今日はさすがに和田毅の人的補償騒動に触れるわ。なお
「今日はさすがに」と言われても、知ったこっちゃないだろうが、僕の中で、noteでガッツリと野球の話題を取り上げるのは、ちょっと違うかなぁと思っていたので、そんなタイトルにさせてもらった。こっち都合だ。気にしないでほしい。
野球の話題を書こうとすると、何からどう手を付けて良いのか分からなくなって、どうにも頭がゴチャゴチャしてしまう。僕の場合、話しながら思考を整理していって、“あっ、俺、ココが気になってるんだな”、とかが見えてくると、そこを深掘りしていって、それなりに会話を成立させることが出来るのだけど、書くとなると、ドコに焦点を当てて書き進めていくのか、というのが難しい。相手のリアクションを確認しつつ話題の方向性を決められないのもあるかもしれない。
まあでも、それでも、書きたいと思ったのだから、よっぽど、インパクトの大きい出来事だったわけだ。今年一番ビックリした。・・・って、今年はまだ11日しか経ってないか。じゃあ、今年最大ビックリした。残り354日を控えながら、そう言い切っても良い、と思えるほどにビックリした。そんな野球ファンも数多く居たことだろう。スポーツナビのトップニュースに上がっていたのもあってか、ヤフコメの数の多さがそれを物語っていた。目は通していないが、数だけでいえば、10000を超えて行きそうな勢いだった。実際に超えたのかどうかは定かではないが。
僕はカープファンだ。ホークスファンでもなければ、ライオンズファンでもないし、ましてや、パリーグファンでもない。そんな僕ですら、これほどまでにインパクトを感じたのだから、相当だ。今回の一件に携わったファンの方々、とりわけ、ホークスファンの方々の心中を想うと、胸が苦しくなる。
・・・そろそろ、本題に移ろうか。
和田毅。個人的には、昨シーズンの交流戦、カープ戦で投げた試合を思い出す。もう、とにかく、若々しかった。「老獪」って言葉がこんなに似合わない40オーバーも、そうは居ない。言っちゃなんだが、師弟関係にある大竹耕太郎の方が、老獪なピッチングに見える。どんだけ若々しいんだよ。和田毅。あと、ワインドアップ投法で投げていたのも印象に残っている。「ピッチャー振りかぶって投げた!」。松坂世代の名に相応しいピッチングフォーム。相手チームでありながら思わず見入ってしまう自分が居た。それぐらい上々の立ち上がり。・・・だったのに、2回、ピッチャー強襲によるアクシデントで、緊急降板。ベテラン選手のこういう光景を見ると、必ずと言って良いほど思い出してしまうのが、前田智徳がデッドボールを受けたシーン。どうしても、年齢が年齢だけに、最悪のケースが頭によぎってしまうのだ。和田毅だけではない。昨シーズンは、青木宣親にも頭部死球を与えてしまった。あの時も、やはり前田智徳のことを思い出している自分が居た。こういう時は、何も言葉が出て来ない。もちろん、申し訳ないという想いはあるし、アクシデントが起きた直後、謝罪の意を示すツイートをした覚えもあるけれど、それ以上、言葉が紡げなくなる。どうか無事であってくれ。どうか軽傷であってくれ。どうか元気な姿を見せてくれ。その想いで胸が一杯になってしまうのだ。実際、二人がベンチに下がってからしばらく、野球観戦に集中出来なかったことを、よく覚えている。
・・・本題に移ろうか、と言いながら、やっぱり話が脱線している。どうしたってこうなる。これがもしも、誰かと野球談義をしているならば、相手のリアクションを見て「あっ、この話題は興味無さそうだな・・・」と思えば、サッと引いたりすることも出来よう。だけど、僕からすると、どれも関心のあることばかりだから、思いつくままに手を動かすと、こんな支離滅裂な状態になってしまうのだ。だから、noteで野球の話題に触れるのは御法度なのである。改めて思い知らされている。恋愛の話で「本当に好きな人とは(気持ちが前のめり過ぎて駆け引きとかが一切考えられなくなるから)付き合えない」という話を聞いたことがある。僕はその時「なるほど、確かにその通りだな」と思ったのを覚えている。何事にも通じるのかもしれない。本当に好きな話題は(気持ちが前のめり過ぎて起承転結とかが一切考えられなくなるから)語れない。一理あるかもしれない。
