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四柱推命入門:理論涵養編~四柱推命教本シリーズ(1)/龍青三著【Kindle出版】


はじめに

 本書は、四柱推命の学びを始めるにあたり、その基礎理論を体系的に身につけることを目的とした一冊です。実践的な活用に向けた第一歩として、ここで学ぶ理論がその後の占術の土台となり、揺るぎない基礎力が身につくことを確信しています。
 四柱推命を学ぶうえで、実践の重要性が語られることは多く、実際の占断において現場での経験が欠かせないのは事実です。しかし、その実践を支えるのは、揺るぎない理論の理解に他なりません。理論は、単なる知識の羅列ではありません。まるで大樹の根のように、深く地中に張り巡らされ、占術という木を支える役割を果たしています。この理論が不十分であれば、どれほど実践を重ねたとしても、結果は表面的なものに留まってしまいます。

 理論を学び尽くしたからといって、それだけでズバリと核心を突く占断ができるかといえば、そうとは限りません。理論は基盤であり、実践を通じてこそ活かされます。理論と実践は車の両輪であり、どちらか一方が欠けても、四柱推命の本質に到達することは難しいのです。
 本書では、理論の涵養(かんよう)に重点を置いています。涵養とは、じっくりと染み渡らせることを指します。四柱推命の奥深い世界を学ぶ際には、この理論を焦らず一つひとつ体得し、じっくりと自分の中に染み込ませることが何よりも重要です。

 本書を読み進める中で、四柱推命の理論が占術の基本的な枠組みとしてどれほど重要であるかをご理解いただけるでしょう。そして、この基礎を盤石にすることで、次のステップである実践編や応用編へと自然に進むことができるようになるはずです。
 これから四柱推命を学ぶ方、また基礎に立ち返りたいと考える方にとって、この一冊が新たな気づきと確かな知識を提供できれば幸いです。どうぞじっくりと、四柱推命の理論を涵養していただき、占術の世界を一層深く楽しんでください。

『四柱推命入門:理論涵養編』龍青三

以下、本書より抜粋

四柱推命入門マインドセット

帰納と演繹

 四柱推命学習プロセスで重要なのは「帰納的思考」です。
 帰納は、個別の具体的な事例を観察し、それらの共通点を基に一般的な法則や原理を導き出す方法です。四柱推命の学習では、膨大な命式を解読し、それぞれの十干や十二支、五行がどのように作用するかを具体的に理解することが、この手法に該当します。たとえば、ある命式において「日干が甲木の人物は直線的かつ強い意志を持つ傾向がある」と見られる場合、その観察を他の甲木の日干を持つ命式と比較することで、甲木の持つ性質に関する法則性をさらに深めることができます。また「偏官が多い命式はリーダーシップを発揮しやすい」といった特徴も、さまざまな命式を分析し、その中で発揮された具体的な行動例を収集することで、より深い理解が得られます。こうした帰納的アプローチを通じて得られた知識は、単なる暗記に留まらず、現実の命式解読や具体的な人物像の分析に応用できる実践的な理解へとつながります。

 四柱推命における帰納的学習は、命式ごとに具体的な事例を取り上げ、それらの中に潜む傾向を分析し、法則性を自分自身の中に組み込むプロセスです。この方法は、観察を通じて経験的に学ぶことであり、公式や理論だけでは捉えきれない現実的な理解を可能にします。
 たとえば、同じ十干であっても、甲木の日干を持つ命式では、丙火との組み合わせで活動的かつ目標志向の性質が強調されます。庚金と組み合わさる場合には、強い意志がより現実的で粘り強い形で表れることがあります。その違いを把握するためには、多様な命式を比較検討し、傾向を掴むことが不可欠です。この過程で積み重ねられた知識は、体系化されることでさらに深い洞察をもたらします。

 演繹は、一般的な原理やルールを基盤として、そこから個別の結論を導く方法です。四柱推命においては、文献や師匠から学んだ理論を基に命式を解釈するアプローチがこれに該当します。たとえば「正財は安定した努力と現実的な成果を象徴する」という理論を基に、「正財が多い命式の人物は堅実な性格を有すると推測できる」という結論を導くといった具合です。さらに、この方法を適切に活用するためには、理論そのものの背景や前提条件について深い理解が求められます。正財の影響力は日干との関係性や他の星とのバランスに依存するため、単純な解釈では十分でない場合が多いのです。

 しかし、演繹的アプローチに依存しすぎると、教科書的な知識をそのまま適用しようとする傾向が強まり、現実の命式における微細な差異や例外に対応する力が育まれにくくなります。このため、理論に精通していても、現場における柔軟な解釈が困難になる可能性があります。具体例として、同じ正財を多く持つ命式でも、その人物の実際の行動や価値観は異なる場合があります。こうした多様性を捉えるためには、演繹的アプローチに加え、帰納的な観察を並行して行うことが重要です。
 命式を読み解く際に、具体的な出来事や過去の経験を確認し、その人の特性がどのように発揮されたかを記録することが有効です。このようなアプローチにより、教科書的な知識と実践的な洞察を結びつけることが可能になります。また、異なる命式のパターンを比較することで、普遍的なルールの適用範囲や限界をより正確に理解する手助けとなります。

