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データの考え方の話(枠順編)

ごあいさつ

初めましての方は初めまして!
いつも見てくださっている方はありがとうございます!
TakkuMattsuさんの競馬AdventCalendarに参加させていただきました。
9日目担当の波芦(なみあし)リュウセイと申します。

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今回は「データから枠順をどう考えるか」というお話をしていきたいと思います!

はじめに

そもそも「データ」って何だと思いますか?
僕もちゃんと説明できないので調べてみました。

――それをもとにして、推理し結論を導き出す、または行動を決定するための事実。資料。(Google日本語辞書より)
――物事の推論の基礎となる事実。また、参考となる資料・情報。(goo国語辞書より)

つまり、データを見て何を考えるかが大事ということみたいです。
競馬のデータには色んなものがありますが、今回は枠順に注目します。

「このレースは○枠が有利(不利)」
「枠の有利不利は無い」
こういった文章はよく見かけますよね。
たしかに数字を見たまま受け取るとそう見えるかもしれません。
でも、本当にそうなのかな?ということを考えていきたいと思います。

実践例

12/13のカペラS中山ダート1200m)を例に見ていきましょう。

カペラSの枠順別成績(過去10年)

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まず目を引くのは1枠の4勝。それから6~8枠の好成績です。
もともと中山ダート1200mは芝スタートなので外枠有利の傾向があります。
では本当にカペラSの1枠は買い!なのでしょうか?

1.人気を見る

データが偏ってる時に僕が最初に考えるのは人気です。
たまたま人気馬がその枠に入ることが多かった
これは結構多いパターンだと思います。
過去10年、1枠で好走した馬の単勝人気を見てみます。
(見やすさ重視で馬名は載せません。以下同様になります。)

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たしかに上位人気が多めです、でも人気薄でも2勝してますね。

2.脚質を見る

次に脚質を見てみます。

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脚質も比較的ばらばらに見えます。
ここまで見て初めて僕の中で「1枠は人気、脚質に関わらず好走しやすい」という仮説ができてきました。

3.人気薄で好走した馬を見る

それから人気薄で3着以内になった馬枠と脚質を見ていきます。
今回は単勝6番人気以下の馬について調べてみました。
(どこまでを人気馬と考えるかは人によりますし、出走頭数にもよるので僕はケースバイケースだと思ってます。)

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※は1.2.の項で挙げた2頭です。

上で挙げた2頭以外はほとんどが6~8枠ですね。
やっぱり脚質はばらばらに見えます。
また1枠の2頭以外の勝ちはなく2着までとなっていました。

4.好走できなかった人気馬を見る

今回は1・2番人気がどちらも3着以内に入れなかった年を見てみました。

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最初に見たデータ通りほとんどが2~5枠です。
脚質は比較的先行馬が多いでしょうか。
上がり3位以内の馬や8枠の馬は4~6着と惜しいレースになっていますね。

結論

ここまでの内容から僕なりにまとめてみると、

カペラSの枠順データから見た傾向
・1枠と6~8枠の好走が多く、脚質はあんまり関係ない。
・6~8枠なら人気薄でも脚質に関係なく好走が多いが基本2着まで。
・2~4枠に人気の先行馬が入った時は苦戦しやすく荒れやすい。

となりました。

あとがき

今回は「枠順」に「人気」と「脚質」を組み合わせて考えてみました。
こういう風に複数のデータを組み合わせたり比べたりして考えを広げていくのも競馬の楽しい部分だと思ってます。

なるべく誰にでも分かりやすく書いたつもりだけど、もしかしたら初心者の方には分からない部分があるかもしれません。
そういう時は自分で調べてみたり、周りの人に聞いてみてください。
きっと優しく教えてくれると思います。

競馬AdventCalendarはまだまだ続きます!
毎日素敵なものが増えていくので、ぜひチェックしてくださいね🌟
あらためて、参加させていただいてありがとうございました!

8日目は碧馬らいむさん→

10日目は新路けいとさん→

最後まで読んでくださりありがとうございました🌟
波芦リュウセイでした!

リュウセイくんmini

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