4歳の運動会 初めて出来た友達はADHDだったかも…な思い出(Iくんが教えてくれたマイワールド)
皆さん、おはようございます。
ryukoです。
今日は、運動会の思い出をもう一つ書きたいと思います。
ある男の子との出会いで「マイワールド」な生き方を
教えてもらった思い出です…。
振り返って考えてみると、彼はもしかしたら
ADHD(注意欠如・多動性障害)を持っていたのかもしれません…。
保育所では先生との縦の関係性、
同世代の子どもたちとの横の関係性の中で
集団行動や規律について徐々に学んでいくようになります。
入園式から保育所に通うのが苦痛だった私…。
以前のブログにも書きましたが、脳内がこまっしゃくれてて
おどおどした性格だったので…
(今もあまり変わっていないと本人は思っているのですが 笑)
先生の言うこともちゃんと聞きます。
みんなも先生の言うことを聞きます。
…だけど一人だけ席に着くことが3分も出来ず
立って走ったり急に歌を歌ったり先生の言うことを聞かず
注意を受けたらパニックを起こして
泣きながら暴れまわる子がいました。
それがIくん…。
私はみんなにあまり積極的に声をかけることもしなかったので
当然彼とも話したことはなく(入園して半年経っていました)
また彼も一人で遊んでいることが多かったように思います。
普段は先生もみんなも冷たい目で
彼を見ていました。(なかには優しい先生もいましたよ)
彼が話しかけても適当にあしらって
まともに相手をしない…。
すぐ大きな声で叱る…。
「あっち行って」っていつも言われてる…。
私は…
あーぁ、また叱られてる…。
言うことを聞いとけばいいのに…。
…と思っていました。
そうです。私も冷たい目で見ていました(反省)
でも、でもですよ?
保育所行事があるとやたら笑顔で優しく接する先生…。
↑ なんだそれ?
笑顔で駆け寄り抱きついたり話しかけるみんな…。
↑ なんだそれ?
子ども心に気持ち悪い違和感を持ったことを
覚えています。
なのに当の本人は冷たくされても優しくされても
気にする様子なくマイワールド…。
いつも笑顔で自分の好きなように行動します。
例えその場が運動会でも…。
彼の競技中も競技の合間も常に先生がそばで見張っています。
彼を半分拘束するように…。
普段と違う気持ち悪い笑顔を浮かべながら…。
彼は好きではない競技の時は、無表情で先生に従うか、暴れるか…。(笑)
大好きな歌やダンスの競技は先生を振り払い
輪の中心に一人かけっていって、こぼれんばかりの笑顔で
全身表現しながら楽しそうに…。(笑)
そんなIくんを見て私は羨ましくなりました。
他人が例えどんな態度でも
お構いなく自分の心を素直に表現できること…。
一番覚えているのは「かけっこ」です。
彼と私は一緒の組でした。
「よーい、どん」の合図で走り出します。
走り出した私はふと気になって後ろを振り返ります。
ほーら、やっぱり…”(-“”-)”
彼はコースからはみ出して、別なことに気を取られているのか
ゴールなんて見えちゃいません。
先生が駆け寄ろうとしている姿も見えます。
とっさに
「またIくんが先生に叱られちゃう!」
そう思った私は勇気を出し、ゴールを目指すという
「型」から外れて彼の元に駆け戻ります。
(一見、問題児が2人 笑)
今思えば、運動会なので先生に叱られることはなかったでしょうがね…
そしてドキドキしがら無言で手を差し出します…。
すると彼はキョトンとしつつも私の手を取ってくれたのです。
普段、誰とも手をつなぎたがらないのに…。
そして2人で手をつないでゴールしました。
(2人ともチョー笑顔だった… 笑)
覚えている彼の手は
私より白くて…
柔らかくて…
指が長くて…
きれい…
…だったこと…(実はちょっとショックだったけど 笑)
彼はなぜ、嫌がらずに手をつないでくれたのかは不明ですが
彼の「マイワールド」に入れてもらえたような嬉しさが…。
だって、私は女の子集団には受け入れられていなかったので(笑)
その後、彼の気が向いた時は一緒に遊ぶようになりました!
初めての友達です!!!
…が、すぐに彼は転校…(表現あってる?笑)
せっかくできた友達を失った私…
また一人になりました…
しかし今でも時々、Iくんを思い出します。
あの笑顔と天真爛漫さを…。
少々知的障害を持っていたかもしれないIくんは
「マイワールド」炸裂で
4歳の私にはまぶしい存在でした。
出会ってくれてありがとう。
今でも、キラキラの笑顔で過ごしてくれていますように…。
P.S
ただの思い出話に付き合ってくださった皆さん
ありがとうございました(笑)
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