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【エッセー】HEARからの卒業

開幕ブラックアウト。(出オチ)

この画像だけだと、全く意味が分からないと思われるので、補足説明を加えておく。

「HEAR」という音声投稿サイトを読み込もうとしていたら、時間が掛かって、時間が掛かって、メチャクチャ時間が掛かって、メチャクチャ時間が掛かって、これでもかというぐらいに時間が掛かって、ようやく画面が遷移したかと思えば、そこにあったのは、漆黒の世界だった、まぁ、ざっとこんな感じだ。

以前、僕は、2度も、似たテーマで、記事をUPしている。

1回目は7月27日。2回目は9月6日。そして、3回目の今日は、10月5日。大体、1ヶ月周期ぐらいで、不具合を訴えているわけだ。

つまり、1ヶ月周期ぐらいで、サイトに繋がりにくくなったりするのか、と問われると、実は違う。僕の場合、ほぼ毎日、と言っても良いぐらいに、悩まされ続けて来た。それも、1回目の記事をUPした時から、だ。期間にすれば、2ヶ月強もの間、僕は、サイトが繋がりにくい現象に対して、フラストレーションを溜めていた、ということになる。

言い換えれば、「もうちょっと勘弁ならねえ!」と、フラストレーションの沸点が最高潮に達するタイミングが、大体、1ヶ月周期ぐらいで訪れる、と解釈することも出来よう。そう考えれば、1回目と2回目の期間よりも、2回目と3回目の期間の方が、多少短くなっているのも頷ける。人間の喜怒哀楽のメカニズムを研究する上で、重要な手掛かりとなるかもしれない。(ならない)


晒し者にするようで気が引けるのだが、「HEARの中の人」が運営している公式Twitterを覗いてみると、最新ツイートが、こうなっていた。

内容に関しては特に触れる気は無いが、僕が注目したのは、投稿日時だ。今年の7月18日。その日を最後に、投稿が途絶えている。つまり、2ヶ月半もの間、新規ツイートが投稿されていない、ということになる。

ココで僕は考える。7月27日に不具合を訴えた僕の記事と、全くの無関係なのだろうか、と。「疑い深い性格」と自認している僕としては、どうしても、勘繰ってしまう。サイトが繋がりにくくなった現象と、ツイートが途絶えたタイミングを、単なる偶然だと受け流すことが出来ないのだ。

ただ、「HEAR」の「新着」のページを見れば分かる通り、1日24時間、常に、サイトに繋がりにくい、というわけではない。1日、5~10個のペースで、新着投稿がなされている。活況なサイトやアプリと比べれば、いささか少ない気もするが、これはおそらく、サイトの繋がりにくさうんぬんよりも、アクティブユーザー数の問題だと、僕は考えている。現に、快適な状態で利用出来ていた頃も、新規の投稿数は、ほとんど同じだった印象だ。

もしかしたら、ユーザーによって、サイトの繋がりにくさ等は、違うのかもしれない。正直に言わせてもらうと、僕は、過去の2度の投稿を通して、「サーバー側に何らかの問題が生じている時にこういうエラーの表示がなされます」などの解説サイトにも立ち寄ったのもあって、「あぁなるほど。僕の問題というよりも向こうの問題なんだな」と思っているフシがある。だが、端末による相性なんてのも、存在するのかもしれない。あくまでも推測に過ぎないが。

ただ、確かに言えることは、これまでの2ヶ月強の間で、僕は、数え切れないぐらい、「今、サイトに投稿したいのに、上手く繋がらないから、投稿出来ない・・・。」と、ストレスを感じた経験をしてきた、ということだ。もしかしたら、他のユーザーも、似た悩みを抱えながらも、利用しているのかもしれない。あるいは、全く不便さを感じることなく、快適に利用出来ているのかもしれない。それは僕には分からない。

考えれば考えるほど、分からないことだらけだが、ただ、一つだけ言えることは、「もうちょっと、このサイト使うの、限界っす・・・。」と、心が折れかかった、否、折れかかっていた心が、遂に、ポキッと折れてしまった、ということだ。


そんなわけで、こうなった。

「こうなった」と言われても、これまた、画像1枚だけでは、理解に苦しむと思われるので、補足説明を加えておく。

これは「LISTEN」という、これまた音声投稿サイトの、プロフィール画面をスクリーンショットで撮影した画像だ。「なぜサイトのURLを載せないの?」という疑問に対しては、「なぜだか良く分からないが埋め込みが上手く行かないんです」と正直に答えておく。申し訳程度に、URLをそのまま、載せておくことにしよう。

https://listen.style/

実のところ、「LISTEN」は、「HEAR」を使っている以前から、愛用していた。2つ、ポッドキャストが紹介されているが、上の方、「声日記」をUPするためのツールとして、利用させてもらっていたのだ。今回、そこに新たに、「夢日記」のポッドキャストも開設する運びとなった。これがいわゆる、「HEAR」からの鞍替え、ということになる。

