ドジャース 大谷翔平選手のWS優勝を見て気づいたこと

ドジャースの大谷翔平選手がWSで優勝しましたね。地元ではパレードも行われたようで、日本の報道も大谷フィーバーです。

大谷翔平選手のWS優勝は、多くの人が喜んでる一方、口を揃えていってたことがあります。

「ほんとに、優勝したねー!」

と。

これ、アナウンサーや野球人だけじゃなく、野球ファンの人たちも同じようなことを語ってました。僕の地元沖縄のローカルな番組でも全く同じコメントです。朝の情報番組のコメンテーターも同じことを言う人もいて。

なんかね、僕はこの言葉に少し違和感があるんですね。どこに違和感があるかと言えば「ほんとに」という部分です。おそらく、この言葉の裏には、もしかしたら優勝できないかも・・・、と言う意味があると思うんですよ。

ご存知の通り、大谷選手は、マンダラチャートというものを使って、目標設定してます。マンダラチャートとは、9つのマスを埋めていき、さらに派生して9つを埋めていくという、ちょっとした思考術の類です。大谷選手は小学生の頃から、このマンダラチャートを使っていて、一つ一つの目標を設定し、そして叶えていきました。今回のWS優勝も、目標の1つだったんですが、当時の目標は20代でWS優勝だったんですけど、今回優勝した大谷選手は30代。でも、目標達成はしたんです。

大谷選手のマンダラチャートで目標達成するのは、メディアでも紹介されていたので多くの人が知ってると思います。そんな彼を凄いと思う一方で、中には、「ほんとに紙に書くだけで目標達成するのか」というふうに妬みではないけど、疑っている人もいたと思うんですね。それで、WS優勝を見て、でてきた言葉が、

「ほんとに、優勝したねー」

この言葉の裏には、紙に書くだけで目標達成はできないとか、マンダラチャートで目標達成って(笑)、みたいに内心思っていて、「無理だろ」そんな意味が込められとると思うんです。で、そういう人の思考はおそらく、自分に自信がないと人で、自信がないからこそ疑ってしまうんじゃないかと。

自信とは、自分を信じると書きます。だから、自信をもつなら自分を信じてないといけない。しかし、自分を本気で信じられる人ってどのくらいいるでしょうか。

自分を信じることって、本当は難しくないと思うんですよ。でも、多くの人がそれができない。結果、自信がないと感じる。

世界中の人を敵に回したとしても、たとえ家族や友人、兄弟、犬は猫のペットまでが敵になったとしても、自分だけは自分のことを信じなければいけませんよね。自分を信じるということ、これ、すごい大事なことだと思うんです。で、それが自信にもつながるし。

「自分を信じて自信を持つなんて、そんなのできない」

そういうふうに思う人もいると思うんですけど。で、少し考えてみたんですね、そしたらあることがふと過ったんです。それは何かと言うと…

僕は大型バイクに乗ってます。大型バイクに乗るのには大型バイクの免許が必要で、取得し、はれて大型バイクを手に入れたら、まぁ普通にバイクでツーリングしますよね。その際、バイクでツーリングする時って、普通に乗り始めます。別に、これから死ににいこうとか、事故しようとか、そういうふうに思わないんですね。絶対に、また家に帰ってきて、バイクを洗車しようとか、今日のテレビ何見ようかなぁとか、そういうことを思ってバイクツーリングしに行くわけです。

何が言いたいかと言うと、バイク乗る時って事故るとか死ぬとかそういうことを考えずに、無事に帰ってくるという変な自信があるんです。もちろん不可抗力的なことはあるかもですよ。でも、「俺はバイクツーリングでは事故らない、死なない」。そういうちょっとした自信みたいのがあるんです。これは、決して自分のライディングテクニックがあるとか、バイクに乗るのがうまいとか、スキルが高いとかそういうことではなく、なんとなくな自信があるんですね。つまり、自信というのは、おそらくそういうことじゃないかと思います。

つまり、自信というのは、目を青色にして髪を金髪にして逆撫でて、フルパワーマックスでお叫び上げて、スーパーサイヤ人になることではないと思うんです。もちろん、そういう時があってもいいと思います。でも、自信というのは、フルマックスで限界を超えるようなものでもなくて、もっと淡々と静かに、深淵の大海原のような、ゆるぎない感じ、そして当たり前のようにそこにある、そんな感覚だと思うんですね。

自信とは、そんなに大それたことじゃなくて、自分を信じるという事はそんなに難しいことでもなくて、ただそこにあるものであり、ただやるだけだと思うんです。ごく当たり前のことのような感じで、僕はそう思います。

それに、こういうのって、本当は誰もがもってるもんだと思うんですよね。けど、それに気付けない人もいるんじゃないかなーって思います。

そんなことを、大谷選手のWS優勝を見て、また、コメントをする人たちを見て、なんとなく気づいたというか、思いました。

自分を信じられない人、自信がない人、本当はもっと気軽に考えても良いかもしれないとね。自信ってやつは、持つもんじゃなく、ただそこに「ある」もんだと。

大谷選手も、マンダラチャートでWS優勝って書いてましたけど、そこに自信があったかどうかではなく、ただ、目標に向かって進むだけ、みたいな感覚で目標設定したんじゃないかって思いました。

そう思ったら、なんだか、これからの人生目標も、そんなライトな感じで設定してもいいかもしれませんね。早速、やってみようかな。

あ、言いそびれました。
ドジャース 大谷選手、WS優勝おめでとう!


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