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nekonogara
へっぽこ万歳
最近、自分の偏りに気づくのが楽しみになっている。
ぼくは仕事中、自分が出来ることを他人ができないとイラッとする傾向がある。能力礼賛主義だ。
このイラッとした気分を鎮めるために、
「この仕事においてはぼくの方が優れているけれど、きっと他の何かではこの人の方が優れているはずだ。」と自分に言い聞かせる。
文章にしてみたら結構嫌な奴だな。
我ながらビックリだ。
最近パートナーと、人間はみんなヘッポコなのだ。という話をよくする。
今日もそんな話をしていてハッとした。
ぼくもへっぽこなのに、自分をなにか別のところに置いて他人と接している。
上記のエピソードはその現れであり、自分を傷つけない為に、恐れから世界をみている。
なにを無理しているのかなと思う。
もっとへっぽこを全面に出しても平気なはずだ。
恐れているぼくが見ている世界はやさしくないが、へっぽこを生きるぼくがみる世界は間違いなくやさしい。
少し心が波立つのを感じると、
「へっぽこ♪へっぽこ♪」と歌う。
そうすると強ばり始めていた身体がゆるみだす。