はじめて推しのアイドルに会った話

俺が人生を救われたアイドルこと大西流星さんの所属するグループ、なにわ男子のライブに行ってきた話です。
アイドルやライブに関しての知識が乏しいため間違っているところがあったら申し訳ない。


正直に言うと前日はドキドキして眠れなかった。いい意味で眠れないのは小学生の遠足ぶりくらいだったと思う。ライブに行くために揃えたグッズ、柄にもなく美容室にも行って新しい服も買って、靴まで新しくした。経済力の違いはあれど学生時代、好きな人と初デートに行く時ですらこんなに気合を入れることはなかった気がする。
誰も自分1人のことなど見ていないと言ってしまえばそれはそうなのだが、これは流星くんの視界に映る背景ですら少しでも綺麗な物であってほしいという俺のエゴなのだ。

そして当日、やや寝不足の中電車に乗りグッズのツアーバックを膝の上で抱えながらひたすらに緊張していた。それはもう、真夏なのに指先が冷たくなるくらい。
そんな心臓がバクバクの状態のまま新横浜駅を降り、昼飯にねぎしを食べ、予約していたグッズ販売に向かった。事前のネット販売で買う予定のものはほぼ購入していたが先日うちわをビニール袋から出した際、何となく保存用としてもう一枚買っておきたいと思ったのだ。本当にそれだけのつもりだったのに気づいたらタオルとアクスタも追加購入していた。これが推しパワー!?なんて思ったりもして、近くのファミマ等で涼んでいるうちにあっという間に会場時間になった。

俺が当選したのは夜公演だったため、昼公演のレポを見ながらチケットの発券列へ並びQRコードをかざし、チケットをもらう。最初にも言ったがライブ初心者のため、チケットに書かれた席がいいのか悪いのかもわからずとりあえず記入されているゲートの入り口に言ってスタッフさんに助けてもらいながら席についた。
やんわりと席の位置を言うと、アリーナ席(横アリで言うアリーナはスタンド一階らしいが)のバクステ側で思った以上にステージとの距離が近くて、手が震えた。今考えると会場の規模や形が全く違うことがわかるのだが、完全にテレビで見る野球とかサッカーの客席との距離感で考えていたので予想外だったのだ。
開演までしばらく時間があったため、何度もペンラの点灯を確認したりうちわを眺めたり無駄に水分をとったり、開演前のアナウンスに心の中で盛り上がったりしながらその時を待った。
ダンサーの方々がステージに出てきて数分経った頃、パッとステージが明るくなりライブが始まったのだ。

結論から言うと、ものすごく良かった。
間違いなく大西流星くんは天使だった。

悔しいのは細かい部分の記憶が飛び、楽しかったことしか覚えていないこと。流星くんがすごく可愛かったのに、それを表す語彙力がないことだ。
キラキラの笑顔とアイドルとしてのパフォーマンス、MC中の少しふわふわした雰囲気も全部可愛かった。流星くんは体格自体が小柄なのもあるが、動きや纏う雰囲気も小動物のようで、余計に小柄に見えてそれがまた可愛くて堪らなかった。

ない記憶の中から引っ張り出して、何個か好きポイントを紹介しようと思う。

①Make up day
なんと言ってもこれは欠かせない。バクステでの披露だったので、肉眼でほぼ真正面から拝むことができた。上は黒、下は赤(流星くんのみ橙)の身体にフィットするような衣装のおかげで、ダンスがより映えていた。
流星くんの黒衣装はレース生地のようになっていて、色気が出ていてドキッとした。あと何よりセンターの風格というか威厳というか、流星くんの持つ小柄で可愛らしいのに強かな雰囲気も相まって最高だった。ダンスの魅せ方も本当に美しくて、中性的で、目が乾燥するくらい見入ってしまった。
"気持ち次第で世界は変わるから"がいつもポジティブであろうとする流星くんにピッタリだと思った。
センター曲でセンターに立つ大西流星くん、当たり前なことだがめちゃくちゃ最高だった。

②Melody
これはアルバム聴いた時から好きだと思っていた曲。ラストぐらいにくるのかな?と思っていたら思ったより中盤でびっくりした。
歌詞が良すぎる。流星くんの優しい表情と胸に手を当てて歌う仕草が良すぎて、正直に言うと泣いた。
ひたすら眩しかった。優しい淡い光をなにわ男子が纏っているように見えて、きっとかつての俺のようにこの曲に救われる人が沢山いるのだろうと思った。
"耳を塞いでいる人にも届くように"が特になにわ男子らしくて好きだ。

③MC中の流星くん
今回のMCはパフォーマンスで使う大きなボールを椅子にして座りながら行っていた。
かなりハードな休憩なしのパフォーマンスだったからか、流星くんの前髪は汗で束のようになっていて、頬も赤くなっていた。色んな人のレポでもあった通り、ストローで水を飲んでる姿が幼子のようでとても可愛かった。
雰囲気も心なしかふわふわとしていたような気がする。双眼鏡を持って行っていたのでほぼ流星くん固定で追いかけていたのだが、いつの瞬間も本当に可愛い。天使なのかもしれないと本気で思った。

④全体的な流星くん
本当にこの世にこんなに可愛くて美しい人間がいるのかと思うくらい、世界中の可愛いを詰め込んだような人だと思った。あととにかくダンスが上手くて表情管理の天才すぎる。
キラキラで眩しくて、可愛くてかっこよくて、楽しそうに歌って踊る流星くん。見にいってよかったと心から思った。
個人的にParadiseの"待ってまだ終わらないで"って歌詞をライブの終わりに歌う流星くんがとても刺さりました。本当に楽しくて仕方ないって顔で歌うんです。アイドルってすごい。
彼を応援できていること、誇りに思います。


最後に
努力家で真面目で、スキップや絵はちょっと苦手で、いつも一緒に頑張ろうって言ってくれる流星くん。完璧じゃなくてもいい、少し抜けているところがあったりするところも全部、全部愛おしいです。
そのキラキラの瞳と屈託のない笑顔を、いつまでも守りたいと一ファンの俺が思ってしまうほど魅力的な人。流星くんが笑ってると自然と俺も嬉しくなります。推しって不思議ですね。
今でも人生を救われたことに勝手に恩義を感じていますが、それ以上に彼を応援したいという気持ちで今は流星くんのことを追っています。
流星くんも、流星くんの周りの人もみんな幸せになってほしい。そのくらいいつの間にか彼のことを好きになっていました。
我ながら重いなと思いながら、日々自分の感情を整理しています。
流星くんがやりたいと思ったこと、挑戦したいと思ったこと、これからやってみたいこと、どうかこれからの景色を一緒に見させてください。



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