雨雲の行き先
今日は果てしなく眠かった。眠くて眠くて仕方ない。
朝起きて、朝ごはんを食べて、二度寝を図るもご主人様の手により阻まれた。食後に簿記の勉強に取り組むも、実質寝ている状態だった。
埒が明かないと考え、ベランダに出て日光浴&プルームテック(電子タバコ)喫煙。陽光を浴びると覚醒するという噂を再現してみた。効果抜群だった。
昼食はうどん。油を使わない食事は皿洗いで苦戦しない。うどんは世界を救うのである、やはり。間違いない。
午後は、ご主人様(彼女)と2人で普段利用している路線とは別路線の最寄り駅まで歩き、初めて乗る路線で栄えた主要駅まで出かけた。
皆さん、午後ティーに紙パック商品があったことはご存知だろうか…。人生で初めて紙パック午後ティーを目撃した。「お前、そんなバイトもしてたんだ」みたいな、知り合いが自分の知らなかったバイトをしてたところを偶然見かけてしまった学生の気分になる(ならない)。
その後、ロフトに行く。彼女は文房具オタクだ。文房具コーナーでテンションアゲアゲの彼女、置いてけぼりの僕。熱狂。ロフトに1時間以上滞在した。店員はやる気がなかった。可愛い便箋が多々あり、彼女への次のサプライズ用の便箋選びの下調べになった。
そして、羊のショーンである。愛らしい顔をしている。こちらを見ている。目と目が合う。邂逅。動き出す時間。解凍される感情。モノクロはカラフルになる。こいつ、マジで可愛いぞ。癒される。アホ面が何とも良い。
チーズのリゾット、グリーンカレーが夕食だった。どちらも美味しかった。特にグリーンカレーは人生初の実食。辛いけど美味しいので食べる手が止まらない。リピート確定だ。
実は、帰宅途中からつい先程まで、体調が悪かった。強迫観念とそれに伴う不安感情が止まらず、延々と確認行為をし続けた。
強迫性障害という精神疾患を患っている。分かりやすい例として、潔癖症が挙げられる。手が汚いという強迫観念がどうしても拭いきれず、延々と洗浄を繰り返してしまう(強迫行為)。
僕の場合、彼女や恋愛関係の強迫観念が現れる。例えば、
「彼女という存在がいるのにも関わらず、他の女子を可愛いと思ってしまった」→彼女しか可愛いと認識してはいけないという強迫観念+強烈な罪の意識(強迫観念)→懺悔(強迫行為)
「彼女以外の女子と浮気したり交際したい気がする」(という妄想=強迫観念が消えず苦しむ)
「彼女に対してネガティブな印象を抱いてしまった」→罪の意識を抱く←程度にもよるが本当に極僅か些細な思考に対しても過剰に反応してしまう
強迫性障害というのは、自分の意思に反して理不尽・不合理な思考が脳内にこべりつく病だ。洗浄強迫のパターンだと、30分間延々と手を洗い続けてしまう患者もいる。明らかに「異常な」状態で、僕も明らかに健常者のそれとは離れて歪んだ思考回路をしている。中には、彼女を、言うなれば神格化の域に達していて、彼女に対するあらゆる不誠実を妄想し、「まるで自分がまさにその不誠実を実行している気がする」「まるで自分が不誠実な思考を本心から抱いている気がする」「些細なことでも不誠実認定してしまう」。
苦しみ苦しみ苦しんで涙を流しながら必死に訴えていたら、23時を過ぎていた。しかも彼女までも泣かせてしまった。彼氏失格だと考えて別れを切り出すも、彼女は交際を続ける選択をしてくれた。
早く彼女に迷惑をかけない彼氏になりたい。早く完全寛解したい。彼女を笑顔にできる彼氏になりたい。