龍の保健室だより 印旛沼龍伝説
2019/11/10「まるごと印旛沼」のイベントへ。
この日は私の誕生日。このイベントの主催者の一人、Hさんにお誘いを受けました。サングラスのMさんが行きたいとおっしゃるので車を出すことになりました。(コレについては序章で)
そして、みなさんの記憶と合わせるのなら、令和天皇のパレードが台風19号の影響で中止になり、変更後の開催日がこの日でした。
私の理解する範囲での話しですが。
印旛沼はCOD(海域と湖沼の環境基準指標)で全国ワースト2位。(3位が我孫子の手賀沼で、両方利根川水系)2019年現在の順位。
そんな中、印旛沼の周りでは、水質、環境に取り組むグループと観光、町おこしのグループ(行政の方もいらっしゃいました)とが共同で印旛沼を寄り良い状態に保とうとしていて、よりポジティブに、盛り上げる為、「まるごといんばぬま」と言う団体が発足。
その日のBBQイベントは試験的に開催され、参加のお声掛けをいただき、ご一緒させていただきました。
BBQでは2019年、千葉を直撃した台風15号の被災野菜を使ったお料理などを堪能。(そのお野菜はチバベジ https://www.facebook.com/chivavege/の取り組みのお野菜です。)
千葉は台風15号の被災、その後の長雨、そして台風19号と本当に農家さんにとっては辛い時期でした。
そんな中、外来種カミツキガメを「神月亀」伝説として伝承するという面白くて楽しい企画もあり、穏やかな雰囲気のイベントです。
そもそも、印旛沼には龍伝説があります。
その昔日照りが続いた時に村人と仲の良かった小龍が雨を降らせ龍王の怒りに触れ、体を3つに裂かれたというもので、その3つが印西から匝瑳市にある龍角寺、龍腹寺、龍尾寺に落ち祀られているという。。。
そう言う事で、せっかく遠くまで足を延ばすのだからBBQ前に行ってみようということになりました。
当日はサングラスのMさんと、印旛沼の近くにご実家のあるIさんとの3人での日帰り旅行。
まず、匝瑳市にある龍尾寺
弘法大師(空海)が訪れ水を引いたお寺でもありました。
ここの手水舎には可愛い龍の彫刻と、その水の中に亀がいました。
カミツキガメだったりして・・・そんなわけないか。
そのあと、近くの民家にあるスダジイという巨木と里山の風景を見て。
龍角寺へ。
龍角寺は龍女が一夜で建てた寺といわれ、ここには龍の頭のミイラがあって、現在は本堂がなく、仮住まいという不思議な場所。仮住まいながら、見えないところに3つに別れた龍の天井画があるそうです。
ボランティアスタッフさん(土日のみいる)が一生懸命説明くださいます。
三社目、龍腹寺へ
龍腹寺も本堂には入れず、仁王尊のみ。龍角寺のボランティアさんから、お堂の天井画に龍がいるから覗いてごらんと聞いていたのでガラス越しに確認。
屋根には龍の文字。
さて、その間、私は一切龍に会うことはありませんでしたが3つに別れた龍をめぐり、印旛沼のBBQサンセット。
なかなか清々しい一日だったなと夕暮れ時を迎え、お誘いいただいたHさんが素敵な歌声でこの会を占めます。
その後、夕焼けを撮影していると、携帯の画面に・・・
龍雲ではないですか。。。
首と尻尾が繋がってる!?
Hさんにすぐさま写真を見せると
「ほらね、龍の保健室だ!」と。
Hさんとは達成感を分かち合いました。
なんだか良いことできたのか?
3つの神社を廻ったことに意味があったのか???
とにかく。これは龍の保健室のお仕事だったのだろうと思いました。
こんなことが起こるのね〜。今回は何も見えなかったけど、見えるって怖いね〜。。。と。。。。。何をやってるんだ自分は。とパニック状態に陥るのでした。
そして、これが熊本、宮崎の旅に繋がっているとは思ってもいなかったのです。