自治体も賞金が必要だと思っていること自体が間違いなんですよ。プログラムの内容をもっと磨いて、しっかりプロデュースして、参加者の質を高めて、みんながピッチをしたくなる場を作った方が100倍いいんです。そこから自然と化学反応が生まれます。だから、プランではなく、行動をしてる人をみんなで応援し合おうよと。

他にもこだわったことはたくさんあるのですが、何よりも第一回目が無事に終わってよかったです。サニピッチは毎年やってくピッチイベントなので、来年も開催予定です。そして、早速note記事にサニピッチでの体験をまとめてアウトプットしてくれてる高校生たちがいました。

君たちの行動力、素晴らしいすぎんか、、、涙 

では、来年のサニピッチでお会いしましょう〜!ちゃんちゃん。(今年はBlast Setouchi Kagawaもあるよ!)



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