潔癖症と気づいた話

私はたぶん潔癖症だ。

多分というのは、自覚しているわけではないけど、世間一般の話に当てはめるとどうやら潔癖症に当てはまるらしい、から。

コロナ時代万歳

みんな気軽に握手とかせんくなったやん?

潔癖もそうですけど、私は「接触恐怖」を自認していて、こちらのほうが精神的に助かってるんですよ。
他人に触れるのが怖いって、すくなくとも今まで会った人には理解されたことがありません。普通に他人と喋れるし、よく言われる「対人恐怖」ではないと思うけど、とにかくボディタッチが辛かった。

だから他人に触れるなんてコロナが移るから絶対だめ!!な、今の世の中は大変に生きやすいのです。

コロナにかかるかも~で他人との接触が怖い人が増えてくれれば、私が握手を拒むのも勘違いして理解してくれますからね。

潔癖だと気付いたのは大人になってから

一人暮らしを始めて、潔癖の気があると気づきました。

部屋の掃除ができないんです。

掃除機をかけることはできるけど、床を拭いたり、机を拭いたりがダメ、あと、私には水回りの掃除が一番だめでした。
排水溝は液体パイプクリーナー。トイレはこすらなくても落ちるやつ。
だから料理もできない。シンクに落ちた食べかすを掃除できないんです。

思えば、小学生のときの掃除の時間も雑巾持つの死ぬほど嫌だったり、なぜかクラスメイトからは人気だったトイレ掃除が大っ嫌いだったり、調理実習の片づけが苦手だったり、本質ではあったようなのです。

親はきれい好きで、家中をぴかぴかにしていました。
部屋を散らかしていると怒られました。
当時ささやかれていた潔癖の形には、親が近いと思っていたのです。
だから私も、雑巾を触れないのは私が子供だからで、大人になったら触れるようになるものだと思っていました。

結果触れなくて、私が潔癖で、親はただのきれい好きだったと気づいたのは大人になってからだったんですけど。

消毒液のプッシュするとこが触れない

触れないから使わないんですよ…
センサーとか、足で踏むやつはいいんですけど…

あと、これもおそらく「潔癖症の自分ルール」なんですが、消毒液ではヨゴレは落ちないと思ってるんですよね。
洗うか、ウェットティッシュ的なもので拭くかが、自分の中の許容範囲。

まあ、私が恐れているのはコロナウイルスじゃないから、消毒したって無駄ですよね。
泥のついた手を消毒しても、泥は落ちませんから。

でも、店とかも全体的に小ぎれいになって、いくぶん住みやすい世の中になりました。

あ~、いい世の中だ。

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