 四柱推命の学習において帰納的アプローチが重要視される理由は、命式解釈が単なる公式の適用ではなく、個々の人間や状況を深く理解する行為である点にあります。命式は十干、十二支、通変星、蔵干、運勢の流れなど、多くの要素が相互に絡み合って構成されるため、単一のルールでは解読が不十分であることが多いのです。
 たとえば、十干はその人の根本的な性質や基本的なエネルギーを表し、十二支はその性質がどのように具現化されるかの傾向を示します。また、通変星は個人の性格や行動のパターンを反映し、蔵干は内面に秘められた潜在的な資質を象徴します。さらに、運勢の流れは時間軸における変化や影響を示し、人生の転機や重要な出来事に関連します。
 これらの要素を個別に理解しながら全体としての相互作用を分析することで、より深い命式解釈が可能となります。さらに、命式に表れる象意がどのように現実の行動や出来事に反映されるかを理解するには、より多くの実例を取り入れる必要があります。このような学習プロセスは、観察力を養い、抽象的な理論を現実に結びつける能力を高める助けとなります。

 したがって、まずは実際の命式を数多く観察し、「このような命式を持つ人物は、こうした性格や人生の傾向を有しやすい」といった具体例を積み上げる必要があります。その過程を通じて自然に体系的な理解が構築されることが理想とされます。また、このような実践的な学びの中では、自身が持つ理論的知識を常に検証し、新たな発見や疑問を生み出すことが重要です。このようにして、帰納的アプローチによる実践と演繹的アプローチによる理論が相互に補完し合う学びが実現します。

 帰納的アプローチを重視することで、柔軟性と実践力を兼ね備えた視点が養われ、固定的な理論にとらわれない的確な解釈が可能となります。ある学習者が帰納的アプローチを通じて「偏官が多い命式の人物がリーダーシップを発揮し、プロジェクトの成功に寄与した」という具体例を得たとします。この実例は、偏官の象意が実際にどのように現れるかをより深く理解する助けとなります。同時に、他の命式との比較を通じて、リーダーシップが必ずしも偏官に限定されないことや、他の要素との相互作用の重要性も学び取ることができます。

 演繹的アプローチも基礎的な理論を構築する上で不可欠であり、両者を適切に組み合わせた学習が、四柱推命の深い理解に至るための最適な道筋であるといえます。このような学びを通じて、四柱推命は単なる占術ではなく、深い洞察と実践を必要とする知的な体系としての意義をさらに深めることになるのです。

思考停止に陥らない

 四柱推命の学習と実践においては、血液型占いに見られるような「決めつけ」「こじつけ」「後付け解釈」を避けることが極めて重要です。

 一、固定観念に基づく単純化の回避
 血液型占いに典型的な「A型だから几帳面/几帳面だからA型」という類の決めつけは、人間の行動や心理の複雑性を著しく矮小化するものです。四柱推命においても、「日干が甲木だから直情的」「偏財が強いから浮気性」といった単純化された解釈は、命式全体の文脈を無視し、正確性を損なう要因となります。
 四柱推命は、十干、十二支、蔵干、通変星、大運、歳運(流年)といった多層的要素が複雑に相互作用して成立しています。したがって、単一要素のみに基づいて性格や運勢を決定付けることは極めて危険です。専門家としては、個別の命式要素を統合的に評価し、多角的視点を用いて解釈を行う必要があります。
 さらに、この統合的評価には、各要素が示す意味や相互作用を正確に把握する能力が必要です。十干や通変星が命式全体に与える影響を深く理解することに加え、大運や歳運の変化がどのように作用しているかを長期的視点で捉えることが求められます。これにより、命式ごとの個性を踏まえた精密な分析が可能になります。

 二、観察結果への後付け解釈の排除
 血液型占いでは、「A型なのに大雑把な性格の人がいる」といった予想外の性格を説明するために、「A型にO型が混ざっているから」といった後付けの解釈がなされることがあります。これは、科学的な根拠に基づかず、事象に合わせて説明をねじ曲げる典型例です。
 このような後付け解釈は、統計学における「カーブフィッティング」の問題と似ています。カーブフィッティングとは、データに最適な曲線を引く手法ですが、過剰に適合させると本来の関係性を歪めてしまいます。血液型占いも同様に、性格という複雑な現象を「A型・B型・O型・AB型」という単純なラベルに当てはめることで、無理な説明を生み出してしまうのです。
 後付け解釈の問題は、四柱推命にも見られます。たとえば、「正官が強いので規律正しい性格」と推察したにもかかわらず、その人が意外にもだらしなかった場合、普段は重視しない「神殺星(吉凶星)」を持ち出して強引に説明したり、「日干の強弱の判断ミス」として無理やり辻褄を合わせたりすることがあります。これは、四柱推命の理論を知っているがゆえに、観察にバイアス(先入観・思い込み)がかかる現象の一種です。
 こうした後付け解釈の問題は、学問的な厳密性を損ね、信頼性を低下させる原因となります。科学的な研究でも、仮説に合わないデータを無視したり、都合の良い解釈を後から付け足したりすると、客観性が失われます。四柱推命においても、単なる経験則の寄せ集めではなく、観察と仮説検証を繰り返すことで、より精度の高い分析が可能になるはずです。
 このプロセスを深化させるためには、解釈の妥当性を検証する体系的な方法論が必要です。異なる命式を比較し、共通するパターンを抽出することで、個々の事例のバイアスを排除しやすくなります。また、過去の事例を検証し、フィードバックを重ねることで、より精密な解釈が可能になります。

