PTAに上位団体は必要ない
PTAをやっていて、子ども達・保護者・学校・周辺PTAと関わることで本当に有意義な経験がたくさんある。
色々な場所や人たちから得たものを還元して、未来のメンバーへ繋げるために今の自分があると思っている。
でも、日本全国では様々な問題が起きている。
なぜか?
その原因の大きな理由に上部団体と呼ばれる組織がある。
日本PTAを筆頭とした各地域の連合会だ。
彼らは末端の会員のことは見ていない。
子ども達を見ていない。
時代の動きを見ていない。
見ているつもり。
貢献しているつもり。
対応しているつもり。
その中で苦しんみ疲弊している人々がいても、見ないふりである。
行事のスキーム、予算の用途、会としての理念、子ども達への貢献、組織としての透明性、これらの責任を置き去りにした前例踏襲での運営。
まさしく言葉だけの改革
先日出席した会において、ある地域で起きているトラブルの原因に上部団体への分担金と呼ばれる事実上の上納金があると聞いた。
その際に、ある重役が言った
「現在、各世帯から徴収している金額に対して、分担金は微々たるものである。それは皆さんの負担になっていないはずだ。」
もう感覚が違う。必要のない、メリットのないものに対して支払うべき予算なんか1円もないのです。
子どもたちの利益につながらないものに対して払ってはいけないのです。
PTAに加入するメリットがなんなのか?これを理解してもらえなければ離脱者は続く。このテーマに対して明確な回答はないのか?
同じ重役は続けた
「日Pなどの大会に参加し、様々な方々から話聞いて交流することで大きな学びがある。」
これは一義的には間違っていない。
人間的にも悪い人ではないし、悪気なんか1mmもない。
しかし、これは各県や市町村の役員などに選任されたごく一部の会員だけが享受するものである。
私や役職があるから、その恩恵を受けることができる。
しかし、普通の会員は一切ない。
もっと言えば、我々のような役職者が恩恵を受けるために予算や人員を搾取されているという状況である。
私たちは、考えなければならない。
誰のために動くのか?
最初に学校に行ったときに思ったはずだ。
「息子(娘)のためだ!」
ここさえ見失わなければ、軌道修正はできるはずだ。
今からでも遅くない。
変わらないならそんな上位団体は必要ない。
保護者と教職員は、子どもたちのために行動すればいい。
それができない団体なら、その一員でありたくない。
子どもや仲間たちのために共に戦えない者のために苦しむのはごめんだ。
いらない組織となっている現状を受け止める。
スタートはそこからだ。