【夢日記】2024.12.16(月)大谷翔平に全ての話題を掻っ攫われる
僕は地元の友達であるI.M、M.M、O.T(全員男)の4人でプロ野球のオープン戦を観戦していた。テレビ中継で試合の行方を見守っていた。僕はカープファンなのだけど(現実世界も夢世界も)、関西生まれ関西育ちだからか、みんな、阪神タイガースへの興味関心が強いらしく、じゃあ阪神の試合を観ようか、ということになった。
試合が中盤から終盤に差し掛かったタイミング。阪神の攻撃。ノーアウト一塁。バッターはバントの構えを見せる。ピッチャーは牽制を挟みながらバッターと対峙していく。盗塁を警戒するような動きを見せる。カウントは2ボール1ストライク。ココでバッターが一度、打席を外した。三塁コーチャーのサインを確認する仕草がカメラで映し出される。一呼吸置いた後、再びバッターボックスへ。
その一連の動きを見て、何らかを察知した僕は、「ココでエンドラン仕掛けて来そう。何となくそんな気がする」と呟いたら、僕の予言通り(?)、一塁ランナーを走らせた上で、バッターがヒッティングを仕掛けて来た。
相手バッテリーも、3ボール1ストライクになって、ランエンドヒットを仕掛けやすくなるシチュエーションを避けたかったのか、ストライクを取りに行ったような真ん中付近のボールを投げてしまう。待ってましたと言わんばかりにライト方向に引っ張る(バッターは左打者)。作戦が見事にハマり、ノーアウト一三塁の形を作ることに成功した。
僕以外の3人は、阪神がチャンスを作ったことよりも、「何で打つ前にエンドランって分かったん?」と興味津々の様子だった。「俺だって何も考えずに毎日野球の試合を観てるわけじゃないのよ」とだけ返して、フフンとしたり顔を浮かべていた。
その後、ピッチャー交代で間が生まれたので、試合の流れ的に「ココは何かしら仕掛けてきそうだな」というポイントだったことと、バッターの仕草とか、守備位置を確認する目の動かし方を見ると、ある程度、一二塁間を狙っているな、というのが窺えたことと、藤川球児新監督はじめ首脳陣が刷新されて「藤川タイガースはこういう野球をやってくるぞ」という意識を相手に植え付けるために、オープン戦~シーズン序盤は、動ける場面ではリスク覚悟で仕掛けて来る可能性が高くなりやすいこと、の3点を簡潔に説明した。
ある程度、野球が好きな人だったら、大したことのない話なのだけれども、僕以外の3人は、日常的に野球に触れているわけではないからか、”理解は及ばないけどとりあえずスゲー”みたいな感じで、僕のことを称えてくれた。「あぁ…。なんか気持ち良い…。」と思いながら、僕の読み通り、エンドランのサインを出してくれた阪神の首脳陣に、感謝していた。
ところが、である。
同じく、地元の友達であるK.R(男)が、少し遅れて参加したのだけど、なぜ遅れたのか理由を説明する際に、「道中で平松政次さんとバッタリ出くわしたんだ。どうやら大谷翔平との独占インタビューに臨むために渡米する予定だったらしいんだけど、大谷側が急きょボイコットを起こして、宙ぶらりん状態になってしまったらしくって…。そのトラブルに追われてたら、こんな時間になっちゃった」と、頭を搔きながら話すではないか。
”大谷翔平”
阪神のオープン戦はそっちのけで、みんなの注目は、ソコに一点集中してしまった。平松政次に関してはノーコメントだったので、興味が無い、というよりも、そもそもいったい誰なのか、コメンテーターかレポーターかだろう、ぐらいに思っていたのかもしれない。僕は「大洋ホエールズの大投手だぞ!」と、喉元まで出かかりながらも、やめた。「そもそも大洋ホエールズってドコ?」と聞かれるのが、目に見えていたからだ。(横浜ベイスターズの前身)