 三、人間行動の多面性を考慮した解釈
 人間の性格や行動は、単純な因果関係やパターンで説明できるものではありません。四柱推命では、命式上に表れる「几帳面」「真面目」「頑固」といった性質が、環境要因や個人の経験、大運、歳運の影響によって異なる形で現れる可能性を慎重に考慮する必要があります。
 命式の多様な要素を統合的に評価するには、個人の内面や心理的背景にも目を向けることが大切です。専門家としては、命式の多層性を尊重し、簡略化された結論に依存しない高度な解釈力を養うべきです。
 さらに、これを実現するためには、心理学や社会学など関連分野の知見を取り入れることも有効です。たとえば、マズローの人間の心理に関する調査や、子ども期の経験が人格形成に及ぼす影響についての研究などを参考にすることで、より包括的な分析が可能となります。このような学際的アプローチは、四柱推命を単なる占術から、人間理解のための高度なツールへと昇華させる役割を果たします。

 四、理論適用における柔軟性の重要性
 血液型占いのように「○○型だから××だ」と短絡的に判断することは、四柱推命を学ぶうえでの初期段階における一般的な過ちです。教科書的な知識をそのまま適用するのではなく、実際の命式における特異性や個別性を理解し、柔軟な思考を持つことが専門家には求められます。
 また、予想と現実が一致しない場合、それがなぜ起きたのかを真摯に問い直し、理論や解釈における課題を探ることが重要です。この柔軟性を高めるためには、定期的に新しい事例に触れるとともに、自己の解釈を再評価する習慣を持つことが重要です。異なる文化圏や時代背景を持つ命式を研究することで、理論の普遍性や限界を明確にすることもできます。これにより、解釈の幅が広がり、より多角的な視点で命式を分析する能力が培われます。

 四柱推命において「決めつけ」「こじつけ」「後付け解釈」に陥ることは、人間行動の理解を誤るだけでなく、占術そのものの信頼性を低下させます。この学問は、豊富な理論体系と実践的な応用力のバランスの上に成り立っており、単純なパターン認識を超えた高度な分析を必要とします。
 したがって、学術的および実践的観点からは、事実を冷静に受け止め、柔軟性を持った解釈を行うことが肝要です。さらには、過去の誤解や失敗を学びの機会と捉え、自らの解釈力を鍛えることで、四柱推命の専門家としての能力を深化させる道が開けるでしょう。 これに加えて、四柱推命のさらなる発展には、学術的な研究との連携が重要です。現代の統計学やデータサイエンスを取り入れることで、命式の分析に客観性を持たせることが可能です。また、多様な文化的背景や歴史的事例を収集し、それらを分析することで、四柱推命が持つ普遍的な価値をより明確に示すことができます。このように、学際的な連携を図ることで、四柱推命は占術としての枠を超え、学問的価値を持つ分野としてさらなる高みに到達できるのです。

分解と統合

 学術的な学びの根幹を成すものとして、「分解」と「統合」という二つの相補的なプロセスがあげられます。数学の学習において、複雑な方程式を解く際には、まず式を細かい要素に分解し、それぞれの変数や定数の役割を理解する必要があります。その後、それらを再び統合し、一つの解を導き出すプロセスが求められます。学問を深く修得するには、このように対象を構成する個々の要素を精査し、細分化して理解する必要があります。この過程は「要素分解」と呼ばれ、学術的理解を構築する基盤となります。その上で、分解された要素を再構成し、全体としての機能性や意味を導き出すことで、学問が実践的な価値を持つようになります。この統合的な作業は「要素再構成」として知られています。

 学問の修得において、このプロセスは単なる理論的理解に留まらず、実社会での応用にまで広がります。物理学では自然界の現象を力学やエネルギーの法則に分解し、それらを組み合わせて天体の運動や物質の挙動を理解することが目指されています。同様に、経済学では市場の動向を価格や供給、需要といった要素に分解し、それらを統合して全体の経済構造を把握することが重要です。これらは全て「分解」と「統合」のプロセスの応用と言えるでしょう。

 四柱推命の学習においても、要素分解と統合の過程は不可欠です。多くの学習者は分解の段階で停滞しがちですが、実際に応用可能な知識体系を築くためには、分解した知識を統合して全体像を捉える能力が求められます。

 分解の方法論には、大きく二つのアプローチが存在します。それは「因果関係の追究」と「分類の活用」です。これらの方法を適切に使い分けることで、より深い分析が可能となります。因果関係の追究は、物事の本質的な理由を解明するのに役立ち、分類の活用は複雑な情報を整理し、理解を容易にする手法です。

 一例として、飲食店におけるランチタイムの混雑問題を考えてみます。
「混雑」という現象を構成要素に分解すると、それは「席数」と「来店客数」という二つの変数が相互に作用した結果であることが分かります。同様に、四柱推命においても、個々の命式要素が独立しているわけではなく、相互に影響を及ぼし合います。天干と地支の組み合わせが特定の性質を生むように、「席数」と「来店客数」が混雑を左右するのと同様です。

 まず、因果関係の視点から「席数」を増加させる対策を検討すると、混雑が特定の時間帯やエリアに集中していることを把握し、テーブル配置の最適化や追加の席を設置するといった実践的な方策が導き出されます。「来店客数」の調整を図る場合には、予約システムの導入により来店時間を分散させたり、テイクアウトやデリバリーの選択肢を強化する、あるいは時間帯ごとの割引や特別サービスを提供するなどの手段が有効です。こうした多角的な分析が、問題解決の精度を高める鍵となります。

