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「始めようか、天才観測。」に惹かれて「本阿弥光悦の大宇宙」を見てきた

2024年1月16日(火)から2024年3月10日(日)まで東京・上野の東京国立博物館で開催された特別展「本阿弥光悦の大宇宙」を見てきましたのでレポートを…最後までお付き合いください…!

如何にして特別展を知ったか!

そもそもこの特別展をどのように知ったのかというと、2023年の6月頃だったか、学校に貼り出されたポスターを見たんですね。そこに書いてあるキャッチコピーが衝撃的で、それがズバリ
「始めようか、天才観測。」!!!!

素晴らしい

なんてインパクトのあるキャッチコピーなんでしょうか。当時受験生の私は勉強をしているときにもこのキャッチコピーが頭の中でグルグルしていました。気になる…!
ちなみにもちろんBUMP OF CHICKEN「天体観測」の一節「始めようか 天体観測」のオマージュですよ。

本阿弥光悦とは何者だ

さて、本阿弥光悦の説明をしないままここまで来てしまいましたが、この章で説明しますね。
私は私立文系の大学5校を受験しました。全部文学部史学科です。歴史ですね。で、受験では日本史を使いました。7月まで1秒たりとも自主学習してこなかったこの僕が本気を出しまして、一応学校別で見ると全校受かっていました!!拍手!!
そんなことはどうでもよくて、この日本史学習の過程で本阿弥光悦についても学びました。

本阿弥光悦

本阿弥光悦(ほんあみ・こうえつ)は永禄元年(1558年)に京都に生まれた江戸時代初期の芸術家で、主に書道や陶芸、蒔絵や螺鈿の手法を用いた工芸品などで知られます。教科書には代表作程度しか載っていないのですが、実は光悦はあの有名な画家の俵屋宗達と親交があり、合作までしています。ちなみに宗達の代表作は言わずと知れた「風神雷神図屏風」などが有名ですね。これは大学受験で覚えるべきところです(そんなに頻出する印象はないけど)。
予備校の講義じゃないんで予備知識はここらへんにしといて、早速当日の様子をお話ししますね~!

受験終了いざ上野!

受験が終わり、父に頼み込んでお祝いもかねて連れていってもらいました。入場料も払ってもらったのですが、何せ高いので当日会場に着くまで入場料は秘密にしてました…←悪いヤツ
ちなみに高校生900円、一般2100円です。

チケット売場はこんな感じ。窓口と券売機の2つがあったかと思います。発券したチケットはこちら!

いいデザインだ…
普通に印字されてるより断然テンション上がります。ちなみに左が円山応挙の「朝顔狗子図杉戸」、右が重要文化財の能の衣装「縫箔 紅白段短冊八橋雪持柳模様」です。

特別展の会場は平成館2階。建物もすっごくどデカいです!
階段(エスカレーターだったかも)を上がって2階の展示室入り口を抜けます。あ、展示室内は撮影禁止だったので参考資料と共にお楽しみください…
まず入り口入ってすぐにあるのが「舟橋蒔絵硯箱」!!

舟橋蒔絵硯箱

東京国立博物館所蔵の国宝で、教科書にも載っています。正直、これを見たいがために来たと言っても過言ではありません。
今回のテーマにもなっている「宇宙」を感じさせる膨らみは現物を見ると感動します!
ガラスケースに入っていて360°全方向から見れる展示形態。舐め回すように見ました笑
そこを通りすぎると本阿弥光悦の坐像や肖像が展示してあり、さらに進むと光悦のコレクションである刀剣の数々が。粟田口吉光など名だたる刀工の作品がズラリ!刀剣はあまり詳しくないのですが、見入ってしまいます。そのほか、光悦筆の大きなサイズの扁額(寺の門などに掲げられる書額)も迫力満点でした。

展示の途中には光悦の作品を8Kでアップ撮影したものを上映しているエリアも(撮影可)。肉眼でも気づかない細かなところも見れますよ。

また進むと光悦筆の書状や漢詩、ほかの工芸作品も展示してあります。解説曰く「字の勢いが変化しており晩年は衰えも見られる」らしいですが、見たらなるほど言われてみればと。解説はしっかり読んだ方がいいですね。
最後の部屋では光悦作のものを中心とした茶碗が展示されていました。白っぽいもの、赤っぽいもの、黒いもの、どれも個性があって素敵なのです…

おまけ

その後上野まで戻りお昼ごはんは御徒町の「中華大興」さんできくらげと豚肉の玉子炒め定食(880円)を頂きました。うまかった。
あと、ショップで舟橋蒔絵硯箱のぬいぐるみストラップを売ってました。お金関係で断念したけど、あれはやっぱり欲しかったなあ。
ここまで読んでくださりありがとうございました!今後も気ままに更新します。

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