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政府の”不可解な優先順位”エッセイArticle 37


日本人は二流市民なのか?

最近のニュースを見て、愕然とした。日本政府は、インド人留学生や若手研究者に対して一人300万円、総額8億円の支援を計画しているという。しかし、日本の国立大学では学費の値上げが進み、日本人学生は奨学金という名の借金を背負いながら、ギリギリの生活を強いられている。何かが狂っている。

血税は日本人のためではないのか?

政府の説明によれば、この支援はAIなどの研究力向上を目的とし、日本とインドの技術交流を深めるためだという。だが、それならば、なぜ日本人の若手研究者や大学生には十分な支援が行われないのか?

たとえば、日本国内の若手研究者は研究費の確保に苦しみ、多くが海外に流出している。優秀な日本人が海外で評価される一方で、日本政府は外国人に対する支援を拡大し続けている。まるで、日本の未来を担う人材を自ら手放しているかのようだ。

「外国人を支援しても、日本は良くならない」

これは極論だろうか?確かに、国際的な学術交流は重要だ。だが、その前に、まずは日本の若者に投資すべきではないのか?政府は「外国人留学生を支援することで日本の研究力が向上する」と言うが、それは幻想だ。研究環境の整備や教育制度の改善がなければ、優秀な人材が育つはずがない。

インドが日本人留学生に対して同じような支援を行っているなら話は別だが、そんな話は聞いたことがない。結局、日本だけが一方的に「支援」と称して外国人に大金を投じているのだ。

本当にこのままでいいのか?

何よりも疑問なのは、日本人の税金で運営されているこの国の政府が、日本人のために金を使おうとしないことだ。まるで、日本人はこの国の二流市民であり、外国人を優遇することが政府の使命であるかのようだ。

「日本の学生にこそ支援を」と声を上げることは、決して排外主義ではない。むしろ、自国の若者を育て、国の未来を守るために必要な行動だ。

今こそ、政府に問いかけるべき時だ。「なぜ、日本人を支援しないのか?」と。


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