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問え。今なにができるかを。

僕が代表になったとき、こんな風に考えてた。
これから出会う彼ら彼女らのために何ができるだろうか。どんな景色を見せてあげられたらいいだろうか。って。

明日、ぼくらの冒険が加速する。

気付けば知り合い同然みたいな顔をして連絡を取り合ってる彼にはまだ会ったことがなくて、あだ名でしか呼び合わない彼女とは将来の話をしてる。


明日、ぼくらの冒険が加速する。

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「、、、このBackPackFESTA2019東京というイベントを通して、そんな事が少しでも伝わり、何か新しい事に挑戦する人が増えたら運営スタッフ一同誇りに思います。本日はBackPackFESTA2019東京にお越しいただき誠にありがとうございました。」

何度も聞いたはずの声を、何度も追いかけ続けたはずの大きな背中を、何度も逃げようとした舞台袖から代表のメッセージを聞いた。


「あぁ、終わった」

達成感とは一言にまとめきれないフワッとした気持ちを抱き抱えるようにして、代表の降りてくる姿を見守り、鳴り止まぬ拍手に鳥肌を立てた。


僕のTABIPPO生活1年目はこうして幕を閉じた。

なんとなく休学を進め1年をどうやって使おうか考えていた頃になんとなくTABIPPOへと進み、なんとなく始めた1年目の東京支部。
大学のあった大阪から離れての1年間の物語をどうやって書き進めていって、どんな結末で終わらせようかと意気込んでいた。

社員さんの近くでいれば何かを得られる気になって
誰かといれば無敵にでもなった気になってた。

あれから2年。


結局何かを得たつもりの1年も、何かを成し遂げたつもりの1年もそこには残ってなくて、ただ永遠と伸びた何もなかった過去だけが無残に横たわってた。

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大学3年生の時に出会って以来、忘れられない言葉がある。それは、ケネディ大統領の大統領就任の時だったかのスピーチ。

My fellow citizens of the world: ask not what America will do for you, but what together we can do for the freedom of man.
(世界の市民同胞の皆さん、米国があなたのために何をするかを問うのではなく、われわれが人類の自由 のために、一緒に何ができるかを問うてほしい。)

この言葉を、今年はみんなに投げかけていこうと思う


それはきっと、1年も2年も費やして踠いて苦しんで喚いて暴れて過ごしてきた僕にしか伝えられないことかもしれない。


誰かのそばにいれば、よくなれると思ってた。
ここにいれば、よくなれた気でいた。
組織にいれば、成長できた気でいた。


天才になりたい時があった。
誰よりも成長したい時があった。
誰よりも成果にこだわった時があった。

それでも僕は凡人だった。


早く気づけばよかった。と今でも強く思う。

TABIPPOが、組織が、支部が、誰かが、
僕のために何をしてくれるのかを問うのではない。
僕が、今、TABIPPOのために、組織のために、支部のために、誰かのために。
何より、旅を広めるために
何ができるのかを問うてみたい。


これからのスタッフの大切なみんなにこれを残そう

ask not what your branch can do for you
ask what you can do for your branch.

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明日、不揃いな僕たちの冒険が加速する。

顔も名前も知らない。性格は大いに違っていて、育った環境はもちろん、得意なことも違う。

気付けば知り合い同然みたいな顔をして連絡を取り合ってる彼にはまだ会ったことがなくて、あだ名でしか呼び合わない彼女とは将来の話をしてる。


そんなみんなと、明日初めましてをする。

どんな顔をして会おうか。
どんな話をしようか。
どんな話を聞けるのか。

緊張もすれば、ワクワクでもあって、慣れないプレゼンも、慣れないファシリも、手と足一緒の行進みたいに進んでいくのかもしれない。


みんなに約束しよう。

この一年は最高の一年になると。


最高の仲間に出会い、最高の物語を、最高の経験をそんな仲間たちと歩んでいける。


今年はどんな景色が見れるだろうか。
最高の成功経験や圧倒的な成長を求めてほしい。

明日、7月12日。

最高の舞台に、最強の仲間が揃った。


明日、僕らの冒険は、加速する。

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りゅう
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