スタジアム=学校という新たな街づくりの形について~郡山市100万人規模の都市へ~
スタジアムを学校として利用するのは現実的だと思うのは僕だけだろうか
まず大前提に、僕が勝手に見立てている建設予定地は「旧豊田貯水池」である。
郡山駅から車で10分、歩いて30分。郡山の人にわかりやすく言えば、モールの横のでっかい広場みたいな場所。
隣には郡山総合体育館があり、その奥には開成山陸上競技場、そしてプールがある。
例えばスタジアムに、20個の会議室を備える。それはグラウンドが望める高さの位置に作って、試合の日はVIPルームに使ってもいい。
1学年5クラスとして、15個の教室。
年代は中学校、もしくは高校生。
授業を行うのは、あくまでスタジアムの座席。
J1基準の15,000席作るとすると、各クラス40人いても余裕で座れる。なんならまずはJ3基準の5,000席でもいいかもしれない。
席の区画と区画の間に、パーテーションのようなもの(試合時には収納可能)を設置しておき、授業中には隣のクラスと分ける。
悪天候の場合はスタジアム内の教室で授業を行う。
各教科の教室などもどうにかしよう(あまり考えていない)。
最大の利点は立地だ。
体育では開成山陸上競技場、郡山総合体育館、そしてプールも徒歩圏内にある。
この場所だからこそ、実現可能なものだと思う。
24年に開校したFC今治高校のような、次世代を担う人材を育てる教育をする高校が郡山にも出来たら、わくわくしないだろうか。
学校に食堂があるように、スタジアムにも食堂を作る。
そこで練習終わりの選手たちと並んでご飯を食べられる環境があったら、面白いだろう。
スポーツ選手として戦っている人を間近で見られる経験。
そういうフラットな場所を作りたい。
日曜などはもちろん、FCプリメーロ福島のホームゲームをやらせてもらいたい。
NACK5スタジアム大宮→40億円、収容人数15,500人
長居球技場(桜スタジアム)→48億円、収容人数18,000人
栃木県グリーンスタジアム→34.5億円、収容人数18,025人
(ネット調べ)
事例を見るに、15,000人規模のスタジアムを作るには40億円ほどの費用が必要となっている。
現在物価高騰もあり、それよりはもっとかかってくるだろう。
だがこの資金を集め、市、そして市民を納得させられれば。
スタジアムがこの街に必要だ、ビッグアイに次ぐシンボルとしてふさわしいと認めてもらえたら。
FC今治の里山スタジアムのように、成長していくスタジアムも面白い。そういうストーリーを市民全体で作っていけたら。
スタジアムは人が集まる場所として。
学校として。
避難所として。
もっともっとスタジアムの可能性は広げられる。
ただの大きい、試合の日しか稼働しない邪魔なものではなくなる。
その先に、郡山市を100万人規模の都市にする未来があると思う。
仙台市に次ぐ東北の都市とは言いつつも、その差は歴然だ。
数字でも近づいていくには、あらゆる手段で郡山に人を呼び、移住してもらう何かがなければならない。
その一つの手段がスタジアム計画で、サッカーで、野球で、バスケで、バレーで。
それぞれが集まることで街に人が増え、街が潤い、市民が潤っていくんだと思う。
一つ朗報は、バレーのデンソーエアリービーズが郡山に本拠地を移転したこと!郡山を盛り上げる部隊が、また増えたこと。
最後にFC今治の里山スタジアム、成長するスタジアムの記事を載せておく。
僕が描くものはこういうものに近いけれど、もっとスタジアムを使う施策をしたい。
届け、誰かに。
FCプリメーロ福島 平 龍生