・・・違う。そんなことが書きたいわけじゃないのだ。本当は。朝方のニュースで「人的補償に和田毅を指名」という見出しを見て、愕然となった時の気持ちを思い出せ。あの時、僕は何を考えていたんだ。・・・。上田まりえのことを思い出していた。みんな大好き「上原浩治の雑談魂」の名アシスタント。初出演の頃から野球愛を爆発させていて大好きだけど、ショートヘアーにしてからもっと好きになった。・・・いや違う。そっち方面に今は話題を広げたいんじゃない。そう。和田毅と上田まりえ。彼女は、ダイエーホークスをこよなく愛しており、その中でも、和田毅を「最推し」に挙げていた。「その割にはナイツの塙と行なったクイズ番組で和田毅の投球フォームの影絵を正解出来なかったじゃないか?」なんて物言いは気にするな。彼女の野球愛・ダイエーホークス愛・和田毅愛は、正真正銘のホンモノだ。「上原浩治の雑談魂」を1本目の動画から最新動画までチェックしている自分が言うのだから間違いない。プロ野球チップスのカードで「上原浩治チームvs上田まりえチーム」で対決する際、上原浩治チームに和田毅が出たら、上田まりえは、カメラを意識していなさそうなガチトーンで「カードくれませんか?」と言っていたのをよく覚えている。空気感がガラッと変わるから一瞬で分かる。ああいう時の上田まりえは目付きが鋭くなる。「ああ、これはホンモノだわ」と感服させられるシーンが、これまでに幾度とあった。「ライト層・コア層」は「知識」で決まるのではない。「愛」で決まるのだ。その点で言えば、上田まりえは、ガチガチのコア層である。僕が保証する。
・・・ともかく、僕は、上田まりえのことが好きなのだ。だから、和田毅がライオンズに人的補償で移籍することになったらどう思うのだろうか、などと考えていると、居ても立ってもいられなくなった。僕の周りにも、数人ぐらいはホークスファンの方が居るけれども、それよりも、リアルで関係を持っている彼らよりも、僕は、上田まりえの心配をしていた。それだけは確かなのだ。これを「薄情」と捉える人も居るかもしれないが、僕は「和田毅愛の優先順位を考慮すればやむを得ない」と弁解させていただく。
・・・せっかくだから、甲斐野央についても触れたい。この流れで今更名前出してくれなくてもいいっすよ、と言われても言い返せない展開ではあるが、彼も彼で、僕なりに思い入れのある投手なのだ。なんといっても兵庫県の西脇出身。僕は姫路出身。つまり「西兵庫」で生まれ育ったわけだ。この感覚は兵庫県民なら分かって貰えると思うけれど、同じ兵庫でも、神戸方面、つまり「東兵庫」で生まれ育った人に対しては、そこまで親近感を抱かないけれども、西兵庫と言われると、初対面でも旧来の親友であるかのようなテンションで接してしまうことがある。そして高校は東洋大姫路。「役満」とはまさにこのことだ。東洋大姫路は僕の友達も多数通っていた。僕にとっても身近な高校だ。小中学校で野球が上手いと評判だったクラスメイトが進学して、甲子園に出場した子も居る。名前はココでは明かさないことにするが、原樹里がエースピッチャーとして投げていた頃の話だ。それゆえ、原樹理への思い入れも強い。彼は加古川。やはり「西兵庫」なのである。
・・・結局、人的補償に関する話は、何にも出来なかった。気付けば3000字を超えていたし、執筆目安時間もオーバーしてしまっていた。もう僕は寝る時間だ。こんなことになるなら取り上げなければ良かった、とも思うのだけど、でもやっぱり、別の話題でお茶を濁していたら、それはそれで、就寝時に、和田毅と甲斐野央と上田まりえのことを思い出して、悶々として、記事に取り上げれば良かったなぁ、などと思っているんだろうなぁ、とも思う。
“やらない後悔より、やる後悔”
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