保守派の逆襲!(エッセイ集 Article 21)
〝石破政権の危機と保守議員たちの反撃が始まる〟
石破政権の姿は、まるで羅針盤を失った船のようだ。どこに向かおうとしているのか、その道筋が見えない。それどころか、進むたびに国民の不満が噴出し、保守層からは「これでは国家が危ない」と警鐘が鳴らされている。私はこの混迷の中に、一つの真実を見つける。それは、リーダーシップの欠如が国を滅ぼす可能性があるということだ。
外交という迷路:日本の立ち位置が揺らぐ
石破政権の外交政策は一言で言えば「不可解」だ。日中首脳会談で習近平国家主席と両手をがっしり握手した写真は、まるで親しい友人同士の再会のようだった。しかし、その一方でトランプ元大統領との会談は後回し。この姿勢に多くの国民が違和感を抱いたのは当然だ。
岩屋毅外相によるビザ発給要件の緩和もまた問題だ。東南アジアや他の重要な外交パートナーを軽視し、中国に偏った政策を取る姿勢には、保守層だけでなく、外交を理解する国民たちも困惑している。まるで「日本はどこを向いているのか」と問われているようだ。
増税路線:国民の疲弊を見ない冷酷さ
石破政権が推し進める「増税・高負担路線」は、庶民の生活を直撃する。経済が冷え込む中で増税をするというのは、まさに「火事場泥棒」のような行為だ。家計を支える人々は、家賃や食費のやりくりに苦労している中で、これ以上の負担に耐えられるだろうか。
財務省に振り回されているとの批判もあるが、私はそれ以上に「国民に寄り添う視点の欠如」を感じる。政策を決める会議室には、生活に苦しむ人々の姿はないのだろうか?
選択的夫婦別姓:文化の破壊か、進化か
さらに、「選択的夫婦別姓」という政策が議論の中心にある。しかし、これが本当に今必要なのか?保守層の多くは「家族の一体感が損なわれる」と懸念している。これに対し、石破首相は「多様性の尊重」という言葉を盾に、議論を進めているが、私にはそれが上辺だけの理想論に思える。
萩生田光一氏が指摘したように、「困っている人を装い法案を進めようとしている」という批判は核心を突いている。議論が進む中で、国民が求めているのは「便利さ」ではなく、「信頼できる未来」ではないだろうか。
保守の逆襲:結集する力とその課題
石破政権に危機感を抱いた保守派議員たちが動き始めている。高市早苗氏、萩生田光一氏、西村康稔氏の3人は、それぞれ異なる強みを持ち寄り、保守層の再結集を目指している。しかし、現実は厳しい。衆院選での落選者続出や、派閥の消滅など、保守派がまとまるにはまだ多くの課題がある。
それでも、彼らが声を上げ続けることには意味がある。政治とは国民の期待を背負い、時にはそれを超える決断をする場だ。彼らが「石破政権を終わらせる」という覚悟を持ち、それを行動で示せるかどうかが、今後の日本を左右するだろう。
歴史の岐路に立つ日本
石破政権は「最後の総理」となるのか、それとも自民党を変革し、新たな信頼を勝ち取ることができるのか。今、日本は歴史の岐路に立っている。国民が望むのは、「迷走する船」ではなく、「明確な目標に向かう航路」だ。
この状況を打破するには、リーダーシップが必要だ。高市氏、萩生田氏、西村氏の動きはその可能性を示しているが、まだ道半ばだ。国民一人ひとりが、これからの日本をどうしたいのか、真剣に考える時が来ている。
◆YouTube:https://youtu.be/FlrBlctMKOg
◆MAXIM-龍之介バンド:https://tinyurl.com/278vkn2h
◆龍之介コミュニティー:https://yoor.jp/door/Ryunosuke
◆X(旧Twitter):https://twitter.com/RyunosukeOnline
※高倉 龍之介(政治フリージャーナリスト・映像クリエイター)