卓球 「フォア・バックの1本1本の切り替え」が上達する5つの考え方
このような悩みについて、解説していきます。
フォア・バックの切り替えの上達する考え方を知ると、切り替えしの練習の注意点が理解できる。
練習でどう意識するかが、わかるから上達が速い。
そして、上達が速いと、コースに振られても対応することができる。
さらに余裕を持って打つことができる。
このようなメリットがたくさんあります。
卓球歴12年 指導歴8年、主に指導していた対象は初心者。
特に、ラリーが続かない、ツッツキが安定しないといった。
そんな悩みを持つ人の技術をアドバイスすることが専門な私が、初心者が最初に覚えたい基礎の切り替えについて説明します。
今回の記事は、「フォアハンド、バックハンドは少しできるようになったから、両方使ってみよう!」という方から、「切り替えの練習が続かないという」方向けになります。
そういった方々はぜひご覧ください。
フォア・バックの切り替えが上達する5つの考え方
この練習の目的は、左右のコースに振られても、ボールに対応する能力を鍛えるためです。
そして、フォアハンドとバックハンドの技術の連携を強化して、スムーズに打てるようにするためでもあります。
それでは、①~⑤を順に説明します。
切り替え練習の上達する5つの考え方
①相手が打つ時を見る
②ボールを予測する
③台との距離感を意識する
④自分が打ちやすい場所まで動く
⑤打つ打点(タイミング)を気にする
①相手が打つ時を見る
ボールに対応するには、相手を良く見る必要があります。
なぜなら、どこにボールが来るのかが分からないと、どう対応していいのかが分からないからです。
例えば、相手が打つ瞬間のラケット面の向きやスウィング、体の向きなどから、ボールがどう来るのかをうまい選手ほど見ます。
初心者の方は、ラケットとボールが当たった後、ボールの飛び方で、ボールがどのコースに来たのかが分かればいいです。
相手が打つ時をよく見ることでボールに対応することができます。
②ボールを速く•正確に予測する
ボールがネットを越す前までに速く・正確に予測する必要があります。
卓球は相手との距離が近いため、ボールを速く・正確に予測し、判断する必要があるからです。
決められたコースに来たボールでも、少しズレることがあります。
少しのズレでも安定してボールを打つことができません。
なので、ボールに足を動かして微調整します。
足を動かして対応することに余裕を持つために、ボールを速く・正確に予測します。
③台との距離感を意識する
台と体の距離が悪いと、ボールをうまく打つことができません。
なぜなら、打つ打点が変わってしまうことで、ボールを打つ時のリズムとタイミングが悪くなってしまうからです。
例えば、バックを打つ時、台に近すぎてしまうことがあると思います。
そんな時は、体が近すぎてボールを打つのが詰まってしまいます。
だから、台との距離感を意識することで、自分が打ちやすい位置でボールを打つことができます。
④自分が打ちやすい場所まで動く
コースが決められていても、指定された場所にボールが飛んでくることはありません。
人が打っている以上、少しズレてしまうからです。
例えば、ラリーが続く人や試合で勝てる人は、ボールを待つ余裕があり、自分が打ちやすい場所まで移動します。
そうした方が、安定してボールを打てることを知っているからです。
だから、自分が打ちやすい場所まで、動くことで安定してボールを打つことができます。
⑤打つ打点を気にする
打つタイミングが不安定だと、次の足を使って動く動作が、悪くなってしまいます。
なぜなら、初心者の場合は、打点が不安定になると、左右の動きが遅れてしまうからです。
例えば、バックでボールを打つ時に詰まってしまい、フォア側への動きが遅れてしまう、などがあります。
だから、打つ時の打点を気にして、自分が打ちやすい打点で打つことを心がけてください。
まとめ
フォアとバックの切り替えが上達するに対応力が必要です。
ボールを速く・正確に予測する能力。
ボールが打ちやすい位置まで動く能力。
自分が打ちやすいリズム・タイミングで、ボールを打つ能力。
これら3点の能力が必要になります。
今回の記事はここで終了です。
最後に
今回の記事、「切り替えが上達する5つの考え方」はいかがでしたか?
切り替えの練習には、いろんな種類があります。
交互に1本ずつ打つ練習。
ミドル側を加えた練習。
2本ずつの練習もあります。
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最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。