♯2「スクラップ・アンド・ビルド」
本の中でも一番読むことが無かった、小説を読んでみました。羽田圭介さんの本です。第153回芥川賞(2015年上半期)受賞作
ブックオフに行き、小説コーナーの大量の本の中から選んだ理由は本のデザインな気がします。
沢山の本が並んだ中から、背表紙を見た時にこれなら読めるかもと選びました。カタカナのタイトルに羽田さんの名前も含め手に取りやすい気がしました。タイトルに入っている・も良いのかも。
文字だけで物語を進めるためには、読んでいる人にその人物像や背景を伝えるために、直接的に歳はいくつで、こういう性格でと書くのではなく、いろんな角度から、仕草や行動を伝える事で面白くなるんだな〜と思いました。楽しみ方を1つ知った気がしました。
「ほとんど口の中にまでメンソレータムを塗った祖父」という文章が好きでした。
登場人物に健斗など固有の名前があるのですが、祖父だけは最後まで祖父のままだったのは何かあるのでしょう。なにか意図があるんだと思いましたが、特に考察はしていません。
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