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8月24日(水)

5時過ぎに起きて、ほめほめノート書いて、5年手帳書いて、日記書く。7時前に朝ご飯。食パン焼いて、目玉焼き載せて食べる。4才をキッチンに運ぶけど今日も寝室に戻っていく。1才も運んで食パン焼いて、桃のジャム塗って食べさせる。ジャムの部分だけ食べる。パンも食べなさい。4才はパン無視して、アンパンマンのお弁当箱を出してきて、冷凍庫の「小さなチーズハットク」をレンジでチンして、それと切った桃を入れて、その横にリッツのクラッカーとおにぎり煎餅を置いていて、なんだよその朝食はと思うけど自分で自分なりの食卓を作れていてえらい。8才は目玉焼きをトーストに載せて食べる。

4才の黄色い通園バッグのポケットからウルトラマンゼットとシン・ウルトラマンの人形が顔を出していてかわいい。二体というより二匹という感じがしてかわいい。奥さんと1才と4才送り出し、今日は8才夏休み最後の日。

テレビで甲子園で東北で初めて優勝した仙台育英の特集をしている。甲子園の優勝旗が100年の歴史の中で初めて東北の玄関口である白河の関を越えた!というのを見て、すごいすごいと思う。選手達が仙台の駅に戻った時に大勢の人達が選手達を迎えているのを見て、それが感動的で温かくてうるうるくる。コロナ禍で満足に練習もできない中、リモート会議とかも駆使しながら戦ってきたコーチや選手達の努力を思いうるうるくる。さっき知ったばかりの情報で簡単に感情移入してしまう。いいものを見た。

世界一楽な筋トレと腹筋3分半のやつやる。シャワーして、散歩に行ってきます。歩きながら、昨日はcinema staffのラジオ聞けなかったから今日は聴こうと考える。最近はcinema staffの音楽を聴いている時間よりcinema staffのラジオを聴いている時間の方が長いことに気づき可笑しくなる。前に、Podcastが普及することによって、音楽と、Podcastが同列に並べられて、CDが売れなくなった時代にアーティストの人達はさらにPodcastのような面白コンテンツとも戦っていかなければいけないのか….追い討ちすぎる….苦難すぎる…耳の可処分時間の奪い合いだ….耳の戦国時代だ…ということを考えた。でも、音楽という武器を持っているアーティストの人達はむしろ音声コンテンツと相性が良くて、そこに迎合して音楽という武器を使いながらPodcastでも活躍していけるのではないかと思った。時代に逆らったり、新しいものを目の敵ににするのではなく、自分に組み込んでいくという考え方がとても大事そうだ。自分もそのように時代を乗りこなしていきたいと、歩きながら誓う。今日はおばあさんに挨拶して、その後犬を連れたおじいさんにも挨拶すると「おはようございます」と返してくれてよかった。

今日は午前中MTGなのでコーヒー飲まない。カフェインレスのコーヒー淹れて、今日も「コンセプトのつくりかた」を読む。ドラクエの例えを出してくれたこともあり、読み初めてから、ドラクエで冒険をし始めた時みたいなわくわく感がずっとある。

コンセプトは、世界を良くする方法。
コンセプトは、あなたがしあわせに生きられる方法。
コンセプトは、母国語の文字で構成される20文字程度の言葉。

コンセプトのつくりかた,玉樹真一郎,p50

コンセプトを考えるときに「良い」という言葉を使ってはいけません。「良い」という言葉はコンセプトワークにおいて、あなたを堕落へと導く悪魔の誘いのようなものです。

同前,p51

既知の良さ ユーザーも作り手も、その良さ自体や良い理由を直感的に理解できるが、実現するには無限のリソースが必要になる。
未知の良さ ユーザーはその良さ自体がうまく表現できず、他メーカーも追従できない。実現するには「リソース以外の何か」が必要になる

