興味深い日本ハム・加藤豪の言葉、来季どんな言葉が飛び出すか楽しみ
日ハムファンでもなければ、加藤豪将の米国でのプレーを追いかけていたわけでもないのに、どこか引き込まれる。類稀な人間的魅力を持ったプレイヤーであることは間違いない。
気になり始めたキッカケは日ハムがドラフト指名を検討しているニュースが話題に上がって以降だと思うけども、加藤豪将本人への注目度が高まったのは、やっぱり入団会見だろう。
入団に至るまでの経緯を、心情を包み隠さず書き出したレターを作成し、それを報道陣に配布する。そんな話、今まで聞いたことがなかった。敢えて書けば、日本の野球を見てきた者としてはちょっと想像出来ない。印象的な出来事だった。
入団会見の内容も彼らしさが随所に溢れていたのを良く覚えている。
悔いを残さぬよう熟考した末に日ハム入りを決断してからは「ベースボール」ではなく「野球」に順応するために、1日でも早くチームに合流して、日本の環境に馴染もうとした。即座に有言実行。言葉だけでなく行動で示せる姿を僕たちプロ野球ファンに見せてくれた。
話題に事欠かない彼がまたホットなニュースを提供してくれた。秋季キャンプでの挨拶。
そもそもそんな大役を任されるのかという驚きがあった。それだけ頼りになる立ち居振る舞いを合流当初から見せていた証拠だろう。
▶自分が自分を信じていなかったら、フロントが自分を信じるわけがない。自分を信じて、やっとメジャーに行けた。
メジャーリーガーになる夢を叶えるにあたって、決して順風満帆とは言えない日々を送ってきた彼が発するからこそ、ズシンと心に響く言葉になる。
一見すると話題性重視、プラス、即戦力への期待という指名に思えたが、彼に一番期待していたのは、こういうところなのかもしれない。発言力。キャプテンシー。新庄ビッグボスがいかにも好みそう(笑)
「自分を信じる」を熟語で表すと「自信」になる。
ハッタリでもなく過信でもない、本当の意味での自信を持つためには、それ相応の行動が伴わなければならない。
例えば、一度決めた夢や目標は何が何でも実現させるという強い覚悟を持つ。妥協したり下方修正したりすると、それが悪癖となって、ドンドン現実に近付けてしまう。自分が決めたことを自分で守らない人は、自分を信じることなんて到底出来はしない。
「自分を信じる」「自信」という言葉の意味をどれだけ噛み締められるか。どれだけ真摯に受け止められるか。それは本人次第。他人の言葉掛け一つではどうすることも出来ない。
加藤豪将の情熱的なメッセージに感謝するとともに、自分自身も肝に銘じて、自らを律する材料に活かしたい。改めてそんなことを考えさせてくれる記事だった。
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