 このように、要素を分解し、本質を見極めたうえで統合する。この過程が論理的思考の基盤となります。四柱推命の学びにおいても、分解と統合の反復を通じて、実務において活用可能な運命学のスキルへと昇華することが可能です。

 次に、四柱推命における独自の分解と分類の方法論について考察します。
 四柱推命は、太陽の運行を基盤とする天文学的要素を取り入れた体系であり、「生まれた年」「生まれた月」「生まれた日」「生まれた時間」の四つの柱に命式を分類します。さらに、それぞれの柱を天干と地支に細分化することで、年干、年支、月干、月支、日干、日支、時干、時支という計八つの要素が抽出されます。これらの要素が指し示す意味を詳細に理解した後、それらを組み合わせて全体の命式を読み解く過程へと進むのです。
 たとえば、年干が「甲」で月支が「寅」の場合、それぞれの性質が相互作用し、その人の性格や運命が複雑に形成されます。四柱推命の命式は、要素が互いに影響し合いながら人間の性格や運命を形作ります。

十干同士の関係性から「通変星」が形成されます。「丁」と「丙」のように異なる干が組み合わされる場合、「劫財」という通変星が生じます。同様に、十干と十二支の組み合わせによって「十二運星」が決定されます。「戊」と「子」の組み合わせからは胎という十二運星が導き出され、これにより持続的なエネルギーや意志力が結びつき、その人物の行動傾向が解明されます。
 これらの要素は単独で見るのではなく、相互の組み合わせが持つ意味を深く掘り下げることが必要です。胎が示す潜在的な成長力と他の星が示す行動力との関係を分析することで、より具体的な人物像が描き出されます。

実際の占断においては、これらの要素を有機的に結びつけることで、より深く精密な分析が可能となります。精神的欲求を検討する際には、四柱推命の十干を、身体的欲求を把握するには地支を参照するというように、各要素の特性を生かした分析が重要です。また、要素を多角的に捉えることで、特定の場面における人の行動や心理の変化をより正確に予測できるようになります。

 しかしながら、繰り返しますが、学問的な精緻さを保つためには、演繹的な単純化に陥らない姿勢が肝要です。
「甲だからリーダーシップがある」「癸だから消極的」といった安易な断定は、四柱推命の要素の特性を理解する上での怠慢を意味します。正しい判断を行うためには、命式全体を総合的に分析することが重要です。
 甲がリーダーシップを持つ可能性があるとしても、他の天干や地支との相互作用、さらには十二運星や通変星の配置を考慮しなければ、正確な解釈には至りません。このように、単一要素に依存しない包括的な視点が必要です。このようなアプローチは運命学の本質的な理解を妨げ、単なる決めつけや暗記依存を助長する結果となります。

四柱推命を真に学問として昇華させるためには、分解と統合を反復しつつ、得られた知識を論理的に結びつけ、全体像を体系的に捉える姿勢が必要不可欠なのです。これにより、占術は単なる娯楽的な要素を超え、人生の指針となる有用なツールへと進化するのです。

運命原図

「命式」は、四柱推命学において、生年月日時の干支八字を特定の理論的枠組みと方法論に基づいて書式化・図式化したもので、個人の運命を数理的に解釈し分析するための基本的なデータセットとして機能します。
 この命式は、宿命としての、いわば「運命原図」とも呼ぶべきものです。この世に生まれた結果としての宿命は変えることはできませんが、後天的な環境(教育・文化・人間関係)や、自身の学び・意志・言動により運命や性格は変わっていきます。つまり、思考や言動が運命を創るということです。
「運命原図」は、対象者が人生のどの時期において好機を迎えるのか、あるいは注意すべき時期がいつなのかを明らかにする際に活用されます。また、具体的な職業選択や人間関係の築き方など、現実的な意思決定に役立つ指針を提供する点がその特徴です。

類型論・特性論

 四柱推命による性格判断は、自己申告に基づく心理学的な診断とは異なり、血液型占いのように人をいくつかのタイプに分類する「類型論」とは異なります。類型論とは、個人の性格や特性をいくつかの決まったカテゴリーに当てはめる考え方で、分かりやすい反面、一人ひとりの多様な個性を十分に反映できないことがあります。
 一方、命式から性格を読み解くプロセスは、主要5因子性格検査(ビッグファイブ)に代表される「特性論」に近いアプローチといえます。特性論とは、個人の性格や行動を「特性」として捉え、それを数値化することで、性格を明確に表現しようとする理論です。

ジョハリの窓

 また、特性論に分類される、《ジョハリの窓》という、自己理解を深めるための心理学の自己分析モデルがあります。
 これは、自己認識と対人認知の関係を《開放の窓》《秘密の窓》《盲点の窓》《未知の窓》の四つの領域に分類し、それぞれの特性を理解することで自己理解と対人関係の向上を促すものです。

①明るい窓《開放の窓》:心の中がよく見える(自分にも他人にも)子供のこころ
②隠された窓《秘密の窓》:自分には見えるが他人にはカーテンを引いて見せない
③盲目の窓《盲点の窓》:自分には見えないが他人からはよく見える
④暗い窓《未知の窓》:自分にも他人にも見えない(潜在意識・潜在能力)

