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友人の小さな嘘に存外傷ついて考えたこと
先日、友人と会った日のこと。
朝から一緒に買い物したり、ランチしたり、散歩したり、コンサート行ったり、
仲の良い友人なので、一日中一緒にいても苦にならない。
楽しい1日だった。
その途中、友人は何度か「お腹の調子が悪くて」とか「ちょっと仕事の電話」とか言って、急にどこかへ消えて行った。
お互いスマホ持っているし、別にそれは構わないのだけれど、
戻ってきた彼女はタバコの臭いがした。
昔タバコ吸っていたけど辞めた、という話は聞いたことがあった。
ああ、また吸い始めたのね。
個人の自由だし別に構わないと思うのだけれど、何か後ろめたい気持ちがあったのだろうか、
彼女は急に姿を消すにあたって、最後まで本当の理由は教えてくれなかった。
別にいいのに。タバコ吸ってくるって言ってくれればいいのに。
私は非喫煙者なので、彼女なりに気を遣っていたんだろうとは思う。
でも、良かれと思ったのであろう小さな嘘に気づいてしまって、思ったより傷ついた。
嘘をつかれることって、傷つくんだね。
仮に相手を傷つけないための嘘だとしても、嘘という事象が傷つけるんだ。
私も正直なところ、良かれと思って小さな嘘をつくことはある。
たぶんみんなある。
でも、嘘が嘘だと分かってしまったら、傷つくんだ。
それじゃあ、良かれと思っていたのに逆じゃないか。
その嘘を、墓まで持っていく覚悟はあるか。
そうじゃないなら、嘘をついたらダメなんだな。
当たり前のことを、実感を通して学んだ。
何を今更、という感じだけれど、
大人になると、周囲とうまくやっていくために方便としての嘘をどうしても必要とする場面があるでしょう。
その当たり前になっていたことは、人を傷つけることもあるのだと再認識した。
全てを包み隠さず正直であることが理想かもしれないが、この社会で生きていくためにはそうはいかない。
でも、嘘をついて人を傷つけたくはない。
どうする?
アラフォーにもなって何を考えているのか私は。
ひとつ考えたのは、少しだけ素直になろうと思った。
つかなくていい嘘で人を傷つけるかもしれないリスクを、少しだけ減らしたい。
こんなこと言うとひどい人間のように聞こえると思うが、
私は人より「良かれと思ってつく嘘」が多いかもしれない。比較できないから分からないけれど。
それを、少しだけ減らそうと決めた。
友人には、今度会った時にタバコの臭いを感じたら、「ねぇタバコ吸ってるの?」と軽く聞いてみよう。
そんな些細なこと、私は気にしてないもの。