続・現役PTA会長がクビになる話

なかなかの経験をした。
正直言って、市町村PTA連をナメていた。
こんなに愚かだと思っていなかった。

以下は経緯となります。

先の記事でも書いたように、市町村PTA連から退会するとなった途端、市町村PTA連の副会長を解任された。

その対応は非常に冷たく、説明・協議・調整の場は一切設けられず辞任を勧告され、固辞したら解任を通知された。
その間、およそ1分。

2年間、家族との時間やプライベートを犠牲にして参加していた団体に、1分間の電話で解任された。

数日後に開催される総会への出席も禁じられた。
総会の中では、解任と宣告したにもかかわらず解任ではないと発表されたとのことだった。

臭い物には蓋をして、死人に口なしということかと、憤りを感じた。

だが、時間がたつと少しだけ彼らのことを理解できた。
さすがに彼らの仲間として十分な資格があるとは言い切れない自分もいた。
悲しいが、全ては自分が決断した結果であると納得していた。

ところがである。
こんな私に取材のオファーが来る。
現役の市町村PTA連の副会長が退会したことは、それなりにショッキングだったようで、県内のメディアからのものだった。

しかし、私のもとには解任通知が届いていなかった。
先の記事でも記載しているが、解任を宣告された際に真っ先に要求したのが解任通知文書の発行であった。
これが発行されるのを今か今かと待ったが、総会終了後1カ月たっても一切の連絡が無い。

業を煮やして、市町村PTA連にメールを送る。
ところがである解任通知は送らないと返信が来る。

そこから夏休みもあって2か月ほどかけて、ようやく市町村PTA連から「任期満了しており、解任には至っていないため発行しない」旨の記載があった。

信じられなかった、この間、市町村PTA連からの説明は一切なかった。
解任が取り消されたことも、任期満了となったことも。
総会に出席することも禁じられ、仲間と思っていた方々への挨拶の機会も奪われたにもかかわらず、私とのやり取りは無かったことにしようとされた。

怒りもそうだが、大いに呆れた。
この程度の団体だったのかと。

主導権が誰にあるのかわからないが、会長だろうが、事務局長だろうが程度が知れたという感じだ。
この処分の意図はわからないが、当事者である私が完全に置き去りになっている。

これこそが市町村PTAが抱える全ての問題の本質だということを強く感じていたからだ。

行事の開催方式、研究大会などの動員や集金、事務局としての機能、彼らは【自分たちこそが主体だ】という意識で動いている。

会員のためや子ども達のためではない。
それがわかっていても動かない。

改めて痛感したことで、私には決着をつける覚悟ができた。

その日までは、市町村PTA連が誠実に対応したら、それですべて目をつぶろうと思っていたがやめた。

とことん行ってみることにした。

ひとまず最初のステップとして、協議の場を設けることにした。

非常に楽しみである。

続く


“市町村PTA”

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