 良好かつ円滑な対人関係を築くには、この四つのうち【《開放の窓》:自分も、相手もよく知っている領域】を拡大していくことが重要です。
 四柱推命は、特に【《未知の窓》:自分も、相手も知らない領域】を明らかにする術です。自己申告式の心理テストや性格判断などでは、決して伺い知ることができない、自分のほんとうの姿、未知の部分を知ることができるのです。


 命式の構成要素は非常に多岐にわたります。具体的には、干支・通変星(天干星)・十二運(地支星)・蔵干(地支の干支による通変星)・大運・歳運・吉凶星(神殺)などがあげられます。干支はその人の基本的な性格や運勢の傾向を示すものであり、通変星は天干から地支に及ぶエネルギーの流れを読み解くための鍵となります。
 また、十二運は人生の各段階における運勢の変化を示し、蔵干は地支内に隠された影響力を解釈する手掛かりとなります。大運や歳運は時系列に沿った運勢の流れを示します。
 これら複雑な要素をまとめる中心的存在は、年月日時の干支、すなわち「八字」です。この八字を「四柱本体」として区別し、大運や歳運の行運(こううん)部分と分離して捉えることもが可能ですが行運等を含むものを「命式」と総称することが一般的です。

※行運とは、巡ってくる大運と歳運を総称した表現です。生まれ持った運勢を示す命式本体に対し、後天的な運勢を指します。これには、一定の周期で巡る大運や、一年ごとの運勢を表す歳運に加え、さらに細かく見ると月運や日運なども含まれます。

 四柱推命における鑑定行為、すなわち「看命かんめい」は、この命式の解読作業そのものに他なりません。命式表を解析することで、個々の命理構造を精緻に分析し、対象者の運命傾向を洞察します。この解読は単なる表面的な情報の読み取りに留まらず、命式の構成要素が相互にどのように影響し合い、どのような命理的な意味を持つかを深く探求するものです。そのため、命式解析の手法や深度には、流派の哲学的・技術的な差異、さらには鑑定者個々の技能が如実に反映されます。

 さらに、同一の対象者を分析する場合であっても、流派ごとの蔵干や星の名称、大運の算出規則、および重視される吉凶星(神殺)の選定基準の違いによって、命式の様相には顕著な相違が生じます。これらの相違は、各流派が持つ独自の理論的背景や伝統的要素を反映しており、結果として多様な運命解釈の可能性を提供する要因となっています。算命学では「天干地支」の調和を重視し、特定の吉凶星に重点を置いています。子平推命では五行の相生・相尅を徹底的に解析することを特徴とします。また、紫微斗数では星の配置や特定の星系の組み合わせに注目し、より詳細な人生の出来事を予測する方法が採られています。このような流派ごとの違いは、各々の哲学や目的に基づいて進化しており、命式の解釈に深い奥行きを与えています。また、これらの差異は鑑定者の視点や分析手法にも影響を及ぼし、鑑定結果が持つ深みや説得力を左右する重要な要素ともなります。

 ある流派では特定の吉凶星を特に重視する一方で、別の流派ではその星をほとんど考慮しない場合があります。このような違いが生じる背景には、それぞれの流派がどのような哲学や実践を基にして発展してきたかという点が密接に関わっています。さらに、鑑定者がこれらの理論をどのように解釈し、現実の命式に適用するかによっても結果が変化します。

 命式を用いた鑑定には単なる運命の予測に留まらず、個人の人生における課題や可能性を深く理解し、それを改善または発展させるための具体的な指針を提示するという意義があります。命式を通じて、ある人が持つ才能や適性を明確にし、それをどのようにキャリアに活かすべきかを示すことができます。また、人間関係における相性やコミュニケーションの取り方についてのアドバイスを提供することで、関係性の改善や調和の促進に貢献することも可能です。このような観点から、命式の解析とそれに基づくアドバイスは、単なる占術に留まらず、対象者の人生における意思決定を支える重要な役割を果たすことになります。

結婚運

なぜ結婚運を日柱でみるのか

 四柱推命における「配偶者」の概念は、命式の構造において厳格に定義されています。この位置は「日支」に該当し、日柱の「日干」は自己の本質を象徴し、日支は生理的な肉体の基盤であると同時に、婚姻関係における配偶者の存在を示唆しています。したがって、結婚運や配偶者との関係性は、日干と日支の相互作用を分析することで明らかになります。

 この理論的枠組みの背景には、人間存在の本質に対する古典哲学および神話的概念が根底にあります。具体的には、プラトンの『饗宴』におけるアリストファネスの神話や、ヘルメス主義の「アンドロギュヌス」の概念が影響を与えています。特筆すべき例として、ギリシア哲学におけるプラトンの『饗宴』に登場するアリストファネスの神話があげられます。この神話では、人間はかつて完全無欠な存在であり、男性、女性に加えて、両性具有の「アンドロギュノス」という第三の性が存在したとされています。
 しかし、ゼウスによって二つに分割されることとなり、それによって人間は失われた半身を求めて結びつこうとする宿命を負うことになりました。この神話は、人間が本来ひとつの存在でありながらも、分裂を経験し、互いに補完し合う存在へと変化していったことを示唆しています。
 四柱推命において、結婚とは単なる社会的契約ではなく、「失われた自己の再統合」という哲学的意義を持つのです。日支の五行が日干と調和する場合、配偶者との関係が安定しやすく、逆に剋害する場合には困難が生じやすいと解釈されます。このように、日干と日支の関係は、夫婦関係の質や結婚生活の傾向を示唆する重要な指標となります。