そしてこの「リソース以外の何か」こそがまさに、コンセプトなのです。

同前,p56

「未知の良さ」を発見するために自分の"率直な願い"をビジョンと呼ぶ。しかしそのビジョンを否定するのは簡単で、例えば筆者がWiiを作る時に抱いた「うちのおばあちゃんでも遊べるゲームがあればいいのに」「鍋で一家団欒を楽しむのと同じように、ゲームを楽しんでもらえたらいいのに」という願いは「ゲームのメインユーザーは男子中学生から大学生だが、この世代は独立心が強く、家族という価値観を否定しがちであり、鍋のような食事を嫌う」みたいに最もらしく否定できる。実際にビジョンを実現しようと考えたり、現実に即して考えはじめた途端、いとも簡単に壊れてしまうほど脆いものでもある。でも、脆く弱いビジョンを集めれば集めるほど、逆に強くなる。1つ1つは簡単に砕くことができるビジョンであっても、無数のビジョンが集まると、ビジョンの向こう側が透けて見えてくる。未知の良さを含んでいる可能性がある。「否定されるビジョンほど価値がある」。簡単に「悪い」と否定されてしまうビジョンほど、実は「未知の良さ」を含んでいる可能性が高い。脆く、弱く、否定されやすいビジョンを無数に集めることこそが、コンセプトへの最大の近道となる。という流れが感動的で、興奮しながら読む。

企画についての議論において「ユーザーは自分の求めるものが何なのかわかっていない」「ユーザーに欲しい商品を聞いても意味がない」という主張がしばしば登場します。
この主張に大枠では賛成ですが、一方で、言葉の響きとしてユーザーをバカにしているようにも聞こえるため、私はこの表現が好きではありません。
「ユーザーは何が欲しいのかをわかっていない」のではなく、「未知の良さは、ユーザーにとっても作り手にとっても未知である」というのが、正しい認識だと私は考えています。

同前,p71,72

こういう、言葉の選び方、言葉の使い方に気を配るのとても大事だ。とても好きだ。著者はとてもやさしい人だ。自分もやさしい言葉を選べる人になりたい。やさしい言葉を選べるようにやさしい心でいたい。

例えるなら、ビジョンはあなたの心の中からコンセプトをつかみ出し、現実世界に運んできてくれる伝書鳩のような存在です。
その鳥は、無責任な遊び人である「生きるあなた」と、世界を変えるために険しい冒険を続けている勇者である「コンセプトワークするあなた」との間にある深い谷を悠々と飛び越え、真のコンセプトへと私たちを導いてくれるでしょう。

同前,p72

鳥、感動。本当にいい本だ。好きすぎると思いながら本を閉じて、仕事部屋に行く。日記の続き書いてたら業務委託先の全体MTGの時間。最初にアイスブレイクでZoomのシャッフル機能で3〜4人のグループに別れて雑談×2。メンバーの最近の近況報告だったり日常にあった何気ないことを話したり、聞けたり、この雑談の時間が僕はとても好きだ。一緒に働く人達のパーソナルな部分が見えるほど一緒に仕事がしやすくなっているなとすごく感じる。その後、社長さんからの売り上げやトピック等の報告、各チームの1ヶ月の報告。その後お昼もシャッフルで3〜4人のグループに分かれてランチ。最近買ったコーヒーのこと、子供のこと、SNSのこと、Tiktokのこと、位置情報アプリのことなどなど話題がいろいろ移り変わりながら共感したり驚いたり、楽しかった。Tiktokの話題から最後の方は会社で新しくこういうことをやったら面白いんじゃないか、後で社長に提案してみよ〜みたいな話にもなってなんて素敵な時間だろうか。

15分仮眠した後、今日もみんなの才能研究所を聴きながらもくもくタスク消化。深井さんが応援している人が多いから多いほど、今回出すPodcastは本当におもしろいだろうかと不安になりながら、プレッシャーを感じながら出しているという胸の内を吐露していて、あんなに楽しそうで上手く行っているようにしか見えないCOTENラジオでもこんな重圧を感じてしまうんだと意外に思い、事業を続けることってなんと切実なことかと思う。3人で雑談している空間の中に自分もいるような気持ちになりこのバーチャリアリティ感がPodcastの良いところだなと思う。Podcast録りたいなとまた思う。

