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何もしない不安。それに駆られて動くと、、、
イールドワーク(Yielding Embodiment®︎)のセッションでは、プラクティショナーは何もしない。
何もしないから楽なんじゃないの?と思われるかもしれないが、これがとんでもない(笑)
自分一人だけでも何もしないことが苦手な人が多いと思うが、クライアントという相手がいる上で何もしない。というのは、とても不安になる。
イールドのワークショップに通い出してまず直面したのが、不安との向き合い方だった。
クライアントと心地良い間合いで立つ。
ただ、立っている。
だんだん不安になってくる。
なにかせずにはいられない。
不安に駆られて、クライアントに近づく、触れる。
すると、クライアントの身体が不自然に強ばったり、呼吸が乱れたり、そういったことがすぐに起こる。
経験を積んで解像度が上がると、不安に駆られて、何かしようかな。と思っただけでそれがクライアントに伝わり、クライアントの身体に異変が生じるのがわかるようになってくる。
では、どうすれば不安から動くことがなくなるのか。
それは空間、世界、宇宙、仏、神、光、呼び方は何でもいいが、何か大きな流れに身をゆだねられるかどうかだと思う。
自力の限界を知ることで(誰しもそんな経験はあるのではないだろうか)、自然と大きな何かに身をゆだねられるようになってくる。
イールドのセッションを例に挙げると、クライアントへの働きかけは「〜しよう」と考えてから動くのではなく、勝手に身体が動いている。
ワークショップでは練習セッションの後に振り返りシェアを行うが、その時の発言は、後から言葉にすると、、、という感覚だ。
不安・恐れからの行動は、「ゆだねる」の文脈から外れてしまう。
そうすると流れが淀み、スムーズに流れ出すまで時間がかかってしまう。
お金を貰ってセッションをしていると、さらに「なにか変化を起こさねば」「満足してもらわねば」という力みが出てしまいがちだが、イールダー(イールドワークの提供者)はそんな不安に駆られずに、ただ「ゆだねる」人たちだ。
イールドワークのセッション、おすすめです◎