Q、孤独

はじめまして
いつも金城先生のブログや電子書籍を読んで楽しんでいます。

私は◯◯県で小さな会社の経営を任された者です。

祖父の時代から父が受け継いで、去年から私が受け継ぎました。

最初は、もっと会社を良くしてやろうと思い意気込んでいたのですが、1年も立たないうちに挫折してしまいました。

私がどんなに会社の事を思っても、従業員がついてこないのです。

古い職人さんが多く、今までのやり方を変える事に抵抗があるようです。 

それも分かるのですが、正直経営が厳しくなっているので、新しい策を考えないと乗り越えられません。

自分の考えと従業員の間にギャップを感じ、孤独で憂鬱になっています。

そんな時に、「わたしは王」を読み、心が救われた気がします。
自分が王になれば、従業員もついてくるのでしょうか?


A、電子書籍も読んでくださっているのですね。
ありがとうございます。

経営者の孤独という話はよく聞きます。

いえ、むしろ経営者のほとんどは孤独です。

経営者は1人だからです。

従業員の数は会社によってまちまちですが、経営者は間違いなく1人です。

もちろん、共同経営者という形で2人の会社もあるとは思いますが、社員に比べれば間違いなく少ないはずです。 

ここでは、1人の経営者として話を進めます。

人は雇う側か、雇われる側、あるいは個人事業主のどちらかです。

そのどちらも意識が違います。

社員は、会社に尽くすことで報酬が貰えます。
会社にとって良い社員とは、会社の方針に忠実に従ってくれる人です。

しかし、そんな社員ばかりではないので、経営者はいかに社員教育をするかで会社の発展が決まります。 

しかし、雇われる側の意識を変えるのは容易なことではありません。

社員は何を考えて就職し、何の為に働いているのか?

そもそも、人はなぜ働く必要があるのか?

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