そう。「HEAR」では、寝て見る方の夢を見た際に、「今日はこんな夢を見たよ~」みたいな話を、ラジオ形式で録音してUPしていたのだ。だが、前述してきたように、録音したファイルをUPしようと、サイトを開こうとするも、サーバーエラーになったりして上手く繋がらない、などといった問題が生じて、投稿に手間取るケースが、多々あった。

投稿したいタイミングで投稿出来なかった日は、こまめにサイトを訪れて、「繋がるかな・・・。繋がらないかな・・・。」と、祈る思いで開いていた。僕の感覚の中での数値で申し訳ないが、「快適に繋がる確率:10%」ぐらいだったように記憶している。それでもUPしたいから訪れる。何度も何度も繰り返して、ようやく繋がって、ホッと一息ついて、UP作業に入る。そういうことも結構あった。1日中、頭の片隅で、「今日はまだ夢日記をUP出来ていないんだよな・・・。」と、モヤモヤを抱えている時さえあった。

付け加えると、「夢日記」の性質上、「夢を見てから時間が経ってしまうと正確に内容を思い出すのが困難になる」という点も、僕をひどく困らせた。本来であれば、夢を見て、起き抜けに録音して、そのままUP作業に入ることで、新鮮な夢体験のままカタチに残す、のがベストなのだけれども、スムーズにUP出来ず、だいぶ時間が空いてから、ようやく繋がって、さぁUPしよう、となると、「あれっ、今日の夢、どんな内容だったっけな・・・。」と、アヤフヤになってることも多かった。白状すると、おぼろげな記憶を引き延ばして、「これってもう、今日見た夢の内容じゃなくね・・・?」と、苦笑いを浮かべざるを得ない話になってしまう、なんてこともあった。それが一番のストレスの種だった、と言っても良いかもしれない。

この問題に対しても、僕なりに対策はしてきたつもりだ。習慣の一つである「メモ魔」の一環として、夢で見た内容を、鮮明に記憶に残っている内に、ざっくりと書き出しておく、なんてこともやったりしていた。ただ、これも、やはりどこか、実際に経験した夢体験から乖離してしまう感覚があった。それが僕には解せなかった。「実体験に基づいたフィクションです」みたいな内容になるきらいがあったのだ。「これは脚色の範疇?それとも嘘吐きの領域に片足を突っ込んでる?」と、自問自答を重ねながら書き出していることもあった。

そんな感じで、ああでもないこうでもないと、試行錯誤を重ねていく日々に、僕は、疲れてしまったのだ。「元を辿れば、UP作業までスムーズに出来ていれば、不要な時間と労力なんだよな・・・。」と思うと、身が入らなくなってしまったのだ。その後、「別に『HEAR』でなければならない理由も無いんだよな・・・。」という考えに行き着いたのも、自然な流れと言えるのかもしれない。

ココでは、簡単に触れる程度にしておくが、当初から、「HEARからLISTENに鞍替えだ!」と、即決したわけではなかった。その前に、「僕の使い方にマッチしそうな音声投稿サイトはあるかなぁ?」と、最新情報をチェックする時間を設けたからだ。だが、「これだ!」というものには出会えなかった。

唯一、「Tavern」は、僕と相性が良さそうな気がするのだけど、いかんせん、アクティブユーザー数が少な過ぎる点と、最新のアップデート履歴が「2022年2月16日」であることから、断念した。アプリをダウンロードしてみての使用感も含めて、僕の好みでは有ったので、尚更、残念でならない。需要は有るはずなので、誰か、リメイク版的なアプリを作成してくれないかい?(他力本願)


そんなこんなで、新たに興味を引かれたアプリ(サイト)に出会えなかった僕は、「ポッドキャスト系のアプリで、新たに『夢日記』を開設するのが、最も収まりが良いかなぁ・・・。」と考えて、結果、「LISTEN」の活動の幅を広げることにしたわけだ。

今こうして、決断して、自分に言い聞かせる意味合いも込めて、書き出している最中にも、心のどこかで、後ろ髪を引かれるような思いに駆られている。思い返すと、「HEAR」には、長らくお世話になって来た。はじめから「夢日記」としてスタートしたわけじゃなかった。ココでは割愛するが、紆余曲折を経て、今のカタチに収まったのだ。足跡を辿り始めると、感傷的な自分が顔を覗かせる。一度、身を置いた空間から、いざ離れるとなると、悲しさや寂しさを覚えるのは、人間のサガなのだろう。いや、生き物全般、そうなのかもしれない。

出会いと別れに ただ泣き笑い
それだけの人生か
でも それだけあったら 失敗じゃない
僕らの人生は
完璧な人にはなれないけれど 完璧な人生

ふと、このフレーズを思い出したので。

エンディングテーマにどうぞ。

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