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叶うはずのない恋だった

長かったのか、短かったのか、よくわからないままに過ぎていった6月が終わった。TABIPPOでのインターンが始まって、勢い任せに歩いてみた2週間を終わらせるには一瞬で、振り返ることもできないままただただ毎日を過ごしてきたなと内省してた。誰のための人生を歩もうとしてたのか。

中途半端なプライド握りしめて、何かを守ろうとするみたいに現状維持を繰り返す。何も求めない。なにも得ない。何者にもなれていない。


結局、俺は俺のことばっかりだ。


1.理想に生きた一か月

「さて、どんな一か月を過ごしてた?」と聞かれれば一言で理想だけを掲げ続けた一か月だったといえる。とにかく理想だけと向き合い続けた一か月を過ごしてた。

「代表として」という言葉を必要以上に重く考えすぎていたのかもしれないし、そもそも考えていなかったのかもしれないけれど、詳細は定かではない。ただ、理想を描いた。

描いて、消して、描いて、消して、描いて、描いて、、、

夢に生きたことがあるかと聞かれれば「今も生きている」と答えられる。


慣れないことをして、慣れたものを手放して、短所をなくすことに時間とお金と労力を割いてきた。

おかげで、随分と理想を描くのが上手くなった。

理想に共感してくれる人が増えて仲間が増えた。守りたいものができて、守りたい場所や守りたい人ができた。


そして、理想を求めた。


2.理想は壊すもの

「ぜひ理想を超えてきてほしい」と伝える回数が増えた。

僕は、別にスーパーマンでもなければ、誰かのヒーローでもない。
コミュニケーション能力が優れているわけでも、計算スピードが速いわけでもない。頭を使うことは苦手で、臆病で、人見知りで、緊張しやすくて、そのたびにおなかを壊す。


そんな僕の描く理想は、きっと僕一人の理想でしかない。誰かの理想に生きる必要はない。だから、僕の理想なんて軽々超えてきてほしい。と伝える。

理想は壊すもの、理想は超えるもの、理想は叶うもの


誰からも好かれる人でいようとした。
嫌われる勇気なんていらない。好かれる能力と人柄と才能がほしいと思っていた。でもそのたびに相手の求める「自分」を演じる必要があった。

いい人ではなく「都合の」いい人にはなれた気がする。

そしたら、自分の理想を追いかけていなかったことに気付いた。


3.何になる、何を目指す

ところで単なる平凡な俺よ。
何を目指す、何をする、何になる。


くよくよすることが多いこれまでだった。中途半端なプライドばかりだった。10年以上続けてきた野球をやめて、初めて旅にでた大学2年の春。旅でいろんなことをしって、いろんな人に出会った。見つかるはずもない自分を見つけるために何度も海外へ足を運んだ。何度も恋をした。叶うはずのない恋を敵わない人にした。してはいけない恋をして、してはいけない終わらせ方で、してはいけない後悔をした。

旅と恋は僕を成長させてくれて、今の僕を作ってくれた。

だから、大学生活最後の一年は「旅と恋」に恩返しでもしようと思った。


運がよくて、守りたいものが増えた。守りたい場所に守りたい人ができた。
守れる力がほしいとちゃんと思えるようになった。守りたい。

優しい人でいよう。晴れた日には近所の河原で草花を愛で、雨の日には部屋の掃除をするような人で。誰よりもみんなのことを思っていられる人でいよう。誰よりも成長を求めよう。変化を楽しめる人で、予想外を愛せる人でいよう。



そして、世の中からいじめ差別をなくし
明るい社会を作ろう

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僕らの冒険はまだ始まったばかり


さぁ、どこへ行こうか
どこまで行こうか

どんな人に会い、どんなことをして、どんな1年を過ごそうか。ただそれだけを考えていたい。
どんな人に会わせてあげようか。どんなことをさせてあげようか。どんな1年にしようか。


TABIPPO大阪支部として、一緒に冒険していく仲間を増やそう。まだ間に合うから。一緒に冒険しよう。どこへ行こうか。どこまで行こうか。どんな景色を見ようか。どんな夢を叶えようか。どんな恋をしようか。



敵わない人に、叶わない恋をした。

恋の終わりくらいは、誰かと笑っていたい


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りゅう
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