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2023.07.10 月曜日


今日は月曜日なのでプロ野球の試合は無いだろうと思いながら「一球速報」を開いてみたら「ホークス-西武」の1カードだけ組まれていた。

こういうのは凄く有難い。なぜなら、贔屓チームである広島東洋カープ以外の球団の試合をじっくり見れる機会がほとんど無いからだ。ましてや、パ・リーグの球団ともなると、レギュラーシーズンでは、交流戦の1カード3試合しか当たらないのだから、ほとんどお目にかかれない。

「カープの試合は無いけど他の球団の試合は幾つかあるよ!」ってパターンもあるのだけど、この場合、申し訳ないけれども、パ・リーグとセ・リーグだと、セ・リーグの球団を優先することにしている。理由としては、近々、カープとも対戦するだろうから、まあ、カッコ良い表現を借りれば「敵情視察」みたいな感覚で観戦したいと思うからだ。

だからこそ「パ・リーグの球団のみ対戦カードが組まれている日」というのは、僕にとって貴重だ。他の試合に気を取られることなく、心置きなく、普段見れない選手の雄姿を拝むことが出来るのだから。

それで一つ思い出した。これは特にパ・リーグで起きる現象だと思っているのだけど「平日デイゲーム」のケースが、チラホラあったりする。これも個人的には嬉しい。時間さえ合えば「デイゲームはパ・リーグの試合、ナイトゲームはカープの試合」という、普通、休日にしか体験出来ない「1日2試合観戦デー」という、満腹コースを堪能出来るからだ。

「毎日ずっと野球を見て何が楽しいの?」

文字にするとトゲがあるような書き方になってしまったが「良くそんなに見ていられるね」「私だったら飽きてしまうよ」みたいなニュアンスを言外に込めながら、何気無く尋ねられることが、ちょくちょくある。

まあ、僕としては、当たり前の日常、みたいなものなので、改めて質問されると答えに窮してしまうなぁ、というのが正直なところだ。野球を見れる時間帯に野球がやっているのなら、無条件で野球を見る。物心がついた頃からそういう風にプログラミングされてしまっているのだ。

別にプロ野球に限った話ではない。高校野球だって楽しんで見ている。特に最近は、プロアマ問わず、野球中継の設備が凄く充実してきた。「スポーツナビ」とか「スポーツブル」などで、アマチュア野球、大学野球が配信されているのをボーッと眺めてたこともあるし、今だと、高校野球の予選大会も配信されていたりする。

つくづく、良い時代になったものだ。ネット環境さえあれば野球にアクセス出来る環境が十分過ぎるぐらい整っている。有料サービスだったとしても、月額数千円を払えば、毎日、喜怒哀楽を感じながら、熱中することが出来る。そう考えるとコスパが良い趣味じゃないかなって、僕は思っている。

「コスパが良い」と書いて、最後に謝っておかなければならないな、ということに気が付いた。そう。僕は、ファンの区分を「金を落とす・金を落とさない」の2つに分けると、後者、金を落とさないグループに属するのだ。

具体的に言えば、選手のグッズだとか、現地観戦の際のチケットだとか、そういうものに、ほとんどお金を落としていない。いや、少しぐらいは貢献してきたつもりだけど。ホント、数えられるぐらいしか、貢献していない。そのくせ、毎日・毎年、飽きもせずに、野球を見続けている。中継映像越しに。

一口に「野球ファン」と言っても、ホント、色んな人種の方が居るなぁと、野球を好きになって、どうだろう、20年は経ったかなと思われるが、「そういう風に野球を見てるのか!」とか「野球観が僕と全然違っていて面白いなあ!」などと驚かされることが未だにある。

ゆえに「野球談議」は話が尽きることなく延々と語らうことが出来るのだ。たとえ、同じ試合を振り返ったとしても、人が変われば、着目するポイントが全然変わってくる。ソコをお互いが深掘りしながら話していると、1試合だけで、立派な酒の肴へと昇華してしまうものだ。

嗚呼、野球って、やっぱ良いわぁ・・・。

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