 両性具有に関する神話的思想は、世界各地の宇宙生成論においても見られます。宇宙創成に関する諸説では、未分化の「原初的統一体」から始まり、そこから神々や万物が分化することで世界秩序が確立されるという思想が共有されています。性の二元性もこの分化過程の一部であり、個体としての人間の存在は、かつての統一体からの分離によって生じたものと考えられます。この視点に立つと、結婚は単なる社会制度ではなく、原初的な存在への回帰を示唆する行為であり、配偶者は自己の欠落部分を補完する存在として位置づけられるのです。
 四柱推命の枠組みにおいて、日干が「自己の本質」を示し、日支が「肉体的現象」を表すという構造は、この哲学的原理と完全に一致します。日支に配偶者運を観るという考え方は、人間が元来統一体であったものの、分裂を経験し、再び統一を志向するという普遍的な哲学的主題に根差しています。

 この「両性の再統合」という概念は、哲学のみならず、グノーシス主義や錬金術などの神秘主義的伝統においても重要視されてきました。グノーシス主義では、神聖なる女性原理ソフィアと男性原理クリストスの統合が霊的完成の象徴とされます。一方、錬金術においては、太陽・火・硫黄が男性原理、月・水・水銀が女性原理を象徴し、錬金の過程が「聖婚(ヒエロス・ガモス)」と捉えられています。すなわち、異なる要素が結びつくことで、高次の完全性へと昇華するという思想です。
 さらに、ユング心理学においても、男性の無意識内に潜在する女性性(アニマ)、女性の無意識内に潜在する男性性(アニムス)という概念が提示され、自己の内なる対極性を統合することが個の完成につながるとされています。

 以上の学問的背景を考慮すると、四柱推命において結婚運を日柱の分析によって導き出す理論は、単なる占術的手法にとどまらず、深遠な哲学的背景を持つことが理解できます。日柱は自己の本質を示すとともに、日支が現実世界における自己の肉体的表現および配偶者の象徴的存在と見なされる構造は、人間の存在論的性質を象徴体系において表現したものと解釈できます。
 結婚は単なる制度的枠組みを超え、個人の存在意義や統合性を回復する重要なプロセスといえます。この視点に立つと、結婚は単なる社会的契約ではなく、人間が本来持つ統一性への回帰という深い意味を持つものと考えられます。そのため、四柱推命は人間存在の根源的特性を探求する上で極めて有効な学術的手法の一つとして位置づけることができます。

 結婚生活の傾向を分析する際には、まず日支の十二運星を算出し、次に日支の蔵干がどの通変星を持っているのかを詳しく調べることが重要です。さらに、日支の蔵干が年干や月干と関係している場合、結婚生活と社会生活は強く結びつき、配偶者の影響が仕事や財産に及ぶ可能性が高まります。
 特に、日支の蔵干が「喜神」にあたる場合、配偶者のサポートによって仕事がスムーズに進み、財産を築く可能性が高まります。「忌神」に該当すると、配偶者が原因で仕事が滞ったり、財産を失うリスクが高くなることが考えられます。
 また、日支の蔵干の性質は夫婦関係の在り方にも影響を及ぼします。「比劫」の場合、夫婦は対等な関係を築きやすく、お互いを尊重する傾向がありますが、その反面、一体感が希薄になりやすく、互いに干渉しない距離感を保ちがちです。

 対照的に、「食傷」を持つ場合、配偶者が甘えん坊になりやすく、その姿を可愛らしく感じることもあります。しかし、配偶者の浪費や過剰な要求に悩まされるケースも少なくありません。
「財星」の場合、配偶者を管理しようとする傾向があり、金銭感覚に優れたパートナーに恵まれやすいですが、不満を抱えやすく、家庭よりも自身のためにお金を使うことがあるかもしれません。
「官星」の場合、配偶者が自分を導いてくれる存在となるため、尊敬できる関係が築きやすくなります。ただし、主導権を配偶者に握られがちで、従属的な立場になりやすい点には注意が必要です。「印星」を持つ場合、配偶者は献身的で愛情深いですが、過干渉になりやすい面もあります。

 安定した結婚生活を送るためには、日支の蔵干が「喜神」であることが望ましいとされています。相性よりも、結婚後の家庭運の安定を優先することが大切です。命式のバランスを考慮し、自分にとって「喜神」となる五行を持つ相手を選ぶことで、より安定した家庭を築きやすくなります。
 また、通変星ごとの相性を考慮することも欠かせません。「比劫」の男性は自立した女性、「食傷」の男性は甘えてくれる女性、「財星」の男性は従順な女性を好む傾向があります。同様に、「比劫」の女性は束縛されない男性、「食傷」の女性は甘えさせてくれる男性、「官星」の女性はリーダーシップのある男性を選ぶと、良好な関係を築きやすくなります。

