【私事ですがご報告part2】
12月12日(火)13時27分。
胎内に新たな命が宿ってから39週と4日。
体重3218g、身長49㎝。
龍崎凛2世こと、ちび凛が無事、この地球に降り立った事をご報告申し上げます。
妊娠中から応援してくださった皆様方、本当にありがとうございました。
死ぬかと思った。戦争だった。
人生で1番の苦難でした。
母ってすごい。
始まりは前駆陣痛から始まり、そのまま自然な陣痛に繋がり病院に駆け込んだのですが、「それだけじゃお産の進みが遅いから」と言われ、恐れていた促進剤を使って産む事に。
(それじゃ、促進いこっか☆と爽やかに台詞を吐いて颯爽と出てった先生の後ろ姿を見て湧き出てきた絶望感は一生忘れない…)
子宮口8ミリでいきみにストップかけられてた時は今まで史上いちばんの叫び声をあげていきみを逃がそうとしたけれど、結果逃しきれずのたうちまわった挙句、旦那を顎で使いまくり(なんちゅう嫁だ…)、
いざ分娩室入っていきみまくったら産道が狭いせいで頭が出てきた瞬間に股が裂け、更に追加で股を切開され、そのままちび凛の頭が股に挟まり、ズタズタになってた股の皮がちび凛の頭にくるくると巻き込まれて引っかかり、死ぬほど辛い思いをしてたりしました。
それはそれはあまりの痛みでして、大パニックを起こして半狂乱となり立ち会ってくれてた旦那が一時的に分娩室から追い出されてしまった程で(なんちゅう嫁だpart2…)。
仕事終わりで疲れてたのに夜通し付き添って体のあちこちをケアしてくれてたのにごめんよ旦那…本当、わたしには勿体無い旦那である…
産まれた瞬間は私以上に号泣してくれてたよ…
ちなみに担当してくれた助産師さんは最強感の漂うベテランおばさまで、最後まで力強くちゃきちゃきとリードしてくれた上に「上手だったよ!頑張ったね!」と褒めてくれて最高の助産師さんでした!
溢れ出る強者感がすごすぎて、先生は股を切ってお産を見届けて胎盤引き摺り出して股を縫いに来てくれてたけど、ずっと空気みたいだったよ。笑
母体は体力切れを起こして呼吸をへばった事も多々あったけれど、ちび凛はそんな中でも心臓をしっかり動かし続けて出産の苦しみに耐えて産まれてきてくれました。
お産中、助産師さんが「心拍落ちてないね!強い子だね!」と何度褒めてくれたことか。
産まれた瞬間もすぐに力強く泣いてくれて、母ちゃんも父ちゃんも嬉しくて大号泣したよ。親孝行な子だ。
それに比べて母ちゃんは、のたうち回る中で何故かやりっぱなしにしてきたDQM3の続きを気にしたり、余裕のある時はカメラロールのじいやと破壊神(実家のダックス2匹)の写真を追ったり、Twitterでミニチュアダックスの写真を検索して気持ちを落ち着かせ…たかったけどさすがのダックスでも無理だと絶望したり。
なんだろう、インフルエンザとかにかかった時に見る夢みたいな事をリアルでやってたような頓珍漢な事をしてた気がするよ。
すまないね、不甲斐ない母ちゃんで。
大好きな人との子を産めるって、本当に幸せな事。
仕事終わりで疲れてる中、最後までずーっと寝ないで寄り添ってくれた旦那と、最後まで心拍を落とさず、五体満足な上に元気な泣き声を聞かせてくれた娘の事が、わたしの人生の中でこの上なく大切で、尊くて、かけがえのない宝物だと心の底から実感させてくれた出来事でした。
なんなら最後までやり遂げた自分のことまでそう思わせてくれた出来事でした。
本当に、娘と旦那のことが愛おしくてたまりません。
妊娠中、何度も「愛せなかったらどうしよう。母性が湧かなかったらどうしよう」と不安になっていたけれど、今では母性が爆発しすぎて愛おしすぎて見知らぬ赤ちゃんの泣き声が隣の部屋から聞こえてくるだけで泣いてます。一線通り越してもはや辛い。
でも、こんな事言えるのは今のうちだけなのかなぁ。
正直な話、わたし、この出産で命を落とすのかなって覚悟もしてました。
自分で易占いをして卦を立てたらそんなイメージが降って湧いてしまって。
さらに正直な話、それでも別に良いかなと思ったりしてて。
ちび凛には罪はないから、死ぬならせめてちび凛が無事産まれた後に出血多量とかで死ぬ感じが良いなーみたいな。
多分、妊娠中のホルモンバランスがそう思わせただけだったんだけど。
ちなみにお告げは天雷无妄の二爻でした(後日の収穫や報酬に期待してはいけない。ただ自分の務めを果たしなさい、という意味)。
でも今となっては本当に死ななくてよかった!
こんなに優しくて大切な旦那と娘と会えなくなってしまうなんて、孫に会えた時の親の顔も見ないままなんて、死んでも死にきれない。
まあ実際は、
「子宮の戻りが良い!血もそんなに出てない!」
と太鼓判を押されてたので死ぬ気配のかけらもなかったんですがねーーーー!!!
普通分娩をするにあたっては、ママのリスナーさんやママのフォロワーさん達、人生の先輩方はこんな壮絶な痛みや苦しみを乗り越えて、立派に子育てをされている、又はされてきたんだなぁと、身をもって体験できたのがめちゃくちゃ嬉しいです(ママリスナー、ママフォロワーさん達の出産体験を自分も体感したかったのが大きな励みになりました)。
少しはみんなと同じラインに近づけたかな。
これから見習いママとして皆さんの後ろを追っかけさせていただけるのがまた楽しみです。
また後日改めて、メンシプ、オープンにてご報告させてください。できる気力があったら…。
無事に娘が産声をあげられたのはみなさんの応援のおかげです。
みんな、みんな、本当にありがとう。
とりあえず、今日はゆっくり休みたいと思います。
痛む腹と腰と股と尻と共に、病室からたくさんの感謝の気持ちを込めて。
2023年12月12日の産後でボロクソにズタボロな龍崎凛より。
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