「じいちゃんが”素直になれ”と言っていた意味」(講師との出会いで成せた私なりの理解)
皆さん、おはようございます。
ryukoです。
皆さんは、「素直」という言葉を
どう受け止めますか?(笑)
今日は、祖父が残してくれた
「素直」になれ…
ということについて書きたいと思います。
…祖父が亡くなり、かれこれ20年近く経ちました…。
子どもの頃は、よく一緒に遊んでくれたものです。
うちは拡大家族だったので祖父母も同居していました。
あまり父や母が一緒に遊んでくれなかったため
祖父の存在は大きかったです。
庭で一緒に花火をしてくれたり…
本を買ってきてくれて一緒に読んでくれたり…
羽目を外しすぎて私たちと一緒に
祖母から怒られたり(笑)
子ども目線で、はしゃぐことのできる祖父でした…。
そんな祖父の口癖を今でも覚えています。
「返事は、はい!だ」
「素直になれ」
これはよく言われました!(笑)
んまあ「返事は、はい」…は
すんなり受け止められたため
今でも名前を呼ばれたりすると
相手が誰でも
「はい」
と返事をしています。
問題は
「素直になれ」
のほうでした。
思春期になると口答えばかりしていた
私に向かってよく言っていました。
…まずもって
「素直」になるということが
どういうことか理解できてなかったです。
私は自分に「正直」であることが
「素直」だと思っている節が強かったからです。
自分の心に嘘はつけない。
生意気にも、ひねくれた解釈をして
よく祖父と喧嘩になりました。
それからというもの、社会人になっても
「素直」という言葉には敏感で
この言葉を聞くと無意識に反発し
論破したくなってしまいます…。
例えば、職場から…
「素直な純粋な心を忘れないように」
などのお達しがあると、同僚を巻き込み
「私たちは会社の奴隷じゃない。
自分たちの心に
素直であっていいじゃないか…。
どの立場に立って素直という言葉を受け止めるかは
本人の自由だ」
などと愚痴の話に花を咲かせたこともあるくらいです。
(↑ こういうところ!可愛くない!笑)
…しかし最近体験したことがきっかけで
考え方に変化が起きました。
ある講習をzoomで受けていた私は
その講師の先生から
「自分の講師としての批評を聞かせてほしい」
と言われたのです。
(個人的に電話している時に…)
他の受講生に聞いても
遠慮して答えてくれないとのこと…。
それが普通…
講師に直接
「もっとこうしてほしい」
という人は少ないでしょう…。
それなのに…
あろうことか私は遠慮なく言ってしまったのです。
「先生の熱量の高いその目がちょっと怖い!
表情を和らげた方がいい」
…すると先生は
「ありがとう」
と答えてくれましたが
すこし考え込むような口調に…。
そりゃそうだよなあ…。
もっと言い方があっただろうに
きっと講師を傷つけてしまった…。
ごめんなさい…。
次の講義の日
反省しつつ、緊張感を持って
講義に参加しました。
すると、どうでしょう…。
その先生は、いつもと違って
表情柔らかく声のトーンにまで
穏やかな雰囲気が漂っているではありませんか…。
幾分、他の受講生たちも笑顔で
積極的に発言をしています。
初めての経験でした。
あんな言い方をしたのに…。
自己変革をしようと
即時対応してくれた人の姿を
初めて見たのです。
「うわ…マジで?」
ぽっかーん…あんぐり…( ゚Д゚)
その時の先生の姿は目に焼き付き
尊敬の念が溢れてきました。
なんて素晴らしい先生なんだ…。
受講生の一人が言い放った言葉を
「素直」に受け止め
行動変容にまで持ってくるその行動力…。
きっと心が傷つき、葛藤や戸惑いもあっただろう…。
そしてふと
祖父の言葉を思い出したのです。
「素直になれ」
ああ、こういうことなのか…。
【人に指摘されたとき、まず受け入れ
行動に起こしてみる…】
40代中年になってから
「こんな人になりたい!」
と、思わせてくれた人との出会いで
祖父の言葉をようやく理解できたのです…。
先生…
ありがとうございます。
先生のような「素直」な方との出会いがあって
気づかされました…。
本当に良かったと感謝します…。
そして言い方が悪かったこと
心から反省しています…。
じいちゃん…
じいちゃんの言葉の意味が
今更、分かったような気がする。
こんな歳になって
それを気づかせてくれた人に出会って…。
遅かったかもしれないけど
少しだけわかったよ…。
じいちゃんが生きていたら
きっと喜んでくれただろうなあ…。
ごめんなさい。
口答えばかりして…。
「素直」
でなかった私を許してほしい…。
これからの私は
「素直」
に対して今までとは違う心で
受け止めることが出来るでしょう…(笑)
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