社内のエンジニアさんに調査依頼して、すぐに解決してくれて、oViceで内容教えてくれて超助かる。エンジニアはすごい!エンジニアは素晴らしい!と思う。人に頼るって大事だなと思うと同時に、人に頼るためには自分もその人にとって頼られる存在でいる必要がある。と思う。自分はこの人にとって必要な存在だろうか、この人にとって自分がいて助かったということが最近あっただろうか、感謝を感じてもらえる存在だろうか、と思う。人にお願いをして答えてもらえた時に、いつもそういうことを思う。

夕方頃から、家具屋さんのデザインに手をつける。うっちーさんからムラマツさんのcss niteの資料がめちゃめちゃ参考になったし、めちゃめちゃやる気がでたとメッセージが来て、自分にとってもムラマツさんは実用的かつモチベーションもめちゃめちゃ上げてくれる存在で、良さを共感できてうれしい。改めてcss niteの資料を読み直してモチベーション上がる。資料に載っている海外のギャラリーサイト見て、これは参考にできそう!っていうデザインの画面キャプチャを集めたり、動きを見たりしてわくわくする。ムラマツさんが書いていた自分が作れそうなものだけを参考にしないというのは本当に大事だなと思う。今まで日本のサイトだけを見て、しかもその中でも自分が作れそうなものばかりに絞って参考にしてきたので、そこの殻を破るのはとても大事だと思う。今持っている知識・スキルではできないけど、これを実現するには何が必要かというのを細かく分解して考える視点が大事だと思う。細かく分解すれば自分にもできそうな気がする。無理だと思うのは、無理なんじゃなくてその分解する作業が面倒臭くて避けているだけなんだと気づく。

19時になりご飯、野菜サラダと鶏肉のソテー、アサヒのノンアルコールのビール飲みながら食べる。島根のデザイナーのumiさんが岡山に来た時にお土産にくれたお米のドレッシングのパッケージを見ると、真っ白のパッケージにお米の柄が入っていてかわいいのだけど「米」の文字の左上の点だけが真っ赤になっていて、一瞬血液の色みたいに見えて、一瞬ギョッとして、なんでお米なのに赤何だろうか、何でここだけ赤にしたんだろうと気になってきて考えていると、商品名が「お米だけでつくった日本生まれのおいしいドレッシング」ということに気づき「あ、日本の赤か!日の丸の赤だ!」と気づいて気持ちいい。やっぱデザインには何かしらの意図があるものだなと思い、これをデザインしたデザイナーさんの気持ちを近くに感じられた気がしてうれしい。

4歳と1歳とお風呂に入り、出て、歯磨いたりしてたら今日も21時過ぎたけど約束してたのでマリオカート。64の時代によく使っていたドンキーコングをswitchで初めて使う。ドンキーはバイクが似合いそうで、バイクに乗せてみるとかっこいい。運転しやすくて、ドンキーだとバナナの皮がよく似合っていていつもだとハズレだと思うバナナの皮のアイテムを投げるのが楽しい、楽しいし他のキャラより遠くに投げられる気がする。本当に遠くに投げられるみたいな特性があったりするのだろうか。そういう細すぎて伝わらない設定とかあるの好き。今日もぶっちぎりで一位。「今日もぶっちぎりで一位、昨日も一位、一昨日も一位、多分ずっと一位」と鼻歌のように言ってると、8才に「うざ」って言われる。4才は最下位周辺をうろうろしているけど楽しそう。

真っ暗の寝室で1才を抱っこしながらcinema staffのラジオ聴く。メンバー全員が自分と同じ年齢なので、懐かしい話題とかがドンピシャで楽しい。175Rの「僕の声」を急に口ずさんだり、175R×シャカラビッツの「STAND BY YOU」の事なんて何年ぶりに思い出しただろうか、ひたすら懐かしい懐かしいと思いながら聴く。抱っこしている1才が泣き出して「ママーママー」と言い出して、最近ママの抱っこじゃないと寝てくれなくて悲しい。ママが抱っこ交代してくれてありがたい。今日はもう遅いからトムとジェリーは探せないよーと4歳に言ってみんなでおやすみ。


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