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かもめ亭 1103環境 TG代行天使 使用構築解説
初めに
当時ぶりにオフラインで1103環境の大会に参加してきましたので自分の中で反省会も含めた使用構築の解説です。
デッキレシピ
![](https://assets.st-note.com/img/1723892512954-JtiExsUTbF.jpg?width=1200)
戦績
⒈マシンガジェ 先先後
〇×ET〇
⒉ジャンド 後後
〇〇
⒊HEROビート 先先後
〇××
⒋HEROビート 後先後
〇××
⒌カオスビート 後先後
〇×〇(3本目、お相手デッキ枚数不足によるシングルロス)
概要
初めに言っておくと、かもめ亭は通常の1103環境とは違う点があります。
・現行ルールの採用
・エラッタカードが存在する
・その他、一部カードやフェイズ内における裁定変更
以上の点があります。
そのため、通常の1103環境でも通用する構築になっているかは試してみないと分かりませんが、概ね使い勝手は変わらないと思います。
特に影響するルールで言えば、『先攻ドロー廃止』になると思います。
先攻ドローなしの1103環境では主に取りたいのは後攻になりますが、先攻時、相手より枚数が1枚少ない上でどうやって勝つのかを考えないといけません。
当初は【純代行天使】を使う予定でいましたが、使うにあたって気になった部分に『先攻になった際のリソース不足』が挙がりました。
使った事のある方は分かると思いますが、【代行天使】というテーマはその強さを支えているのが《創造の代行者ヴィーナス》による多面展開です。
そのため《神聖なる球体》を使い切った後はリソースなど無いに等しいということになります。
【純代行天使】では《創造の代行者ヴィーナス》を通した後の攻め手の継続的な確保や代行者パーツが引けなかった時の耐久が難しいと判断し、TGギミックを搭載した【TG代行天使】の選択となります。
デッキコンセプト
今回のかもめ亭で使う上で考えたコンセプトは、『先攻と後攻のどちらでも安定する構築』です。
上記を考えた時この環境はサーチをするデッキが多いと思ったので、《ライオウ》で相手を抑え込んでいる間にTGを貯め込むといったプランになりました。
《ライオウ》と【TG】ってアンチシナジーでは?って思うかもしれませんが、それはあくまでも『相手に《ライオウ》を使われるから辛い』というだけの話です。
自分が使っている場合は別に《ライオウ》が相手によって退かされるまでTG展開をしなければ良いだけなので自分のプレイングで解決出来る範囲内です。
今日5戦通してメイン戦は全勝してるのでコンセプトはガッチリハマってたと思います。
サイドチェンジ後はシンプルに僕のプレイが未熟故に負けた感が凄いので上手い人が使えば全然勝ち切れると思います。
各カード採用理由
メインデッキ
《ライオウ》
今回【TG代行天使】を持ち込むにあたり、コンセプトになった1枚です。
当初はメインに3枚入れる予定でしたが、【ジャンド】や【ラギア】に刺さる場面が少ない事から2枚に落とし、サーチを多用してくる相手と当たった場合にサイドから3枚目を入れるというプランを取りました。
それと、このカードをメインに採用した理由がもう1つあります。それが『相手に出される《ライオウ》が越えにくいから』です。
攻撃で上から殴るだけなら《TG ラッシュ・ライノ》がいますが素の打点が1600ということもあり、《ライオウ》に殴られるという元も子もない状況に成りうると考え、それならばいっその事相打ちで良いと考えたためです。
初戦の【マシンガジェ】に勝てたのもこのカードのおかげな所が大きかったです。
《ジャンク・シンクロン》
ストライカー&ヴィーナス展開の時に《創造の代行者ヴィーナス》に《奈落の落とし穴》をされた時のリカバリー用として採用してあります。
上記の試合展開になった場合、《TG ストライカー》が破壊されてエンドフェイズに《TG ワーウルフ》が手札にあるというのが想定されます。
その時に《虚空海竜リヴァイエール》へ繋げることが出来ます。その他にも、《A・O・Jカタストル》に1枚でいけるのも偉いため採用してます。
それと、このカードを採用する利点に《増援》を搭載した際に選択肢が出来るというのも大きいです。
実際、今日の試合の中で《ジャンク・シンクロン》で《A・O・Jカタストル》に繋がったおかげで勝てた試合がありました。