 日支の十二運星も、結婚生活のスタイルに影響を与えます。
「胎」は変化を好み安定性に欠け、「墓」は倹約的で経済面は安定するが生活の潤いに欠けがちです。「養」は面倒見が良い反面、過干渉になりやすく、「長生」は前向きだが配偶者に依存しやすい傾向があります。
「沐浴」は感受性が豊かで刺激的な結婚生活を楽しめますが、浮気や浪費のリスクが伴います。「冠帯」は品位のある家庭を築きやすいものの、出費が増える傾向があります。「建禄」は堅実で真面目な結婚生活を送ることができますが、厳格すぎると家庭内が緊張しやすくなります。「帝旺」は堂々とした存在感があり、配偶者に安心感を与えますが、支配的になりやすい点には注意が必要です。

 結婚相手を選ぶ際は、価値観の一致も重要です。特に年干・月干の通変星が相尅していないかを確認することが大切です。「比劫」は「財星」や「官星」、「食傷」は「印星」や「官星」と相尅しやすい傾向があります。命式のバランスが整っていれば同じ価値観の相手を選んでも問題ありませんが、極端に偏った命式の場合は、異なる価値観の相手を選んだほうが安定しやすくなります。
 また、行動のバランスを取るためには、日支の十二運星が対極の相手を選ぶと良いでしょう。「長生」の人は勢いがあるため、慎重な「病」や「衰」を持つ相手と組むことで、良いバランスを取ることができます。
 精神的な安定を求める場合、干合の概念を活用するとよいでしょう。「甲と己」「乙と庚」「丙と辛」「丁と壬」「戊と癸」といった組み合わせは精神的な結びつきを強め、離婚しにくい夫婦関係を築く助けとなります。
 さらに、精神的な支え合いを重視する場合、自分の「喜神」と同じ五行を持つ相手を選ぶことで、運勢の波が共通し、互いに寄り添いやすくなります。順調なときはともに繁栄し、不調なときは支え合えるため、結婚生活の安定につながります。

 日柱は個人の私的領域、すなわち家庭環境や結婚生活に関する要素を多分に含んでおり、その解釈は婚姻運や家庭運の予測において極めて重要な指標となります。日柱の組み合わせによっては、結婚生活の安定性や配偶者との関係性の傾向を読み解くことが可能です。四柱推命において婚姻運を分析する際には、日柱が最も本質的な影響を及ぼすため、綿密な考察が求められます。
 日柱を精査する際には、「似た者夫婦」という観点を念頭に置くことが肝要です。すなわち、自己の資質や特性を客観的に認識せずに、高い理想の配偶者像を求めることは現実的に困難であるという視点が必要です。
 もちろん、社会には「玉の輿」と呼ばれる例外的な結婚も存在します。歴史的に見ると、日本では江戸時代の大名家への輿入れや、近代の財閥家との結婚がその典型例としてあげられます。しかしながら、そのような事例を詳細に分析すると、当該人物の命式は決して凡庸なものではなく、何らかの卓越した要素を有していることが確認されます。一見平凡に映る人物であっても、命式には特異な引力を有する要素が含まれ、それが結果として異常な運命の結節点を形成するのです。

 四柱推命の解析においては、個々の要素を単独で評価するのではなく、命式全体の均衡を考慮した統合的な分析が不可欠です。通変星の配置を相互に比較しながら、運勢の流れを時系列で追う方法や、五行のバランスを加味して特定の星が持つ影響を総合的に判断する手法があげられます。特定の要素のみを抽出して即断すると、誤謬を生じるリスクが高まるため、慎重な判断が求められます。
 一般論として、命式において通変星の極端な偏りが確認される場合、日柱にどのような星が配置されていようとも、婚姻運の安定性が著しく低下する傾向が認められます。過去の統計データにおいても、特定の通変星の偏りを持つ人物の離婚率が平均より高いことが確認されており、こうした要素が影響していると考えられます。そのため、初婚で終結しない可能性が高まり、複数回の婚姻を経験する確率が上昇することが推察されます。
 加えて、通変星の影響は性別によってその作用が大きく異なるため、自身の性別を前提とした読み解きが不可欠です。男性の場合は財星が配偶者運を示し、特に正財が安定した結婚生活を意味する一方、偏財が強い場合は恋愛関係が多様化しやすい傾向があります。女性の場合は官星が配偶者を示し、正官が良好な伴侶運を表すのに対し、偏官が強くなると波乱含みの結婚生活になる可能性が高まります。婚姻運を正確に分析するためには、命式全体の均衡を見極める慎重な姿勢と、包括的な視野に基づく精緻な解釈が要求されるのです。


内容紹介

目次

■はじめに
■四柱推命入門マインドセット

 ✦帰納と演繹
 ✦思考停止に陥らない
 ✦分解と統合
■四柱推命の沿革
■陰陽五行説
■十干(天干)
■十二支(地支)
■五行の相関関係

 ✦相生
 ✦相尅
 ✦比和
 ✦盗気
 ✦五行の性情
■四柱推命でわかること
 ▼滴天髄/生時論
 ▼日干による性格判断
 ▼日支による性格判断
■命式の作成
 ▼【一】干支を求める
 ▼【二】通変星(天干星)を求める
 ▼【三】十二運星(地支星)を求める
 ▼【四】干合・支合・方合・三局を求める
  ✦干合
  ✦支合
  ✦方合
  ✦三合会局
 ▼【五】大運の順行逆行及び周期を算出する
 ▼【六】大運一覧表を作成する
 ▼【七】任意の年の歳運と大運を算出する
 ▼【八】蔵干について
  ✦蔵干のとり方は流派によって異なる
 ▼【九】特殊星を求める
  ✦刑
  ✦冲(衝)
  ✦破
  ✦害
  ✦空亡
  ✦真空・半空
  ✦解空
  ✦神殺(吉凶星)
  ✦羊刃
  ✦魁罡(かいごう)
■太過
 ▼五行の太過
 ▼通変星の太過
■不及
 ▼五行の不及
 ▼変通星の不及
■身旺・身弱
 ▼「身旺・身弱」の判断
■月令
 ▼日干が甲
  ✦春生まれの甲木
  ✦夏生まれの甲木
  ✦秋生まれの甲木
  ✦冬生まれの甲木
 ▼日干が乙
  ✦春生まれの乙木
  ✦夏生まれの乙木
  ✦秋生まれの乙木
  ✦冬生まれの乙木
 ▼日干が丙
  ✦春生まれの丙火
  ✦夏生まれの丙火
  ✦秋生まれの丙火
  ✦冬生まれの丙火
 ▼日干が丁
  ✦春生まれの丁火
  ✦夏生まれの丁火
  ✦秋生まれの丁火
  ✦冬生まれの丁火
 ▼日干が戊
  ✦春生まれの戊土
  ✦夏生まれの戊土
  ✦秋生まれの戊土
  ✦冬生まれの戊土
 ▼日干が己
  ✦春生まれの己土
  ✦夏生まれの己土
  ✦秋生まれの己土
  ✦冬生まれの己土
 ▼日干が庚
  ✦春生まれの庚金
  ✦夏生まれの庚金
  ✦秋生まれの庚金
  ✦冬生まれの庚金
 ▼日干が辛
  ✦春生まれの辛金
  ✦夏生まれの辛金
  ✦秋生まれの辛金
  ✦冬生まれの辛金
 ▼日干が壬
  ✦春生まれの壬水
  ✦夏生まれの壬水
  ✦秋生まれの壬水
  ✦冬生まれの壬水
 ▼日干が癸
  ✦春生まれの癸水
  ✦夏生まれの癸水
  ✦秋生まれの癸水
  ✦冬生まれの癸水
■用神
 ▼体用論
 ▼調候用神
■格局
 ▼外格・内格
  ✦外格の分類と特性
  ✦内格の分類と判断基準
■資質及び性格の判断
 ▼人間の本能的衝動と通変星の相関関係
 ▼通変星を読み解く
  ✦比肩
  ✦劫財
  ✦食神
  ✦傷官
  ✦偏財
  ✦正財
  ✦偏官
  ✦正官
  ✦偏印
  ✦印綬
 ▼十二運星を読み解く
  ✦胎
  ✦養
  ✦長生
  ✦沐浴
  ✦冠帯
  ✦建禄
  ✦帝旺
  ✦衰
  ✦病
  ✦死
  ✦墓
  ✦絶
■通変星の組み合せで読み解く行動様式
 ▼月干比劫と年干の組み合わせ
 ▼月干食傷と年干の組み合わせ
 ▼月干財星と年干の組み合わせ
 ▼月干官星と年干の組み合わせ
 ▼月干印星と年干の組み合わせ
■年柱で読み解く一生の運気
 ▼年柱比肩
 ▼年柱劫財
 ▼年柱食神
 ▼年柱傷官
 ▼年柱偏財
 ▼年柱正財
 ▼年柱偏官
 ▼年柱正官
 ▼年柱偏印
 ▼年柱印綬
■月柱で読み解く職業・成功・対人関係
 ▼月柱比肩
 ▼月柱劫財
 ▼月柱食神
 ▼月柱傷官
 ▼月柱偏財
 ▼月柱正財
 ▼月柱偏官
 ▼月柱正官
 ▼月柱偏印
 ▼月柱印綬
■財運を読み解く
 ▼求財について
 ▼財運が低減する要因
 ▼月干比肩の財運
 ▼月干劫財の財運
 ▼月干食神の財運
 ▼月干傷官の財運
 ▼月干偏財の財運
 ▼月干正財の財運
 ▼月干偏官の財運
 ▼月干正官の財運
 ▼月干偏印の財運
 ▼月干印綬の財運
 ▼劫達の命
■健康・病気
 ▼五行からみた健康運
 ▼五行太過で注意すべき病気
 ▼地支からみた健康リスク
■相性
 ▼相性判断要訣
 ▼通変星でみる相性
 ▼日柱相互関係でみる相性
  ✦日干の位置でみる相性
  ✦日干支の関係でみる相性
  ✦干支合と十二支関係から見た相性
■結婚運
 ▼日柱でみる配偶者・結婚運
  ✦日柱比肩の男性
  ✦日柱比肩の女性
  ✦日柱劫財の男性
  ✦日柱劫財の女性
  ✦日柱食神の男性
  ✦日柱食神の女性
  ✦日柱傷官の男性
  ✦日柱傷官の女性
  ✦日柱偏財の男性
  ✦日柱偏財の女性
  ✦日柱正財の男性
  ✦日柱正財の女性
  ✦日柱偏官の男性
  ✦日柱偏官の女性
  ✦日柱正官の男性
  ✦日柱正官の女性
  ✦日柱偏印の男性
  ✦日柱偏印の女性
  ✦日柱印綬の男性
  ✦日柱印綬の女性


 



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