《禁じられた聖槍》
言わずもがなですが、《創造の代行者ヴィーナス》や《マスター・ヒュペリオン》、その他シンクロモンスターやエクシーズモンスターを通しやすくなるために採用しました。
本当は3枚採用したかったところですが、あまりにも罠による守りが薄くなってしまうため減らしてあります。
《強制脱出装置》
先攻で引いても後攻で引いても使いやすい罠としての採用になります。
後攻時には、後攻で相手に出された《ライオウ》をどかす。先攻では状況に応じて柔軟に対応できる守りのカードとして使えるための採用です。
《奈落の落とし穴》
【代行天使】を使う上で、ライフの確保をなるべくしたかったので《神の警告》ではなくこちらにしてあります。
とことん刺さらない相手もいますが、その時はサイドに入れた《神の警告》と交換します。
エクストラデッキ
《ダイガスタ・フェニクス》
2枚でない理由として、1103環境はガン伏せ環境の為1killがそこまで決まらないと思っているので減らしました。
実際今日使っている中でも2枚目が欲しい場面に出くわしていないので今のところは2枚目は要らないと思っていますが今後調整した時にどうなるかは分かりません。
《シャインエルフ》
《ダイガスタ・フェニクス》が減った枠に搭載しました。
《ガチガチガンテツ》と違い素材が吐きやすいので《マスター・ヒュペリオン》の効果のコストに困りにくくなるのも良いです。
それとこのカードが立っていると相手が下級モンスターで打点を超えてくることがほぼなくなり、除去札を使ってくれるようにもなるので使いやすい1枚でした。
サイドデッキ
《D.D.クロウ》
対【ジャンド】と【暗黒界】用です。
今回のかもめ亭は現行ルール採用の為、小技などもありますが唯一投入した【ジャンド】戦で引かずに終わったので関係ありませんでした。
《スノーマン・イーター》
対【HEROビート】と【ラギア】用です。
相手に出される《ライオウ》に対する処理能力が明確に変わるので採用しない理由がありません。
《サイバー・ドラゴン》
後攻時に使いやすいので出番が非常に多かったです。
恐らく今回のサイドデッキの中で一番使用したカードです。
《ライオウ》
対戦相手のデッキ次第で投入する用の3枚目です。
《砂塵の大竜巻》
使いやすい伏せ破壊カードとして採用してあります。
《神の警告》
個人的に【代行天使】を使う上ではあまり採用したくないカードです。
というのも、このデッキではライフコストがとても重く、代行者を引けていない展開になった時に使うと、そのコストを払ったせいで負ける等とても脆いためです。
しかし、苦手対面である【カラクリ】や《奈落の落とし穴》が刺さらない対面で必要性を感じたのでサイドに用意しました。
《王宮のお触れ》
主に【ガジェ】と【ラギア】に対して採用します。
このカードで罠を封殺できるとそのまま1killで圧殺という場面もあるので入れてありました。
各カードの不採用理由
《冥府の使者ゴーズ》
このカードで容易に越えられる対面が一定数存在しているため最後まで悩んではいましたが、個人的な優先度が41枚目だったので枠が足りなかったので抜きました。
このカードがあればライフカット出来て勝てたかもしれないという場面も少しあったので入れてもいいと思います。
《カオス・ソーサラー》
【TG代行天使】において闇属性はTGを循環させていれば勝手に貯まるため検討しました。
しかし代行者を引けずこのカードが手札で腐るという場面の方が多そうという引きムラや1109になって使えるようになる《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》程のパワーもないので不採用。
《TG ラッシュ・ライノ》
今回はコンセプトがビートダウン寄りだったので当初は入る予定でした。
しかしメインに《ライオウ》を採用した場合、上から殴られてサーチが出来ないという本末転倒な結果が起きそうと判断しました。
《TG1-EM1》
打点が高くて越えられないモンスターに対しての回答として最後まで検討してましたが今回は不採用にしました。
調整した結果戻ってくるということは有り得る1枚だと思います。
終わりに
今日一日を通して、サイドチェンジ後が下手だというのが分かったので自分のプレイを見つめ直しつつ、また何処かで1103環境の大会に参加したいなと思います。
長々とお付き合い下さりありがとうございました。